
受講概要
- 受講形式
WEB受講のみ
※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。
- 受講対象
業種や所属部署、レベルは問いません。
- 予備知識
ろ過とフィルターについて一から説明しますので、予備知識は必要ありません。
- 習得知識
1)ろ過の基礎知識
2)フィルターの基礎知識
3)ろ過方式選択のための基礎知識
4)フィルター選定のための基礎知識 など
- 講師の言葉
選定したフィルターが思ったような性能を発揮しなかった、同じろ過精度のフィルターでもメーカーごとに性能は大きく違った、どうもフィルターメーカーと話がかみ合わない、というご経験はありませんか?これらはフィルターやろ過に関する誤解から生じている場合が多く見受けられます。このセミナーを受講していただき、ろ過とフィルターの正しい理解と知識を得て、皆様のろ過とフィルターに関する疑問や不満の解消の一助になれば幸いです。
ろ過とフィルターについて基礎から勉強しなおしたい方、現在お使いのフィルターの性能や寿命に疑問をお持ちの方、ろ過方法やフィルターの選定にお悩みの方は、是非、このセミナーを受講ください。
また、新人研修の1プログラムとしてこのセミナーをご活用いただくのも効果的です。
プログラム
1.ろ過とは (そもそもろ過とは何か?)
1)ろ過とフィルターの定義
2)ろ過の種類
a)粒子サイズを表す単位
b)除去対象のサイズによる分類
c)除去対象の捕捉のされ方による分類
d)清澄ろ過と分級ろ過
e)全量ろ過と部分ろ過
2.ろ過とフィルターの基礎 (フィルターはどうやって粒子を 捕まえるのか?)
1)粒子捕捉のメカニズム
2)フィルターの種類と構造
a)ろ材の材質
b)フィルター形状
c)ハウジング
d)シール方法
3.ろ過の操作法(ろ過といっても色々な方式があります)
1)デッドエンドろ過とクロスフローろ過
2)連続ろ過とバッチろ過
3)シングルパスろ過とバッチろ過
4)液/液分離、気/液分離(コアレッサー)
4.フィルターの性能(フィルターの性能はメーカー毎に違う?)
1)除粒子性能
2)流量特性
3)集塵容量
4)完全性試験
a)バブルポイント試験
b)フォワードフロー試験
5.フィルターの選定方法(どんなフィルターをどうやって選ぶか)
1)検討項目
2)ろ過後の清浄度レベルの評価法
3)ラボスケール試験・フィールド試験
6.フィルター製品への応用 (代表事例の紹介)
1)半導体製造工程用途
2)溶融ポリマー用途
3)食品用途
4)自動車製造工程用途
略歴
1990年3月:国立岡山大学大学院工学研究科合成化学専攻修了
1990年4月:NOK株式会社入社
2004年4月:日本ポール株式会社入社
ろ過・分離・精製に関わる問題解決や改善提案、顧客向けセミナーなどの業務に従事。
ISO/TC131/SC6(油圧)とISO/TC20/SC10(航空宇宙)の分科会委員。