遅れ破壊・水素脆化のメカニズムを理解するための
金属材料の水素脆性の基礎
~水素添加・水素分析・水素脆化評価・メカニズムから最新の動向まで~
【WEB受講(Zoomセミナー)】ライブ配信/アーカイブ配信(7日間、何度でも視聴可)
金属と水素の物理化学的性質,水素分析手法の種類・実際の使い方,遅れ破壊・水素脆化のメカニズム,水素脆化を抑制するための考え方・方法について,事例を交えながら詳しく解説する特別セミナー!!
- 講師
上智大学理工学部機能創造理工学・教授・博士(工学) 高井 健一 先生
- 日時
- 2024/7/5(金) 10:00〜16:00
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円 ※別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。
- テキスト
- 製本資料(受講料に含む)
受講概要
受講形式 WEB受講のみ ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。 受講対象 自動車、建築、インフラ、材料メーカー、化学プラント等 初めて水素脆化を学ぶ初学者から、実際に業務でお困りの研究・開発者まで 予備知識 特に必要ありません。 習得知識 金属と水素の物理化学的性質の基礎 水素分析手法の種類と用い方 遅れ破壊・水素脆化のメカニズム 水素脆化を抑制するための考え方、方法など 講師の言葉 水素脆化とは水素と応力により材料が脆くなる現象であり、近年、水素脆化に対する知見が強く求められています。例えば、環境問題を背景に、輸送機器の軽量化のため材料の高強度化が求められていますが、材料を高強度化するほど水素脆化感受性が高まり、突然の破壊が危惧されます。 また、水素をエネルギーとする燃料電池システムは次世代エネルギーの主役として期待されていますが、燃料電池車のタンクや水素ステーションでは極めて過酷な水素環境で材料が使用される傾向にあり、安全性と信頼性の確立が急務といえます。これらの問題を克服するため、水素脆化の基礎を修得することを目的とします。
プログラム
1.金属と水素の物理化学的性質の基礎事項 1.1 金属(bcc,fcc,hcp)中の水素の固溶 1.2 金属表面での水素の吸着、侵入過程 1.3 金属中の水素拡散 1.4 金属中の水素トラップサイト 2.水素添加方法とその注意点 3.水素分析方法の特徴・注意点 3.1 昇温脱離法 3.2 水素可視化方法 4.水素脆化評価方法 5.水素脆化破壊の特徴 6.水素脆化メカニズム 6.1 内圧説 6.2 格子脆化説 6.3 局部変形助長説 6.4 空孔凝集説 7.金属中の水素存在状態と脆化メカニズム解明へ向けた最近の研究 8.水素脆化メカニズムに立脚した水素脆化抑制指針 質疑・応答 講師紹介 略歴 1990年 早稲田大学大学院理工学研究科材料工学専攻修了 1990~1999年 日本電信電話株式会社 1996年 早稲田大学 博士(工学) 1999年 上智大学理工学部機械工学科講師 2002年 上智大学理工学部機械工学科助教授 2009年 上智大学理工学部機能創造理工学科教授 現在に至る 学会等 2009~2012年度 日本鉄鋼協会「水素脆化研究の基盤構築研究会」主査 2015~2017年度 日本鉄鋼協会「水素脆化の基本要因研究会」主査 2019~2021年度「高強度鋼の水素脆化における潜伏期から破壊までの機構解明」鉄鋼研究プロジェクト主査 2022年~ 日本鉄鋼協会「水素脆化評価法に必須の要素技術の抽出研究会」主査
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