責任役員に対するGMP教育の考え方,製造部員が知っておくべき実務上の基礎知識,試験検査員が現状の作業内容を見直すポイント,品質保証部員(QA)が現状の作業内容を見直すポイントについて,仕事の現場に持ち帰り実践活用できるよう分かりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
医薬品GMP教育支援センター 代表 高木 肇 先生
㈱ハイサム技研 顧問,NPO-QAセンター 顧問
元 塩野義製薬
- 日時
- 2024/10/25(金) 10:00〜16:30
- 会場
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
- PDF資料(受講料に含む)
受講概要
- 受講形式
会場・WEB
- 受講対象
医薬品、食品、化粧品企業の製造部門、品質部門、品質保証部門、教育訓練責任者、文書管理責任者 など
- 予備知識
特別に必要ありません。
- 習得知識
1)責任役員に対するGMP教育の考え方
2)製造部員が知っておくべき実務上の基礎知識
3)試験検査員が現状の作業内容を見直すポイント
4)品質保証部員(QA)が現状の作業内容を見直すポイント など
- 講師の言葉
医薬品の品質は外観では分からないため、顧客は企業(ブランド)を信頼するしかない。
信頼性確保(組織を守る)のために、責任役員(上級経営陣)は患者さんに健康リスクを負わさないという信念、品質優先という価値観、高品質の製品を恒常的に安定供給するという「品質方針」を掲げ、職員はその実現に努める。これが改正GMP省令が要請する医薬品品質システム(PQS)の実践である。
こうした信頼性確保のために、役職員にどのような教育訓練が必要であるかを受講者とともに考える講座である。
- 受講者の声
講師の経験に基づく内容で説得力がありました。参考になるセミナーありがとうございました。
実践的な内容でよかった。社内の組織風土の改善や教育訓練に生かしたいと考えます。
講師の説明がとても分かりやすく勉強になりました。事例もあり自分事として聞くことができ有意義でした。
プログラム
1 GMP違反を起こさせないために
1.1 今、医薬品従事者に求められていること
1.1.1 GMPはルールベースからリスクベースに進化
1.1.2 医薬品品質システム(PQS)の実践要請
1.1.3 品質リスクマネジメント(QRM)の要請
1.2 GMP違反を起こさせないために経営陣(責任役員)の教育を
1.2.1 体質(Quality culture)に問題のある企業の特徴
1.2.2 責任役員の責務
1.2.3 コミュニケーションに不備があれば
1.2.4 責任役員にGMP教育が必要
1.3 あるべき教育訓練の姿
1.3.1 教育訓練の実効性が問われている
1.3.2 知識管理とはQRMスキル(知恵)の醸成
1.3.3 知識管理は集合教育の見直しから
1.3.4 6S活動から始めて10S活動へ
2 逸脱の再発防止のために
2.1 そもそも逸脱とは
2.1.1 そもそも、逸脱管理の目的は何?
2.1.2 現場では「小さい異常」は日常茶飯事
2.1.3 「小さい異常」を常態化させないのが肝要
2.1.4 異常と逸脱は分けて考えた方が良い
2.2 エラー防止のためにSOP/製造指図記録書の見直しを
2.2.1 ミス防止にはSOPが必須
2.2.2 ミスには2種ある
2.2.3 再教育はエラーの根本対策にならない
2.2.4 SOPの作成は作業内容の見直しから
2.2.5 製造指図書はSOPの簡略版(簡略化によるエラーリスク)
2.3 製造部門員への教育訓練
2.3.1 トラブルの多くは始業/終業点検で防げる
2.3.2 日常点検は五感を活用
2.3.3 事故原因で多いのは「ねじの緩み」と「給油」由来
2.3.4 日常点検は五感を活用
2.3.5 事故時の対処
2.3.6 異物源を知る
2.3.7 ヒトが一番の異物源
2.3.8 更衣の留意点
2.3.9 防虫対策の再点検
2.4 試験検査員への教育訓練
2.4.1 生データそのものの信頼性と有効性は大丈夫?
2.4.2 試験規格外(OOS)の処理
2.5 サイトQA員への教育訓練
2.5.1 コーポレットQAは外部監査できる?
2.5.2 製造を知らないQA員に逸脱は見抜けない
2.5.3 ALCOA+は5ゲン(現場、現物、現実、原理、原則)で確認
質疑・応答
略歴
元塩野義製薬株式会社製造本部次長
経口剤の連続生産技術開発や凍結乾燥注射剤の工業化検討、無菌製剤棟の構築プロジェクト遂行、アンプル注射剤・点眼剤製剤包装一貫工場の工場長、中国を始め国内外関連企業への技術支援業務に従事。
退職後は国内および台湾の後発医薬品・医薬部外品・健康食品企業の技術支援、ならびにGMP関連書籍の執筆、講演活動を実施。
出版物として「凍結乾燥のバリデーション」(共著)、「GMP・バリデーション事例全集」(共著)、「現場で直ぐ役に立つ製品標準書作成マニュアル」(共著)、「現場で直ぐ役に立つ 実務者のためのバリデーション手法」(共著)など多数。
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