特許を読む目的に応じた発明のポイント,効率的に正確に理解できる読み方のコツ,特許調査,自社技術の他社特許の侵害判断,強い特許明細書をつくるための発明の本質,先行技術との対比,強い特許明細書をつくる発明提案書作成のポイントについて,豊富な経験に基づき,事例を交え分かりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
よろず知財戦略コンサルティング 代表 医学博士 萬 秀憲 先生 元 花王,大王製紙
- 日時
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
受講概要
受講形式 WEB受講のみ(当日ご都合の悪い場合は、後日録画視聴にて受講可能) ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。 テキスト PDF資料(受講料に含む) 受講対象 化学分野、機械分野の研究開発部門などの発明を生み出す可能性のある方 初級~中級 予備知識 特許に関する初歩的な知識があれば理解が進むと思います。 習得知識 1)特許を読む目的に応じて、発明のポイントを効率的に正確に理解できる読み方のコツがわかる 2)特許調査を効率的にできるようになる 3)自社技術の他社特許の侵害判断などにおける基本的な知識を習得できる 4)特許の抜け道が見えてきて、新しいアイデア、発明に繋がる 5)強い特許明細書をつくるための発明の本質の把握、先行技術との対比ができるようになる 6)強い特許明細書をつくる発明提案書作成のポイント、外部弁理士が書いた「特許明細書」を的確にチェック・評価するポイントがわかる 講師の言葉 特許の読み方は特許を読む目的によって異なります。目的に応じて、効率よくかつ適切に特許を読めるようになることが重要です。この目的に応じて効率よくかつ適切に特許を読める能力を身につけるには、本来かなりの時間を要しますが、本講座では、短時間で習得できる読み方のコツを紹介します。併せて、最近急速に進化しているチャット(Chat)GPTなどの生成AI、汎用AIを活用した効率的な読み方についても紹介します。 また、強い特許明細書をつくるためには、発明の本質の把握、先行技術との対比が大切です。本講座では、強い特許明細書をつくる発明提案書作成のポイント、外部弁理士が書いた特許明細書を的確にチェック・評価し強い特許を取得することができるようになるためのノウハウについて解説します。 受講者の声 ・資料も先生のお話も分かりやすく、有意義に学べました。ありがとうございました ・前半は関係ない?と思っていたが、受講してみると重要だった。良い構成だったと思う。 ・聞きたかった内容が聞けて大変満足しております。講師の方が経験が豊富な方で内容も興味深かった。 ・特許の読み方等が理解することできよかった。情報量が多く、理解に時間がかかるため、分野ごと区切ったセミナーにしてもよいのではないかと感じた。 ・基礎的なところのご説明により、無意識化で判断していたことが明確になり、また新たな気づきがあったのでよかったです。また、最後の経営視点の発想が新しく勉強になりました。
プログラム
1.特許明細書の効率的な読み方 1-1. 特許明細書の効率的な読み方の基本 1-1-1発明とは 1-1-2特許要件 1-1-3公報の種類 1-1-4特許出願に必要な書類 5 種類 1-1-5「発明の本質」を考える重要性 1-2 特許を読む 1-2-1 特にしっかりと読む必要がある部分 1-2-2 【特許請求の範囲】と【課題を解決するための手段】 1-2-3 【発明が解決しようとする課題】と【発明の効果】 1-2-4 【発明を実施するための形態】と【実施例】 1-2-5 【実施例】、【比較例】、【参考例】、【試験例】の違い 1-2-6 読み方を考える(速度を上げる、正しく読む) 1-3 特許を読む目的と目的に応じた効率的な特許の読み方 1-3-1 発明のヒントを見つける 1-3-2 自社技術を特許化し得るかを検討する 1-3-3 自社ビジネスが他社特許権を侵害しないか検討する 1-3-4 邪魔な他社特許が無効化できないか検討する 1-3-5 他社特許、特許網の弱点を見つける 1-3-6 他社特許出願を参考にした対抗出願を検討する 1-3-7 他社特許パテントポートフォリオを作成する 1-3-8 IPランドスケープに利用する 1-4 AI(人工知能)を活用した効率的な読み方 1-4-1 汎用AIツールを活用する 1-4-2 チャット(Chat)GPT等の生成AIを活用する 1-4-3 生成AIを組み込んだAIツールを活用する 2. 強い特許取得のポイント 2-1 強い特許明細書をつくる 2-1-1 発明の本質の把握が大切 2-1-2 先行技術との対比が大切 2-1-3 取得したい権利範囲と取得できると考える権利範囲 2-2 強い特許明細書をつくる発明提案書作成のポイント 2-2-1 発明(提案したい技術)の本質を把握し、取得したい権利範囲を想定していること 2-2-2 発明(提案したい技術)が従来知られていない技術で先行技術と構成の差があること 2-2-3 発明は「課題」「作用効果」「構成」がセット 2-2-4 先行技術と構成の(微)差があれば、「課題」「作用効果」の違いの説明の仕方が鍵 2-2-5 発明の名称、技術分野の考え方 2-2-6 発明の背景技術、従来技術、先行技術文献の説明の仕方 2-2-7 発明の概要の説明の仕方 2-2-8 発明のポイント、発明が解決しようとする課題、課題を解決するための手段、発明の効果の説明の仕方 2-2-9 発明を実施するための形態、実施例の説明の仕方 2-2-10 図面の説明の仕方 2-2-11 産業上の利用可能性の説明の仕方 2-2-12 会社の事業戦略上、R&D戦略上の位置付けの説明の仕方 2-2-13 知財部、外部弁理士への説明の仕方 2-3 強い特許を取得するための特許明細書等のチェックポイント 2-3-1 特許請求の範囲(クレーム)のチェック 2-3-2 明細書のチェック 2-3-3 知財部、外部弁理士とのコミュニケ―ションの取り方 質疑・応答 講師紹介 略歴 花王(株)にて医薬部外品、化粧品等の商品開発に従事。 1999年から大王製紙(株)にて家庭紙製品の商品開発に従事、知的財産部門を立上げ、執行役員知的財産部長などを務めた。 2020年に退職後、よろず知財戦略コンサルティング代表、現在に至る。 2021年より、知財ガバナンス研究会(知財コンサル等分科会、知財無形資産経営分科会)、知財AI活用研究会へ参加。