バッテリマネジメントシステムの構成・機能,バッテリパックを安全に設計できる手法,習得した基礎技術を電動車や蓄電池などのリチウムイオンバッテリを搭載した製品開発に活用することができるよう,実践的に分かりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
デルタテックラボラトリ 代表 髙瀨 弘嗣 先生
- 日時
- 2023/11/15(水) 10:00〜16:00
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
- PDF資料(受講料に含む)
受講概要
受講形式 WEB受講のみ ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。 テキスト PDF資料(受講料に含む) 受講対象 バッテリマネジメントシステムやバッテリパックの設計に関わる技術者、開発チームリーダー リチウムイオンバッテリやバッテリマネジメントシステムの基礎技術を習得したい技術者 リチウムイオンバッテリを搭載した製品への新規参入を検討している開発マネージャー 予備知識 特に必要としません。基礎から分かりやすく解説します。 習得知識 1)バッテリマネジメントシステムの構成や機能を基礎から習得することができる 2)バッテリパックを安全に設計できる手法を習得することができる 3)当講座で習得した基礎技術を電動車や蓄電池などのリチウムイオンバッテリを搭載した製品開発に活用することができる 講師の言葉 自動車自動車業界では電気自動車へのシフトが進み、再生可能エネルギーで代表的な太陽光発電では太陽光パネルと一緒に蓄電池の普及が進んでいます。そのため、電気自動車や蓄電池などに搭載されるリチウムイオンバッテリは、今後活用する機会が多くなると考えられています。 リチウムイオンバッテリはエネルギー密度が高く大容量の電力を蓄電できる一方、過充電もしくは過放電すると発火発煙する危険性があります。そのため、リチウムイオンバッテリを使用する場合は、適切な管理と制御が必要になってきます。 本講座では、初心者の方でも理解しやすいようにリチウムイオンバッテリの特徴を説明しながら、バッテリマネジメントシステム(BMS)やセルモニターユニット(CMU)について詳しく説明します。そして、講座の後半では、バッテリやBMS基板、電流センサなどで構成されるバッテリパックの設計手法、想定される不具合の対処方法などを設計経験者の立場で説明します。 初心者の方でもバッテリマネジメントシステムの基礎技術やバッテリパックの設計手法を習得することができ、貴社製品へのリチウムイオンバッテリの搭載をご検討されている方には大変お勧めです。
プログラム
1.リチウムイオンバッテリの基礎
(1) リチウムイオンバッテリの特徴
(2) リチウムイオンバッテリの使用上の注意点
(3) リチウムイオンバッテリのデータシートの解読方法
2.バッテリマネジメントシステムの基礎
(1) バッテリマネジメントシステムの機能と構成
a.充電率(SOC)算出方法
b.健全率(SOH)算出方法
c.充放電制御手法
d.バッテリ保護機能 など
(2) セルモニターユニットの機能
a.セル電圧測定方法
b.セル温度測定方法
c.セルバランス制御手法 など
3.バッテリマネジメントシステムの電気設計
(1) バッテリマネジメントシステムの回路設計
(2) セルモニターユニットの絶縁方法
4. バッテリマネジメントシステムのソフトウェア設計
(1) バッテリマネジメントシステムの制御シーケンス
(2) バッテリマネジメントシステムのエラー制御方法
5.バッテリパックの基礎
(1) バッテリパックの構成
(2) バッテリパックの機能
6.バッテリパックの設計手法
(1) バッテリパックの搭載部品の選定方法
(2) バッテリパックの筐体設計
(3) バッテリパック設計の注意点
質疑・応答
講師紹介 略歴 1989年~2003年 富士通ヴィエルエスアイ株式会社(現株式会社ソシオネクスト) 2004年~2012年 ソニーイーエムシーエス株式会社 (現ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ株式会社) 2012年~2020年 渦潮電機株式会社(現BEMAC株式会社) 2020年~ デルタテックラボラトリ 著作 「リチウムイオン電池の長期安定利用に向けたマネジメント技術」 (技術情報協会) 「電池の回収・リユース・リサイクルの動向 およびそのための評価・診断・認証」 (シーエムシーリサーチ)