半導体の基礎原理、産業界における半導体の特徴の理解,半導体を活用してシステム製品をつくりあげる応用力,日本の半導体の歴史・現在の課題,今後の動向と未来予想図について,豊富な経験に基づき分かりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
国⽴⼤学法⼈東海国⽴⼤学機構 岐阜⼤学 特任教授 石原 秀昭 先生
元 株式会社デンソー 半導体部門部⻑
- 日時
- 2025/1/8(水) 11:00〜17:00
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
- PDF資料(受講料に含む)
受講概要
- 受講形式
WEB受講のみ
※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。
※Live配信のみ、録画視聴はありません。
- 受講対象
⾃動⾞産業のみならず、IT、通信、電機、鉄道、航空宇宙産業などに携わっている方(携わろうとする方)⾃動運転や電気⾃動⾞の性能を左右する⾞載半導 体(コンピュータ、センサ、パワー半導体)について関心のある方 など
- 予備知識
特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします。
数年の社会経験がある方が望ましいが、産業の分野は問いません。
- 習得知識
1)半導体の基礎原理(コンピュータ、センサ、パワー半導体)
2)産業界における半導体の特徴の理解(研究開発・半導体不足・品質問題対応など)
3)半導体を活用してシステム製品をつくりあげる応用力
4)日本の半導体の歴史、現在の課題、2025年から2030年、その先の未来図 など
- 講師の言葉
半導体は、⾃動⾞、鉄道、航空機、スマートフォン、データセンター等のあらゆる産業の競争⼒を産み出す打ち出の小槌であり、国家の経済安全保障の「戦略物資」と考えられている。
本講座では、
・半導体の基礎体系が分かるようになります。個別に深掘りしたい場合は、実践的な学習法を示します。
・先端技術をトピックスとしてでなく、技術進化の本流について相互関係を理解できるようになります。
・製造業への応用力として、開発環境と調達、品質上の注意点が分かるようになります。
・ぼやけている2025年から2030年、その先の姿について、未来図を提示して共有することにより、自分あるいは自社の考え方をつくる基盤を示します。・そして、なぜいま国内に新しい半導体工場を作るのか?「半導体不足」はなぜ起こったのか? センサと半導体はどう関係するのか?電動化(EV)や自動運転、生成AI(人工知能)の将来像は半導体の技術革新でどう変わるのか。
といった身近なようで実はよく分からない「半導体」へのもやもやした疑問に答えます。
プログラム
1 ⾞載半導体の歴史
1.1 内燃機関と半導体の出会い
1.2 カーエレクトロニクスの進化
2 半導体の基礎原理
2.1 シリコン半導体
2.2 化合物半導体
3 半導体製造技術と設計技術
3.1 ウエハ製造工程
3.2 微細化とムーアの法則
3.3 先端工場とクリーンルーム
3.4 アナログ回路
3.5 デジタル回路とコンピュータ
3.6 EDA ツール
3.7 品質問題と故障解析
4 最新の⾞載半導体技術
4.1 ⾃動運転システムの性能を左右する半導体
4.1.1 コンピュータ(CPU、GPU、NPU、
SoC、FPGA、メモリ、2.5D/3D 実装など)
4.1.2 センサ
(MEMS センサ、イメージセンサなど)
4.2 電気⾃動⾞の性能を左右する半導体
4.2.1 パワー半導体
(IGBT、SiC、GaN、Ga2O3など)
4.2.2 パワーエレクトロニクス
(コンバータ、インバータ)
5 今後の動向予測
5.1 複雑な半導体サプライチェーン、
そして半導体不⾜の原因は︖
5.2 ⾃動運転の性能を左右するセンサと
コンピュータの未来
5.3 電気⾃動⾞の性能を左右する
パワー半導体の未来
5.4 日本半導体の凋落、失敗から得た
教訓、そして今後の復活の⾏方は︖
5.5 ⾞載半導体の未来図
まとめ・質疑応答
まとめ
質疑・応答
略歴
1982 年 4 月 – 2021 年 3 月 株式会社デンソー 半導体先⾏開発部、IC 技術部、
電子基盤技術統括部 他 部⻑、担当部⻑
2021 年 4 月 〜 国⽴⼤学法⼈東海国⽴⼤学機構 岐阜⼤学 特任教授
研究分野
ものづくり技術(機械・電気電子・化学工学) / 電子デバイス、電子機器 / 組込みシステム、半導体集積回路、コンピューティング、IoT、AI
1982年名古屋大学大学院工学研究科修士課程修了後、同年日本電装(現デンソー)入社。
IC部に配属、車載半導体の研究開発と事業化に従事。オリジナル32ビットマイクロプロセッサをはじめ主要な車載半導体を開発。トヨタ自動車や国内外のクルマに数多く搭載し、累計3億個以上を市場に送り出すことによって自動車のエレクトロニクス化の伸展を支えた。この間、研究開発や製品設計、品質保証に携わり、産業界のフォーラムや学会での講演を通じていろいろな提言を行ってきた。2021年より岐阜大学にて、Society5.0時代の「ものづくり」人材育成に携わっている。
所属学会
自動車技術会
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