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材料力学・破壊力学,金属材料・腐食に関する基礎習得のための

初学者のための応力腐食割入門

【WEB受講(Zoomセミナー)ライブ配信/アーカイブ配信(7日間、何度でも視聴可)

オープンセミナー WEB受講

エレクトロニクス化学機械環境・エネルギー

応力腐食割れによる部材の破壊,応力腐食割れに及ぼす影響因子,実験の基礎,応力腐食割れに関する寿命評価の基礎について,豊富な経験に基づき,初級者にも分かりやすく解説する特別セミナー!!

講師

静岡大学工学部機械工学科・准教授 藤井 朋之 先生

博士(工学) 

講師紹介

日時
2025/4/17(木) 10:00〜16:00
会場
※本セミナーはWEB受講のみとなります。
受講料
(消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト
PDF資料(受講料に含む)

受講概要

受講形式

WEB受講のみ

※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。

受講対象

製造業務にたずさわって2~5年の若手技術者

新人の方(初級者の方) など

予備知識

特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします。

習得知識

1)応力腐食割れによる部材の破壊について
2)応力腐食割れに及ぼす影響因子について
3)応力腐食割れ評価のための実験の基礎
4)応力腐食割れの寿命評価の基礎 など

講師の言葉

 機械部品の破壊は、経済的損失を招くだけでなく人命が失われる大惨事につながる可能性があることから、その製造に際しては材料選定,設計が注意深く行われているはずです。しかしながら、機械部品を長期間使用した際に破損・破壊することが散見されます。その中でも,材料・環境・応力が特定の条件になった際に生じる応力腐食割れ(Stress Corrosion Cracking,SCC)は、高耐食性の金属材料にも生じることや各種非破壊検査等によっても発見しにくいことから、考慮すべき損傷形態です。SCCの本質は腐食であることから、その講習会は腐食の観点から行われることが多いですが、応力や変形といった力学については説明されないことも多く、SCCの理解の妨げになっています。

 本講義では、材料に作用する力と変形の視点から見たSCC現象とその評価方法について説明します。講義では、材料力学・破壊力学,金属材料・腐食に関する基礎についてまず説明します。その後、SCC現象とその機構について解説し、SCCを評価するための実験方法およびその寿命の予測方法を説明します。さらに、講師らが提案しているSCCシミュレーション手法について紹介します。最後に、寿命評価に関する演習(関数電卓が必要)を行います。

プログラム

Ⅰ.はじめに:応力腐食割れ理解の ための基礎学問

1.材料力学と破壊力学
①応力とひずみ
②材料の変形(引張,曲げ)
③切欠きとき裂
 (応力集中係数と応力拡大係数)


2.金属材料の基礎
①代表的な結晶と欠陥の構造
②弾性変形と塑性変形のメカニズム
③金属材料における腐食

Ⅱ.応力腐食割れの基礎

1.応力腐食割れの分類とその機構
①応力腐食割れ(狭義)の機構
②水素脆性の機構


2.各種金属の応力腐食割れの評価例
①オーステナイト系ステンレス鋼
②アルミニウム合金


3.応力腐食割れ試験方法
①材料力学に基づいた試験方法
②破壊力学に基づいた試験方法


4.防止対策
①材料
②環境
③応力

Ⅲ. 応力腐食割れの寿命評価

1.実験に基づく寿命評価


2.シミュレーションに基づく寿命評価
① モンテカルロ・シミュレーション
② 確率モデルに基づくシミュレーション

Ⅳ.演習

1.発見されたSCCき裂に対する
  余寿命予測

まとめ

まとめ

質疑・応答

略歴

2007年3月 名古屋大学大学院工学研究科機械理工学専攻 博士課程後期課程 修了
2007年4月~2009年2月 日新製鋼株式会社技術研究所
2009年4月~ 静岡大学工学部機械工学科(2016年9月まで助教,2016年10月から准教授)

著書
梶山文夫監修,金属材料の腐食防食技術大系,第2章第6節 応力腐食割れ(SCC),49-59頁.(他1編)

原著論文
T. Fujii, Y. Takeichi, Y. Shimamura, Stochastic model for intergranular stress corrosion cracking of stainless steel, International Journal of Mechanical Sciences, 286 (2025), #109888.(他83編)

所属学会

日本機械学会,日本材料学会,腐食防食学会