キャビテーションのメカニズムと損傷問題解決策ノウハウ習得のための
キャビテーションのメカニズムと損傷問題の解決策
【会場/WEB選択可】WEB受講の場合のみ,ライブ配信/アーカイブ配信(7日間、何度でも視聴可)
キャビテーションの発生原因,キャビテーションのタイプ,キャビテーション発生の解析方法,気泡の発生,崩壊の機構,損傷機構・損傷対策について,豊富な経験に基づき,動画を交えて,分かりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
-
福井大学 名誉教授 工学博士 服部 修次 先生
- 日時
- 2024/10/15(火) 10:00〜16:30
- 会場
-
- 受講料
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(消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
※WEB受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。
- テキスト
- 製本資料(受講料に含む)
受講概要
- 受講形式
会場・WEB
- 受講対象
企業の技術、設備、製造、品質管理、設計、研究・開発部門のスタッフ
- 予備知識
必ずしも必要ありません。
流体力学機・械材料学の知識があれば理解が進みます。
- 習得知識
1)キャビテーションの発生原因
2)キャビテーションのタイプ
3)キャビテーション発生の解析方法
4)気泡の発生,崩壊の機構
5)損傷機構
6)損傷対策 など
- 講師の言葉
流体を取扱う機械や部材では,装置の小型化,高速化を推し進めるときに必ず直面する問題がキャビテーションです。
キャビテーションは,流速の増加に伴って発生する気泡の連続的な発生及び消滅現象であり,キャビテーションが発生すると,性能は低下し,振動,騒音が発生するだけでなく,部材が損傷して装置を破壊するなどの様々なトラブルが発生します。こうした問題を解決するには,キャビテーションの発生メカニズム,発生条件,損傷メカニズム,損傷に影響する因子を十分に理解し,把握しておく必要があります。キャビテーションが発生しない条件で設計するのが望ましいが,過酷な使用条件によりキャビテーションが発生してしまった場合に対処方法について材料面からのアプローチにより解決する手法について解説します。
本セミナーの講師は,キャビテーション損傷の問題に30年以上取組んでいる日本でも数少ない研究者です。当日は個別問題にも対応できるように質問時間を設定したいと思いますので,是非ご参加ください。
- 受講者の声
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今回のテーマについて、論文やインターネット上にある知識しかなく、専門分野の権威の講義が調教できて非常に有意義だった。
発生メカニズムや、最近のキャビテーション事情まで知見を広げ、いま行う試験に対して理解を深めることができたように感じます。今後は、今回ご教授いただいた知見を基に、世の中のキャビテーションの問題点に目を向け、試験の実施等から解決できるよう努力したいと考えております。 本日はありがとうございました。
キャビテーションという現象は、とりあえず知っているレベルであったため、メカニズムを知ることができてよかった。分かりやすい内容でついていけました。
有意義でした。内容的にもう少しセミナー時間に余裕が欲しかった。テキストで復習します。
実践的な内容でとても有用でした。動画説明もあり内容が分かりやすく大変ためになりました。
プログラム
1. キャビテーションの基礎
- ・キャビテーションの発生原因
- ・キャビテーションの様子と分類
2. 気泡の発生及び崩壊のメカニズム
- ・気泡の発生条件
- ・キャビテーション数の定義
- ・気泡崩壊のメカニズム
- ・Rayleigh Plessetの式
3. キャビテーション損傷の事例
- ・気泡崩壊による圧力
- ・船のスクリュー
- ・弁の壊食
- ・ポンプの壊食
- ・エンジンでの壊食
4. キャビテーション試験装置
・磁わい振動装置とキャビテーション噴流試験装置
5. 損傷のメカニズム
- ・気泡崩壊時の圧力
- ・各種金属材料の損傷過程
6. 損傷に影響を及ぼす因子
- ・温度
- ・音響インピーダンス
- ・流速
- ・キャビテーション数
- ・粘性(油中のキャビテーション)
- ・振幅
7. 各種工業材料の損傷
- ・炭素鋼
- ・ステンレス鋼(含二相ステンレス鋼)
- ・鋳鉄
- ・銅合金,チタン合金
- ・プラスチック
- ・負荷応力の影響
8. 実機でのキャビテーション対策
- ・ポンプ,水車,プロペラ,オリフィス,バルブでの対策
- ・各種表面被覆材料
講師紹介
略歴
1978.3 立命館大学理工学研究科博士課程機械工学専攻修了
1980.3 工学博士(立命館大学)
1980.12 福井大学工学部助手
1982.9 アメリカ合衆国ミシガン大学にて共同研究(1年間)
1984.9 アメリカ合衆国NASAルイス研究所(現グレン研究所)にて共同研究(1年間)
1991.6 福井大学工学部助教授
1995.10 フランスグルノーブル大学機械研究所にて共同研究(2ヶ月)
1998.3 福井大学工学部教授
2006.4 福井大学大学院教授
2015.3 福井大学定年退職
2015.3 福井大学名誉教授
著作
1. 新版キャビテーション-基礎と最近の進歩―
分担執筆,槇書店(2015)
2.Advanced experimental and numerical techniques for cavitation erosion prediction
(キャビテーション壊食予測に関する先進的な実験技術と数値解析技術) 分担執筆
Springer(2014)
3.ターボ機械協会指針,ポンプのキャビテーション損傷の予測と評価
分担執筆,ターボ機械協会(2011)
4.その他の著書 3編
5.学術論文 104編
所属学会・協会及び役職・活動状況
【日本機械学会,ターボ機械協会,日本眼鏡学会】
日本機械学会 フェロー会員(2006.3から2015.3),永年会員(2015.4~現在)
日本機械学会 北陸信越支部長(2014.3~2015.3)
日本材料学会 北陸信越支部長(2007.5~2009.5)
ターボ機械協会 代議員(2009.5~2015.5)
ターボ機械協会 ポンプのキャビテーション研究分科会 主査(2009.5~2015.5)
日本眼鏡学会 理事(1997.5~現在)
日本眼鏡普及光学機器検査協会 理事長(2020.7~現在)
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