課題解決、品質向上、技術向上のセミナーならTH企画セミナーセンター

査察による指摘・トラブルを未然に防ぐための

製造所における無通告査察対応したデータインテグリティー準備・強化具体的ポイント
【会場・WEB選択可】

オープンセミナー 会場受講WEB受講

製造所のPQSの診断・抽出されたリスクへの対応,製造所の5Sの実施・5S対応,査察事前資料の作成,査察の実対応・査察結果に対する対応,データの完全性強化に対する対応について,実例を踏まえながら詳しく解説する特別セミナー!!

講師
エーザイ株式会社 データインテグリティ推進室 山﨑 龍一 先生
Head of Data Integrity Planning and Coordination, Senior Director 
武田薬品工業(株),日本製薬(株) 品質保証責任者を経て現職
日時
2024/2/21(水) 10:00〜16:30
会場

TH企画 セミナールームA

会場案内
受講料
(消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円   
テキスト
PDF資料(受講料に含む)

受講概要

受講形式
会場・WEB

受講対象
業種:製薬メーカー、医療機器メーカー、化学メーカー(原薬製造など)、動物薬メーカー
所属部署:品質保証(QA)、品質管理(QC)、製造部門、CMC部門
階層:責任者(部門長)、担当者


予備知識
特に必要ありません。


習得知識
1)製造所のPQSの診断、及び抽出されたリスクへの対応
2)製造所の5Sの実施、及びその5S対応
3)査察の事前準備(事前資料の作成含む)
4)査察の実対応、及び査察結果に対する対応(CAPA)
5)データ完全性の観点からの製造施設/設備のALCOA+を用いての診断、及び抽出されたリスクへの対応
6)データの完全性強化に対する対応
7)CSV対応
8)バリデーション対応 など


講師の言葉
 近年、製薬企業での「データ改ざん」が、社会的な問題になっている。このような状況を踏まえPMDAなどの当局は、正式に製薬企業に対して「無通告査察」の実施を強化しており、多くの製薬企業でPMDAによる「無通告査察」を受けている。
 さらに、GMP違反のリスクが高まっており、監麻課が調査要領改正で「年1回以上、無通告査察」を2022年4月1日から適用するとの事である。
 よって、製薬企業は優れた医薬品の患者様への安定供給を継続的・恒久的に達成させるためには、早急に製造所の「無通告査察」の体制を構築/再構築することが必須である。
 さらに、データのライフサイクルを通しての完全性(データインテグリティー)の強化はもちろん須である。

受講者の声
・無通告査察についての理解が深まった。Webなどで無通告査察のことを聞いていたが、どのような対応・準備が必要かが解らなかったので有意義でした。
・実体験を元のにした貴重なお話をありがとうございました。社内で展開ししっかり準備したいと考えます。
・参考になる内容でした。実務経験に基づくお話は参考になりました。実務で役立てたいと考えます。

プログラム

1.無通告査察に対する製造所の改善
1.1 概要
1.2 チェックリストによる製造所の診断
1.3  リスク抽出及びその評価
1.4  製造所の5Sの実施

2. 無通告査察の事前準備
2.1  無通告査察の事前準備
2.2  無通告査察における各担当者の役割
2.3 査察及び査察準備室の準備
2.4  プラントツアー
2.5  各担当者の役割
2.6  要求資料への対応の流れ
2.7  実査察
2.8  クロージング会議
2.9  査察結果対応(CAPA)  

3.無通告査察で準備すべき資料(例) -データ完全性の観点から-
3.1  概要
3.2  製造結果の作成/検証
3.3  試験結果の作成/検証
3.4  変更管理
3.5  逸脱処理
3.6  OOS/OOT
3.7  OOS/OOT処理フロー
3.8  バッチリリース
3.9  ドキュメント管理
3.10  APR/PQRの作成
3.11  教育/トレーニング管理

4.無通告査察の実践対応
4.1  概要
4.2  無通告査察の実践
4.3  製造所のプレゼンテーション資料の内容
4.4  プラントツアー
4.5  査察官の要求資料への対応の流れ
4.6  クロージング会議
4.7  査察結果対応(CAPA)

5.無通告査察時の留意事項
5.1  概要
5.2  原材料及び製品倉庫での留意点
5.3  製造施設(原薬、製剤及び包装)での留意点
5.4  試験施設での留意点
5.5  ドキュメントレビューでの留意点

6.データインテグリティー強化の重要性、及びその対応一例(QCラボ)
6.1  「データ完全性強化」の必要性
6.2  「データ完全性」とは?
6.3  生データの定義及び管理
6.4  Orphan Data(孤立データ)の取り扱い
6.5  「データ完全性」への基本的な期待(ALCOA)
6.6  当局の「データ完全性」に関する規制のグローバル化
6.7  CY2015中に発出されたData Integrity関連の警告書
6.8  「データ完全性の強化」の必要性
6.9  「データ完全性」の強化のためのリスク評価
6.10 「データ完全性」強化の一例(QCラボ)

7.CSV対応
7.1  CSVとは
7.2  コンピュータ化システムのライフサイクルとは
7.3  コンピュータ化システムのライフサイクルのプロセス
7.4  CSVプロセスの流れ
7.5  CSVでの留意点

8.バリデーション対応
8.1  製品の製造方法のバリデーション
8.2  製造設備の洗浄法のバリデーション
8.3  試験法のバリデーション

質疑・応答



講師紹介
略歴
1992年4月~2011年7月:国内大手化学メーカーに勤務し、国内主要工場のバリデーション責任者(GMP)、QC長(GMP及びISO)及びでQA長(GMP及びISO)
2011年8月~:武田薬品工業(株)大阪本社のGQAD(コーポレートQA)の主席部員
2014年6月~:同社光工場試験技術Gの主席部員
2015年4月~:グローバルクオリティー 試験技術Gマネージャー
2016年10月~2017年9月:グローバルクオリティー QSIプロジェクト推進Gマネージャー
2017年10月~:武田薬品工業の子会社である日本製薬(株)の品質保証責任者として従事。
2019年7月~:エーザイ株式会社のデータインテグリティ推進室長として従事

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