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モータ技術を体系的に学ぶ

実務役立現場モータ技術(必須6項目)
【会場/WEB選択可】※Live配信のみ録画視聴はありません。

オープンセミナー 会場受講WEB受講

エレクトロニクス機械

モータの回転原理,分類・基礎特性・用途,製造工程・仕様,モータ絶縁 ,モータの振動騒音,インバータ運転 モータの要素技術,保守・メンテナンスについて豊富な経験に基づき実践的に,分かりやすく解説する特別セミナー!

講師

株式会社ワールドテック 講師 工学博士 (モータ博士)野田 伸一 先生

(株)東芝・電力社会システム,日本電産(株) モータ中央基礎研究所を経て現在に至る

日時
2024/7/30(火) 10:00〜16:30
会場

TH企画セミナールームA

会場案内
受講料
(消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円    
※別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。  
テキスト
製本資料(受講料に含む)

受講概要

受講形式
会場・WEB
 ※Live配信のみ録画視聴はありません。 



受講対象
モータ&インバータに関心のある方ならどなたでも受講できます。
モータシステム設計、開発、研究、生産、製造技術、品質、検査管理、営業を業務で扱っている。
一般的な機械工学、電気工学の知識を持っている。



予備知識
一般的な機械工学、電気工学の知識を持っている方



習得知識
1)モータシステムに関連分野する必須6項目を習得できる。
2)初心者からベテラン経験者まで「学ぶ立場」「実際に業務で使える内容」に重き、成果が出る。
3)モータについて今さら聞けない、再知識を得ようとする人が本講座を受講すれば一通りの「現場のモータとインバータ」がすんなり理解でき、明日からの実務に展開できる。



講師の言葉
 モータは、洗濯機、エアコンなど家電製品、産業用、工作機械や医療機器、最近では電気自動車(EV)が注目され、幅広い分野で使用されています。モータは小型、軽量、高速、高効率などの幾多の技術改良がなされてきました。これに対応すべくモータシステム設計技術の高度化が進んでいます。
 本研修では、はじめてモータを取り扱う側の初心者から現場の中堅技術者が必要とする項目を主体に解説します。実際に業務でモータを取り扱う上において「遭遇する6つの事像」の解説に力点をおきました。  
 モータ&インバータを使用するユーザ側と製造するメーカ側の両方の技術者に役立つようモータシステムに関連分野する6項目を解説します。
 本研修では、「モータ設計開発・品質の実務に携わった47年間の経験とノウハウ」についての解説と事例を紹介し、「実際に業務で使える内容」に重きをおきます。本研修を受講すれば一通りの“モータ全般”がすんなり理解でき、実務に活用できます。



受講者の声 
・講師の先生が実務経験が豊富で理論ベースより実務ベースでの話が多くてイメージしやすくて良かった。実際の事例を多く挙げていただき、分かりやすかった。 
・基礎的な数式の内容から、実践的な不具合事例の紹介まで、勉強することができ、非常にためになる講義でした。また野田先生はこちらの質問に都度お答えいただき、一方通行ではなく、双方向の講義にして頂けたので、満足感も得られました。ありがとうございました。
・モータ振動には機械的振動以外に電磁騒音、通風騒音があること、それぞれの騒音に起因する設計要素・対策方法など、日々の業務に直接活かせる内容が多くあり実用的だと感じました。トラブル事例も多く載せていただいているため、内容を一般化し自社業務に活かそうと思います。

プログラム

1.モータの回転原理、分類・基礎特性と用途 
・デモ機によるモータ運転(ブラシレスDCモータ、DCモータ、ロボット用アウターロータモータ・・)
・回転原理、トルク、電磁力、トルクリップル
・モータ構造、基本特性、磁石特性 
・用途によるモータの使われ方、モータ運転への配線、必要な部品

2.モータの製造工程、仕様 
・モータ製造現場はどの様になっているのですか? 
・ビデオ映像でモータ製造工程
・巻線、絶縁処理、鉄心圧入、磁石特性 
・仕様、選定、環境、仕様決定・試験項目、銘板の見方

3.モータ絶縁 
・絶縁で重要な項目とどのような評価方法があるのですか? 
・巻線構成、許容温度、絶縁劣化、耐圧試験、サージ電圧 
・品質向上の項目、軸受の電食
・トラブル事例の紹介

4.モータの振動騒音 
・電磁音、機械振動、ファン騒音およびそれぞれの低減対策の事例 
・振動騒音の測定・評価法
・トラブルおよび対策事例 
・軸受振動、診断方法

