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品質不具合未然防止のための

FMEA・DRBFM基礎効率的効果的活用法ポイント
【会場/WEB選択可】WEB受講の場合のみ,ライブ配信/アーカイブ配信(7日間、何度でも視聴可)

 

オープンセミナー 会場受講WEB受講

エレクトロニクスコンサルティング機械

FMEA,DRBFMの本来の姿・使い方,デザインレビューでのFMEAの効果的な使い方,効率の良い未然防止活動,インタビュー形式によるFMEAの効率よいスタート法,FTAとの連係によるFMEAの効果アップ方法,顧客・協力会社へのFMEA・DRBFMの対応について,豊富な経験に基づき分かりやすく解説する特別セミナー!!

 

講師

CS-HK 代表 上條 仁 先生

元 (株) 日立製作所

東京農工大大学院 非常勤講師

講師紹介

日時
2025/6/17(火) 10:00〜16:00
会場
受講料

(消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円

※WEB受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。

テキスト
製本資料(受講料に含む)

受講概要

受講形式

会場・WEB

受講対象

・FMEAやDRBFMをやっているけども、やり方への疑問や、効果が上がらないと思う方

・不良や事故・故障の未然防止をしっかりとやりたい方

・FMEAをちゃんとやりたい方、本気で取り組みたい、取り組むべきと考えている方

・未然防止活動において、より効率的で有効なやり方を学びたい方 ・デザインレビュー(DR)においてもFMEAやDRBFMが有効活用されていないと感じている方

・顧客要求にてFMEAを作成している方、協力会社(協力会社)へFMEAを要求している方 (営業・資材や購買の顧客や協力会社の担当の方もOKです)

・製品企画、設計開発、試作・製造、生産技術、設備、品質保証に関係する技術者、管理者 など

 

予備知識

・特に必要としません、わかりやすく解説します。

習得知識

1)FMEA、DRBFMの本来の姿、使い方

2)デザインレビューでのFMEAの効果的な使い方

3)効率の良い未然防止活動のやり方、インタビュー形式によるFMEAの効率よいスタート法

4)FTAとの連係によるFMEAの効果アップ方法

5)顧客や協力会社へのFMEA・DRBFMの対応 など

講師の言葉

FMEA・DRBFMが役にたっていますか、実施効果を実感できていますか?そうでないのは形だけになっているからではないでしょうか?何故、何のためにFMEAをやっているのでしょうね?  

 本来は未然防止のためですが、未然防止=FMEAではありません。DRを必須としている企業も多いですが、資料として添付してあるだけ、そもそもDRに参加している管理職がFMEAの見方もわかっていない、添付していないとDRが通らないから、というものも散見されます。  

 FMEAやDRBFMシートの欄を埋めるだけで未然防止ができるのなら楽なこと。また、DRの場だけでは、それはできません。本気で取り組み、効果を出すためには、未然防止との関係をはじめとして、基本的なこと、あるべき姿、実施時期・体制はどうあるべきか、それを理解することです。  

 FMEAとは、トヨタ流のDRBFMとの関係、未然防止活動における位置づけ、効率的な実施時期、DRでの有効活用法、そのためのDRの有るべき姿等、基本的なことから解説します。

受講者の声

現在抱えている課題のブレイクスルーとして、とても有意義なセミナーでした。単純に標準化の手法を教えて頂くのではなく、「なぜ必要なのか」や「○○はなぜダメなのか」、「そもそも標準化とは何なのか」など、周辺の考え方なども分かりやすくご説明頂けたところが良かったです。特に「標準は守らせるものではなく変えていくもの(=高度化)」「改定を重ねることを前提として活動を進める」というのが心に響きました。

FMEAについては概要を知っているだけだったので、この手法を導入する目的・成果からまずはしっかり把握し、事前の社内システムや対応・フィードバックが非常に重要だと理解できたのが非常に参考となった。

弊社ではFMEA、DRBFMを作成する前に事前準備が必要という概念が無く、いきなり製作していた。また、故障モードは機能の否定が必ずあった。上記のようにFMEAの考え方を改めさせられ、よい勉強になった。

上條先生の経験談や、ご本人曰く少し逸れたお話も、個人的にはとても面白く感じました。淡々と進む講義よりも、今回のような講義の方が楽しみをもって聴講できます。

設計段階からのFMEAをしっかり作って行く事が大事だと思いました。現状、後引き型になっているので前に持っていけるように設計とも相談して進めて行きたいです。

プログラム

1.役に立たないFMEA、    意味の無いDRとは

(1)FMEAの実態:役に立っていない事例


(2)DRがうまくいかない、パワハラDR?

2.未然防止活動の基本

(1)未然防止と品質保証
(2)未然防止の3区分の必要性、FMEA・DRBFMの位置づけ
(3)DRBFMとは:FMEAとの関係
(4)実施前後の活動が重要
(5)未然防止活動の効率的な実施時期とは
(6)狭く深く、重点化実施すること

3.FMEA・DRBFMの作成、  効率良いFMEA作成

(1)設計FMEAと工程FMEAの区分けとは
(2)FMEA及びDRBFMの作成手順
(3)インタビューFMEAによる効率アップ
(4)FMEAの使い分け:顧客要求対応・取引先への依頼

4.DRにおける有効活用

(1)そもそものDRとは
(2)DRが誤解されている
(3)DRの分類、DRBFMとの明確化の必要性
(4)DRの効率化により未然防止を有効活用すること

5.FMEA・DRBFM見方、   考え方の演習

(1)IATF16949・FMEA書式


(2)DRBFM書式

まとめ

まとめ


質疑・応答

略歴

1983年 (株) 日立製作所入社 日立工場パワーデバイス開発センタにて電力用半導体設計開発

1997年 半導体グループ汎用半導体事業部・自動車用半導体設計開発

1998年 半導体グループ品質信頼性保証本部ISO9001/QS9000(現IATF16949)事務局 品質機能展開 (QFD) にて日立全社普及展開活動推進

2002年 (株)日立製作所を退社し、コンサルタントスタート

著書

「本当に役立つTRIZ」日刊工業新聞社(2008年)共著 「常識をくつがえすモノづくり発想法講座」工学研究社(2010年)共著 「本気で取り組むFMEA」日刊工業新聞社(2018年)