課題解決、品質向上、技術向上のセミナーならTH企画セミナーセンター

トラブル発生時のアプローチ・原因特定・診断方法・具体的対策を習得するための

モータ品質問題トラブル解決事例

【会場/WEB選択可】WEB:ライブ配信/アーカイブ配信(7日間、何度でも視聴可)

オープンセミナー 会場受講WEB受講

エレクトロニクスコンサルティング機械

トラブル解決のアプローチ手法,原因特定,対策方法,Goal(落とし所の決め方),量産時品質問題で何が発生するのか,予防策,モータシステム品質について,豊富な経験に基づき,具体的事例を交えながら解説する特別セミナー!!

講師

Noda モータテック事務所 代表  野田 伸一先生

工学博士(モータ博士)

講師紹介

日時
2024/12/19(木) 10:00〜16:30
会場
受講料

(消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円

※WEB受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。

テキスト
製本資料(受講料に含む)

受講概要

受講形式

会場・WEB

受講対象

モータ&インバータに関連のある方ならどなたでも受講できます。
モータシステム設計、開発、研究、生産、製造技術、品質、検査管理、営業を業務で扱っている方々。

予備知識

一般的な機械工学、電気工学の知識を持っている方

習得知識

1)トラブル解決のアプローチ手法、原因特定、対策方法、Goal:落とし所の決め方が習得でき、明日から使える。                                   
2)量産時や現地での品質問題において何が発生するのか、発生しないようにするにはどうしたら良いのかが分かる。                                  
3)モータシステム品質は経験とノウハウの積み重ねで難易度の高い業務であるが、すんなりと学べる。

講師の言葉

 モータは、洗濯機、エアコンなどの家電製品、産業用、工作機械や建設機械、最近では電気自動車(EV)が注目され、幅広い分野で使用されている。モータ性能向上に小型、軽量、高速、高効率などの幾多の技術改良がなされてきた。その中で、モータを使う側およびモータを開発・製造する側で現場実務やシステム開発において、品質トラブルに遭遇する場合が多々ある。その時に対処方法、解決方法に困惑することがある。
 本講座ではモータのトラブル対応に関して、予測法や発生したときのアプローチ手法、原因の特定、診断方法、暫定対策と恒久対策の違い、目標(Goal:落とし所)の決め方を解説する。モータの品質トラブルやその解決方法について多くの具体的な事例を通して解説する。
 モータシステム設計開発の実務に携わった48年間の経験とノウハウをモータ品質の1人者の講師の解説と実際に起こったトラブル事例の多数とその解決結果を紹介する。

プログラム

1.モータの品質問題とは

 ・モータの故障部位と故障要因、FMEA


 ・工場出荷検査(官能試験→自動化)の事例
 

 ・トラブル事例:モータ製造時の過去トラ

2.モータ保守と故障診断方法

 ・点検保守、振動法、温度管理
 

 ・電流法によるモータ故障診断の方法
 

 ・トラブル事例:磁石のバラツキ、軸受ゴミ音、トルクリップル要因、経年寿命、故障診断

3.モータ絶縁・巻線

 ・巻線構成、許容温度、絶縁劣化、巻線欠陥、
 

 ・耐圧試験、サージ電圧、製品検査
 

 ・トラブル事例:インバータ運転レアショート、絶縁劣化の固定子電流法による検出

4.要素(軸受、オイルシール)

 ・軸受寿命、軸受グリース、高速対応軸受
 

 ・オイルシールのメカニズム
 

 ・トラブル事例:軸受破損、軸受電食、オイル漏れ

5.モータの騒音・トルクリップル

 ・振動原因、モータ電磁振動
 

 ・アンバランス振動、振動測定法・振動判定方法
 

 ・トラブル事例:PMモータ開発のトルクリップル事例と対策法

6.モータ振動と対策

 ・音の測定、音の判別、吸音機構、遮音と透過損失、振動絶縁
 

 ・モータのロータアンバランス動的修正二面法
 

 ・トラブル事例:相手装置とモータの組合せで発生する振動と対策

7.インバータ運転

 ・インバータ制御、仕様、現場での諸特性
 

 ・基板部品の耐振動
 

 ・トラブル事例:高周波電流漏れ、配線焼損、コンデンサの不良、コネクタの接触不良

8.トラブルの解決法

 ・FMERA分析、要因分析法、なぜなぜ分析、真因調査
 

 ・品質問題の解決へ⼿順、客先報告書の書き方
 

 ・トラブル対応:Goalの落とし所はどのように決めるのか

9.Q&A事例紹介 

 ・現場で絶縁や振動問題が発生した時のトラブル対処法はどのようにするのか?
 

 ・先行開発の段階で、量産時にどんなトラブルが起こり得るか予測できるのか?   
 

 ・なぜなぜ分析がうまくいかない理由、再現試験はどうすれば有効なのか?

 

 その他5件紹介

略歴

1982年芝浦工業大学を卒業

2000年三重大学にて「モータの振動騒音」で工学博士を取得

(株)東芝にてモータ(産業、鉄道、エレベータ、自動車、家電など)の研究開発・設計に従事(部長)

2013年Nidec(株)(日本電産)モータ基礎研究所にてブラシレスDCモータの研究開発、品質問題に従事(部門長)
     専門書5冊.特許58件、モータ関連査読論文55件、表彰歴(オーム技術賞など6件)
2023年Nodaモータテック事務所を設立
 技術顧問、セミナー講師、コンサルタント、専門書執筆に従事し、現在に至る

著作
(1) 1999年、電気設備に対する騒音対策、(株)フジ・テクノシステム出版、音の環境と制御技術 第Ⅱ巻.
(2) 2006年、誘導電動機の電磁振動と騒音の解析技術、電気学会技術報告、第1048号.
(3) 2006年、電磁振動&騒音設計、モータ固定子鉄心に作用する電磁力による振動現象、(株)三松株式会社出版所.
(4) 2011年、「モータの騒音・振動とその低減対策」、発行所 (株)エヌ・ティー・エス
(5) 2011年、静穏化&快適化、設計技術ハンドブック、モータ騒音振動の対策(株)丸善出版.
(6) 2014年、「モータの騒音・振動と対策設計法」 科学情報出版(株)
(7) 2023年 EMC 実践講座 モータの騒音・振動と対策設計法」 科学情報出版(株)
(8) 2024年 機械設計2月号 現場で役立つ モータの振動・騒音の基礎と低減対策法

学会・協会等
・モータ技術シンポジウム委員、
・IEEE(米国電気電子学会)
・日本機械学会
・電気学会