5.インバータ運転 
・インバータの構成、制御方式、ベクトル制御とは、諸特性、パラメータ制御方法
・モータ運転および制御するための周辺機器、モータの回転位置を検出する機器
・現場でのトラブル事例
・高周波電流漏れのトラブル、コンデンサの配線焼損、コネクタの接触不良 
 
6.モータの要素技術、保守、メンテナンス 
・軸受、軸受寿命、グリース寿命、高速対応軸受、オイルシール 
・据付け・メンテナンス、据付け、モータ荷重、ミスアライメント
・電流法による保守と故障診断 
・モータのトラブル解決法(FMEA,なぜなぜ分析、4M5E、Goal設定)

7.Q&Aセッション、困りごと相談、質問対応



講師紹介
略歴
・1982年芝浦工業大学を卒業
・2000年三重大学にて「モータの振動騒音」で工学博士を取得
・(株)東芝にて
 モータ(産業、鉄道、エレベータ、自動車、家電など)の研究開発・設計に従事(部長)
・2013年Nidec(株)(日本電産)モータ基礎研究所にて
 ブラシレスDCモータの研究開発、品質問題に従事(部門長)
・専門書5冊.特許58件、モータ関連査読論文55件、表彰歴(オーム技術賞など6件)
・2023年Nodaモータテック事務所を設立
 技術顧問、セミナー講師、コンサルタント、専門書執筆に従事し、現在に至る
著作
(1) 1999年、電気設備に対する騒音対策、(株)フジ・テクノシステム出版、音の環境と制御技術 第Ⅱ巻
(2) 2006年、誘導電動機の電磁振動と騒音の解析技術、電気学会技術報告、第1048号
(3) 2006年、電磁振動&騒音設計、モータ固定子鉄心に作用する電磁力による振動現象、(株)三松株式会社出版所
(4) 2011年、「モータの騒音・振動とその低減対策」、発行所 (株)エヌ・ティー・エス
(5) 2011年、静穏化&快適化、設計技術ハンドブック、モータ騒音振動の対策(株)丸善出版
(6) 2014年、「モータの騒音・振動と対策設計法」 科学情報出版(株)
(7) 2023年 EMC 実践講座 モータの騒音・振動と対策設計法」 科学情報出版(株)
(8) 2024年 機械設計2月号 現場で役立つ モータの振動・騒音の基礎と低減対策法
所属学会・協会および役職
・モータ技術シンポジウム委員
・IEEE(米国電気電子学会)
・日本機械学会
・電気学会
活動状況
・2006年:機械学会運営委員 (2年 間 )
・2006年:電気学会 電 磁 騒 音 委 員 会 会 員 (3年 間 )
・2011年:9月:国際音響学会 Internoise2011の幹事委員・座長
・2013年~2023年:モータ技術シンポジウム委員 (10年間)
・日本機械学会(機械力学・計測制御部門 ) №23-50
 モータ駆動およびその電動システムの騒音・振動低減化技術 2023年7月
・第44回 モータ技術シンポジウム 「電動化におけるモータ」2023年7月 
・科学情報出版㈱ 2010年10月
 初めて学ぶ現場技術講座 「電磁振動&騒音設計」
・㈱NTC 2010年11月
 「モータの騒音・振動とその対策設計法」
・科学情報出版㈱ 2014年3月
 「モータの騒音・振動と対策設計法」
受賞歴
・1993年 5月 (社)電気学会論文賞 回転機部門賞 
・2000年 8月 (社)日本機械学会 オーディエンス賞
・2006年 4月 (社)日本電気協会 関東電気協会 最優秀賞
・2006年 11月(財)電気科学技術奨励会 電気科学 技術奨励賞
・2008年 4月 (社) 日本電機工業会電機工業 技術功績者表彰 優秀賞
・2012年 5月 (財) 国際会議ELVCON2012論文優秀賞
最近の活動状況
・月刊EMC 2023年11月号(No.427)科学情報出版
 実践講座 第1巻 省エネ・小型軽量・高速・高出力およびモータ騒音振動の対策設計法
・機械設計 2024年2月号 (雑誌) 特集号 日刊工業新聞社
 第68巻第2号 MACHINE DESIGN2024 Vol.68 No.2
 特集 現場で役立つ モータの振動・騒音の基礎と低減対策法
・日本機械学会(機械力学・計測制御部門 ) №23-50 講演
 モータ駆動およびその電動システムの騒音・振動低減化技術 2023年7月
・第44回 モータ技術シンポジウム 「電動化におけるモータ」2023年7月 講演