ESD対策のアプローチ習得のための
電子デバイス分野における静電気(ESD)対策基礎講座
【WEB受講(Zoomセミナー)*Live配信のみ、録画視聴はありません。

セミナー
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IEC 61340・RCJS規格が推奨する基本対策,静電気測定の基本,イオナイザーによる静電気対策の基本,評価・管理の基本,拡散性材料による静電気対策の基本,拡散性材料の評価・管理の基本,静電気放電検知について,基礎から分かりやすく解説する特別セミナー!!
講師
シシド静電気株式会社 営業本部 技術営業 上席顧問 山口 晋一 先生
博士(工学),RCJ静電気管理システム審査員,主任ESDCコーディネータ
日時
2024/9/6(金)13:00〜16:30
会場
※本セミナーはWEB受講のみとなります。
会場案内
受講料 (消費税率10%込)1名:38,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:33,000円     ※別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。
テキスト
製本資料(受講料に含む)
講師
シシド静電気株式会社 営業本部 技術営業 上席顧問 山口 晋一 先生
博士(工学),RCJ静電気管理システム審査員,主任ESDCコーディネータ
日時
2024/9/6(金)13:00〜16:30
会場
※本セミナーはWEB受講のみとなります。
会場案内
受講料 (消費税率10%込)1名:38,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:33,000円     ※別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。
テキスト
製本資料(受講料に含む)
受講形式
WEB受講のみ
 ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。
 ※Live配信のみ(録画視聴はありません)


受講対象
業  種:電子デバイス製造に関係する企業様
所属部署:品質管理、生産技術、研究開発(製造装置メーカー様)
レベル :初心者の方から経験者の方まで


予備知識
・IEC-61340 5-1・5₋2規格
・RCJS規格


習得知識
1)IEC 61340・RCJS規格が推奨する基本的な対策
2)静電気測定の基本
3)イオナイザーによる静電気対策の基本
4)イオナイザーの評価・管理の基本
5)拡散性材料による静電気対策の基本
6)拡散性材料の評価・管理の基本
7)静電気放電検知の基本


講師の言葉
 電子デバイス製造工程において、静電気帯電を起因とした不良・不具合問題の事例が多くなってきました。それに伴い、静電気放電(ESD)対策に関する対応が年々増えており、その内容も複雑かつ難しい(低電位管理)内容になってきております。この様な背景は、ESD対策において当初は人体帯電対策(HBM)が主要な対象でしたが、その後帯電したデバイスの対策(CDM)、電子基板からの放電(CBE)やケーブルからの放電(CDE)等様々な物の帯電が要因となるケースが増えてきているからです。
 更に、PCBの実装・製品組み立て工程におけるESD問題も、報告がされております。加えて、LSI製造技術が進展しチップレット技術の採用に伴い、更なる対策(±30V以下)が求められています。これからのESD対策の為には、問題に対しての新たな認識や知識が求められてます。
 本セミナーは、静電気の基本を再認識し、ESD対策に関する基本的なアプローチについて解説します。更に、最近の動向や計測器を用いた実演を参考に、効果的な静電気対策方法などを分かりやすく説明します。海外で言われている、静電気対策に関する間違った認識
 ・クラス0技術(HBM 250V以下の対策)にはANSI S20.20(IEC規格)で十分
 ・HBM(人体帯電)の故障がESD故障の大半を占める
 ・回路基板(PCB)は常にデバイスよりもESDに弱い
 ・気流は帯電の原因
 ・ESDには湿度管理が不可欠
 ・電界計(静電気測定器)は装置内部の正確な帯電測定を行う
 ・ESD故障の90%はレイテンシ(潜在不良)故障である

プログラム

I.静電気対策初級編:
1.静電気の基礎
・静電気とは?(静電気利用と問題)
・電荷・静電容量・電位
・静電気発生のプロセス(摩擦・剥離・誘導と帯電列)
・静電気放電(ESD)のプロセス(コロナ・グロー・アーク)
・帯電電位と塵埃付着の関係(エッジ効果)
・静電気問題及び対策(静電気の数値化・可視化)
 ①抵抗測定器(靴・リストストラップ・床・拡散性対策材料)
 ②静電気測定器(電界計・ACFB表面電位計・DCFB表面電位計)
 実演:歩行中の人体帯電測定・対象物の大きさと測定精度
 ③電荷量の測定(ナノクーロンメーター)
 ④イオナイザーの検査・評価(チャージド・プレートモニター)
 ⑤静電気放電の検出

2.静電気による問題
・人体帯電モデル(HBM)
・チャージドデバイスモデル(CDM)
・帯電したPCB基板からの静電気放電(CBE)
・帯電したケーブルからの静電気放電(CDE)
・静電気帯電が形成する電界による誘導帯電

3.静電気対策
・接地
・導電性材料・拡散性材料の使用(温湿度環境と表面抵抗値・対策レベルと表面抵抗値)
・加湿(湿度環境と静電気帯電電位の関係)
・静電シールド(電界の遮蔽)
・イオナイザー
 ①イオンの生成方式:放射線型・DC型・パルスDC型・AC型・パルスAC型・高周波型・次世代AC型
 ②形式:バー型・デスクトップ型・オーバヘッド型・ノズル型・ガン型
 ③イオンバランス制御方式:センサーフードバック方式・自己制御方式
 ④性能評価:イオンバランス・イオンバランスの均一性・減衰特性・誘導帯電の有無・EMI
・初心者の方でもわかりやすい解説と、実験を踏まえた内容とします。
・時間は2時間(Q&A含む)

II.製造現場における静電気対策基礎編:
・各種製造工程における静電気問題点と対策
 ①半導体製造工程(前工程・後工程)
 ②液晶製造工程
 ③PC基板製造工程
 ④シート材製造(フィルム等)
 ⑤射出成型工程
 ⑥製品組み立て工程

質疑・応答


講師紹介
略歴
1984年:米国静電気測定器メーカー(TREK INC)日本総代理店勤務(緑屋電気株式会社)
1987年:米国静電気測定器メーカー日本法人勤務(トレック・ジャパン株式会社)
2007年:同社取締役
2009年:同社アメリカ本社 TREK INC副社長(Vice President, Sales and Marketing)
2014年:シシド静電気株式会社
2017年:株式会社HAA光学(顧問)
現在、シシド静電気株式会社と株式会社HAA光学両社の顧問