第1セッション
「デジタル技術による技能・技術伝承の根本」
日本の取り巻く環として日本の前提条件を知り,その対策を考え,自社のブランド力を考え,脳科学からみたノウハウを考える.
本セミナーの背景・2023年版ものづくり白書のメッセージ
1.1 日本の取り巻く環境(前提条件)
1.2 技能者・技術者の不足による問題と属人化の問題解決の方法
1.3 相場制に左右されないモノづくり,
日本の経済成長・労働賃金,
日本のモノづくり革新技術の利活用強化,グローバル展開
1.4 ブランドを支える技術力,組織力,人財力
技術力,組織力,人財力を支えるノウハウ
1.5 脳科学からみたノウハウ
アナログのデジタル化の第一歩(ノウハウの紙面化)
第2セッション
「技能・技術のデジタル化」
大谷翔平,日本人と情報,小職が指導した企業の事例等を通して,技能・技術のデジタル化について学習する.
2.1 大谷翔平のバッティング・投球のデジタル化
2.2 日本人と情報,デジタルとは
2.3 技能・技術・ノウハウのデジタル化
インクスの事例,湖国精工の事例,トヨタの事例
2.4 デジタル化とは.デジタルのステップアップ・メカトロニクス
2.5 技能・技術のデジタル化のステップアップのポイント
第3セッション
「技能・技術のデジタル化のステップアップのポイント」
技能・技術のデジタル化のステップアップのポイントについて学習する.
3.1 技能・技術とは,技能・技術のデジタル化のステップアップ,
暗黙知と形式知,技能とノウハウ
3.2 技能・技術伝承の必要な背景,技能・技術伝承のデジタル化の現状,
課題,解決方法
3.3 OJTとは,OFF-JTとの違い,OJTの目的,OJTのメリット,
OJTの基本的な進め方
3.4 見える化/可視化の違いは?意味はある?効果は?,
メリット,デメリット
3.5 見える化の事例
3.6 フローチャート化によるCAD・CAM工程の技能伝承
3.7 最新の同時5軸加工活用によるCAM技術伝承の新展開
第4セッション
「トヨタにみるデジタル化による技能・技術伝承」
トヨタ自動車にみるデジタル化による技能・技術伝承について学習する.
4.1 トヨタのモノづくり革新技術の小史,変遷,
4.2 トヨタのモノづくりの基盤技術
トヨタ生産方式(自働化,ジャスト・イン・タイム)からTNGA
4.3 トヨタに見るデジタル化、3D solid CAD/CAE/CAM/CAT/
Networkシステム化による技能・技術伝承
4.4 科学技術による良品条件確立して技能・技術伝承
4.5 トヨタのデジタル・エンジニアリング化による技能・技術伝承
V-Comm
4.6 トヨタのデジタル,DX,IoT化による技能・技術伝承の実際
質疑・応答
講師紹介
略歴
1982年 山梨大学 工学部工学研究科大学院精密工学専攻修了
1993年 東京農工大学 工学部工学研究科大学院博士後期課程
機械システム工学専攻修了
1982-2008年 独立法人雇用・能力開発機構 職業能力開発総合大学校 講師
2008-2012年 静岡理工科大学 准教授
2012-2019年 豊橋技術科学大学 機械工学系 客員准教授
八戸工業大学 准教授
2018-現在 武藤技術研究所 代表取締役 博士(工学)
著作
著書 32件
所属学会・協会および役職
自動車技術学会 フェロー
精密工学会,日本機械学会,電気加工学会,型技術協会など
岩手県,福島県,栃木県,茨城各県技術アドバイザー
厚生労働省 中央職業能力開発審議会専門調査会委員
経済産業省 FAオープン推進協議会オープンコントローラ専門委員会委員
経済産業省 FAオープン推進協議会XML実証委員会委員
自動車技術会 フェロー 製造技術部門委員会 委員長,
生産加工部門委員会 委員 機械振興協会加工データファイル企画委員