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プラスチック強度問題解決のための

プラスチック強度破壊特性製品強度設計およびトラブル原因究明対策
【WEB受講のみ(Zoomセミナー)

オープンセミナー WEB受講

エレクトロニクスコンサルティング機械

プラスチックおよび複合プラスチックの破壊機構,強度に影響する応力要因・劣化要因・成形要因,プラスチックの強度設計の留意点,割れトラブルの原因究明と対策の進め方について,具体事例を含め詳しく解説する特別セミナー!!

講師
本間技術士事務所 所長 本間 精一 先生
三菱ガス化学入社ポリカーボネート,三菱エンジニアリングプラスチックスを経て現在に至る
日時
2024/1/24(水) 10:00〜16:30
会場
※本セミナーはWEB受講のみとなります。
受講料
(消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円     
  ※別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。
テキスト
製本資料(受講料に含む)

受講概要

受講形式
WEB受講のみ
※本セミナーは、Zoomシステム利用によるオンライン配信となります。


テキスト
製本資料(受講料に含む)
※別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。

受講対象
プラスチック製品の設計・成形、製造、品質保証、営業技術などに携わる方、
プラスチック材料メーカの応用研究に携わる方


予備知識
わかりやすく解説するが、プラスチックに関する一般的知識がある方のほうが理解しやすい。


習得知識
1)プラスチックの強度と破壊について理解を深める。
2)強度に影響する応力要因、劣化要因、設計要因などについて理解する。
3)プラスチックの強度設計の留意点と基本を習得できる。
4)割れトラブルの原因究明と対策の進め方を習得できる。


特典
講師著書『設計者のためのプラスチックの強度特性』本間精一著(丸善出版)を進呈します。
[書籍とのメール便同梱不可]送料無料有/[書籍]/設計者のためのプラスチックの強度特性 要点解説/本間精一/著/NEOBK-2804827



講師の言葉
 金属材料とは特性が異なるため、プラスチックの強度設計では次の課題がある。
 ①粘弾性特性を有するため、弾性体として取り扱える設計範囲が狭い。
 ②許容応力や弾性率が低いので、製品設計でカバーしなければならない点が多い。
 ③熱、紫外線、化学的条件によって強度が変化または低下しやすい。
 ④成形加工を経て製品になるので、強度設計に関係する変数が多い。
 ⑤プラスチックの種類および品種によって特性が異なるため、設計データの汎用性が低い。
 一方、応用技術に関しては体系化された設計データの集積が少ないこと、トラブル対策事例についても公開資料が少ないことなどがある。
 本講では、これらの課題を踏まえて、プラスチックの基本性質や強度特性について述べ、さらに製品や強度設計および割れトラブルの原因究明と対策について解説する。


受講者の声
・樹脂材料の強度に関する内容を広く取り扱って頂けたため,この分野の入門に最適の内容であったと思います。
・パワポ資料とテキスト両方あって分かりやすかった。樹脂材料のトラブル原因は調べても良く分からないことが多かったので詳しく解説してもらえて理解できた部分が多かった。
・材料性能を評価・予測するための知見が網羅的に身につきました。実際の問題対応事例や安全率の経験則なども参考になりました。
・豊富な内容で、またわかりやすい資料とご説明で充実感のあるセミナーでした。プラスチックの劣化特性がわかった。ありがとうございました。

プログラム

1.プラスチックの強度と破壊
(1)強度はどのような機構で発現するか
(2)温度によって強度はどのように変化するか
(3)クレーズとクラックの違いは何か
(4)破壊はどのように起きるか
(5)条件によって破壊様式はどう変わるか
(6)強度は何故ばらつくか
(7)繊維強化材料の強度はどのような機構で発現するか
(8)ポリマーアロイ材料の衝撃強度はどのような発現で発生するか

2.プラスチックの基本特性
(1)結晶性プラスチックと非晶性プラスチックの違いは   
(2)転移温度(ガラス転移温度、結晶融点、結晶化温度)とは
(3)粘弾性とは
(4)応力緩和はなぜ起きるか
(5)クリープはなぜ起きるか
(6)分子量とは
(7)分子量と強度、成形性はどんな関係があるか
(8)どのような条件で分解・劣化するか

3.クラックと破壊
(1)ストレスクラックはどのように起きるか
(2)クラック先端における応力集中は
(3)ストレスクラック限界応力をどのように測定するか
(4)ケミカルクラック、ソルベントクラック、環境応力亀裂(ESC)の違いは
(5)ケミカルクラックはどのように起きるか
(6)ケミカルクラック限界応力をどのように測定するか

4.プラスチックの強度特性
(1)応力、ひずみとは
(2)静的強度(引張、圧縮、曲げ、せん断)はどのような強度か
(3)引張強度と圧縮強度は、どちらが強いか
(4)曲げ強度はどのような強度か
(5)衝撃強度はどのような強度か
(6)衝撃強度に影響する要因は何か
(7)クリープ破壊はどのような強度か
(8)クリープ破壊寿命をどのように予測するか
(9)疲労破壊はどのような強度か
(10)疲労限度応力をどのように求めるか
(11)熱疲労破壊はなぜ起きるか

5.環境劣化と強度
(1)熱劣化はどのように起きるか
(2)熱劣化寿命をどのように予測するか
(3)熱劣化を抑制するにはどうするか
(4)紫外線劣化はどのように起きるか
(5)紫外線劣化寿命をどう予測するか
(6)紫外線劣化を抑制するにはどうするか
(7)化学薬品中ではどのような変化が起きるか
(8)薬品劣化の対策は

6.残留ひずみと対策
(1)射出成形ではどんな残留ひずみが発生するか
(2)分子配向ひずみの発生原因と対策は
(3)冷却ひずみの発生原因と対策は
(4)インサート残留ひずみの発生原因の発生原因と対策は
(5)熱ひずみの発生原因と対策は
(6)アニール処理とは
(7)どんな条件でアニール処理するか
(8)どんなときにアニール処理する必要があるか

7.製品設計の進め方
(1)肉厚設計、コーナアール、ボス、抜き勾配などの設計留意点は
(2)ウェルドラインはどのように発生するか
(3)ウェルドライン強度はなぜ低下するか
(4)ウェルドラインの強度を高くするには
(5)プラスチック強度設計の留意点は
(6)安全率、許容応力とは
(7)許容応力をどのように求めるか
(8)製品強度を高めるには、どう設計するか
(9)製品剛性を高めるには、どう設計するか

8.割れトラブルの原因究明
 (1)原因調査をどう進めるか
 (2)材料の分解・劣化を調べるには
 (3)応力集中源を調べるには
 (4)残留ひずみを測定するには
 (5)製品破面から破壊原因に調べるには

9.割れトラブルと対策
(1)ストレスクラック割れトラブルと対策は
(2)ケミカルクラック割れトラブルと対策は
(3)ウェルドライン割れトラブルと対策は
(4)応力集中割れトラブルと対策は
(5)紫外線劣化割れトラブルと対策は
(6)ガラス繊維強化品の割れトラブルと対策は
(7)ポリマーアロイ品の割れトラブルと対策は

質疑・応答



講師紹介
略歴
1963年三菱ガス化学入社ポリカーボネート、ポリアセタール、変性PPEなどの研究開発に従事。
1994年三菱エンジニアリングプラスチックスに移籍、技術企画、市場開発、常務取締役。
2001年退社後、本間技術士事務所を開設し、プラスチック関係の技術相談、講師、専門誌や書籍執筆などを行っている。
学会等
成形加工学会会員
NPO法人アタッセ 理事
 

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