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効果的に振動・騒音を低減させるための

013 防音材による振動騒音低減手法とその効果予測

~制振材・吸音材・遮音材のはたらきと効果,仕様の適正化~

【WEB受講(オンデマンドセミナー)※10日間何度でも視聴可

オンデマンドセミナー WEB受講

エレクトロニクス機械

制振・遮音・吸音の基礎,損失,吸音率,解析手法,仕様を適正化する具体的な手法について,事例を交え分かりやすく解説する特別セミナー!!

講師

工学院大学 工学部 機械工学科 教授  博士(工学) 山本 崇史 先生

三菱自動車工業(株)研究部,日産自動車(株)先行車両開発本部を経て現職

講師紹介

日時
申し込み後10日間視聴可能
会場
※本セミナーはWEB受講のみとなります。
受講料

(消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円    
 

※別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。

テキスト
製本資料(受講料に含む)

受講概要

受講形式

WEB受講のみ

※本セミナーは、オンデマンド受講となります。お申込み後、10日間繰り返し視聴可能です。

※2024年8月に収録した内容となります。

受講対象

製造業で振動・騒音に関する研究および設計開発業務に携わる方

予備知識

自由度系の振動、音響管の共鳴など音・振動工学の基礎知識があれば理解が進みます。

習得知識

1)振動騒音に対する制振材のはたらきとその効果

2)振動騒音に対する吸遮音材のはたらきとその効果

3)仕様を適正化する手法についての知識を深められる など

 

講師の言葉

 自動車の室内や建築構造物内の居室などの室内空間の快適性を向上させるためには、振動・騒音の低減は必要不可欠です。そのため、制振材、遮音材や吸音材といった材料を用いて設計をすることが多いと思います。

 しかし、実際の設計現場においてはコストや質量に厳しい制約が課せられることも多く、より効率的な設計が求められています。

 本セミナーでは、振動・騒音を低減するために重要となる制振、遮音および吸音に関して、まず基礎的な事項について説明いたします。そして、それらの代表的な評価指標である損失係数、透過損失および吸音率について、それらを予測するための解析手法を解説いたします。

 さらに、そうした解析手法を用い、与えられた質量の中で、最も性能が良くなる仕様を検討する方法について概説いたします。

進呈
受講者の声

騒音の低減手法について予測と方法について聞くことができて為になった。制振・遮音・吸音といった異なる防音対策について聞けてためになった。

大変勉強になりました。制振、遮音、吸音と様々な手法が、どのような周波数分野に適しているか、これまで漠然としていましたが明確になりました。

ご説明いただいた内容が基本的な部分からであったため、大変わかりやすく、理解しやすかったと感じております。

振動低減手法の基礎が理解出来ました。本講義内容を基本に業務に活用させていただきます。

参考になる内容でした。私自身でもう一度読み直し、業務へ活用出来たらと考えております。本日はありがとうございました。

プログラム

1. 音と振動の基礎

 1 振動・騒音低減の考え方と主な手法

 2 防音材の基礎

 

 

2.ヘルムホルツレゾネータによる騒音低減

 1 物理的な現象の説明

 2 ダイナミックダンパーとの比較

 3 減衰レベルの予測と評価

 4 最適な寸法・構造

 

 

3.遮音材料による騒音低減

 1 物理的な現象の説明

 2 透過損失と挿入損失

 3 質量則とコインシデンス効果

 4 二重壁による性能向上と共鳴透過による性能低下

 5 有限要素法による透過損失の予測

 6 自動車用防音材への応用

 

 

4.音響メタマテリアルによる遮音  

 1 音響メタマテリアルの基本  

 2 レゾネーターを用いた音響メタマテリアル  

 3 一重壁の遮音性能向上  

 4 二重壁の遮音性能向上

 

 

5.吸音材料による騒音低減  

 1 物理的な現象の説明  

 2 吸音率とその測定方法  

 3 Biotモデルによる吸音率の予測  

 4 微細空間における吸音  

 5 吸音材配置の最適化

 

 

6.均質化法による吸音材料設計  

 1 吸音材の微視構造  

 2 電子顕微鏡(SEM)による微視構造の特徴化  

 3 均質化法による微視構造を用いた吸音率の予測  

 4 3Dプリンターにより造形した吸音材による実験検証  

 5 セルサイズ・セル間膜の吸音率への影響  

 6 繊維径・繊維間距離の吸音率への影響

 

 

質疑・応答  

略歴

1998年 京都大学大学院工学研究科機械理工学専攻修了 同年三菱自動車工業株式会社研究部

2005年 日産自動車株式会社先行車両開発本部

2008年11月 博士(工学) (京都大学)

2011年4月 工学院大学 工学部 機械工学科 准教授

2013年 JAXA 客員研究員

2014年4月-2015年3月 独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 客員研究員

2020年4月 工学院大学 工学部 機械工学科 教授

学会等

日本機械学会

日本音響学会

計算工学会

自動車技術会

制振工学会

日本機械学会D&S部門広報委員

日本機械学会計算力学技術者検定講師

制振工学会幹事 など