バイオリアクターの基礎・実践までの幅広い知識,バイオリアクターの操作方式・シミュレーション,バイオリアクターの設計とスケールアップの基礎・実践,バイオリアクターの設計とスケールアップの実際の計算法について,具体的な事例・演習を交えながら分かりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
東洋大学理工学部応用化学科 名誉教授 工学博士 川瀬 義矩 先生 千代田化工建設(株),東京都立大学工業化学科,ニューヨーク州立大学化学工学科,ウォタール―大学を経て現在に至る
- 日時
- 2024/4/19(金) 10:00〜16:00
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
- PDF資料(受講料に含む)
受講概要
受講形式 WEB受講のみ ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。 テキスト PDF資料(受講料に含む) 受講対象 特に制限はありません。 予備知識 特に予備知識は必要ありません。 バイオリアクターの設計とスケールアップについて基礎から実際まで分かり易く解説いたします。 習得知識 1)バイオリアクターの基礎から実践までの幅広い知識が得られる 2)バイオリアクターの操作方式についてシミュレーションを含めて学べる 3)バイオリアクターの設計とスケールアップの基礎から実践まで学べる 4)バイオリアクターの設計とスケールアップの実際の計算法が学べる 講師の言葉 バイオリアクターの基礎から実践まで丁寧に解説します。バイオリアクターの操作方式についてシミュレーションを含めて詳しく解説します。 バイオリアクターの設計スケールアップの考え方と計算については、撹拌槽バイオリアクターと気泡塔/エアリフトバイオリアクターの具体例を示しながら解りやすく解説します。実際の設計およびスケールアップの計算について配布しますExcelのテンプレートを使って具体的に解説します。 また、バイオプロセスの強化の観点から省エネルギーと低コスト化についても解説します。
プログラム
1. バイオリアクターの基礎
1-1 バイオプロセス
1-1-1 生産目的に適したバイオリアクター
1-1-2 微生物、動物細胞、植物細胞の培養
1-2 バイオリアクターの実例
1-2-1 微生物培養バイオリアクター
1-2-2 動物細胞培養バイオリアクター
1-2-3 植物細胞培養バイオリアクター
1-2-4 固定化生体触媒バイオリアクター
1-2-5 固体培養バイオリアクター
2. 微生物の反応速度
2-1 酵素反応の反応速度
2-1-1 ミカエリス・メンテン式
2-2 微生物反応の反応速度
2-2-1 モノー式
2-2-2 基質消費速度
2-2-3 酸素消費速度と呼吸速度
2-2-4 代謝産物生成速度
2-3 阻害反応
2-3-1 酵素反応における阻害
2-3-2 細胞増殖における阻害
2-4 固定化酵素、固定化微生物の反応速度
2-4-1 担体に固定化された生体触媒
2-4-2 有効係数
2-5 発酵熱の計算
2-5-1 反応温度の影響
2-5-2 発酵熱と伝熱面積の計算
3. バイオリアクターの操作
3-1 回分操作
3-2 反復回分操作
3-3 流加培養
3-4 連続操作
3-4-1 ケモスタット
3-4-2 灌流操作
3-5 実際の混合
3-6 バイオリアクターの混合状態と増殖収率
4. バイオリアクターの設計の基礎と実践
4-1 設計のスペック
4-2 撹拌槽バイオリアクターの設計計算
4-2-1 撹拌槽バイオリアクター設計における重要なパラメーター
4-2-2 設計計算の実例
4-3 気泡塔バイオリアクターの設計計算
4-3-1 気泡塔バイオリアクター設計における重要なパラメーター
4-3-2 設計計算の実例
4-4 エアリフトバイオリアクターの設計計算
4-4-1 エアリフトバイオリアクター設計における重要なパラメーター
4-4-2 設計計算の実例
4-5 固定化酵素・微生物バイオリアクターの設計計算
4-6 嫌気バイオリアクターの設計計算
5. バイオリアクターのスケールアップの基礎と実践
5-1 撹拌槽バイオリアクターのスケールアップ
5-1-1 スケールアップのパラメーター
5-1-2 幾何学的相似
5-1-3 撹拌槽バイオリアクターのスケールアップ計算
5-2 気泡塔型バイオリアクターのスケールアップ
5-2-1 スケールアップのパラメーター
5-2-2 気泡塔バイオリアクターのスケールアップ計算
5-3 エアリフトバイオリアクターのスケールアップ
5-3-1 スケールアップのパラメーター
5-3-2 エアリフトバイオイオリアクターのスケールアップ計算
5-4 スケールアップにおけるCFDによる流動解析
5-4-1 撹拌槽バイオリアクター
5-4-2 気泡塔バイオリアクター
5-4-3 エアリフトバイオリアクター
6. バイオリアクターの設計・スケールアップにおけるトラブル解決の戦略
6-1 バイオリアクターのトラブルを解決する戦略
6-1-1 非ニュートン流動特性
6-1-2 泡沫層の形成
6-2 バイオリアクターの設計とスケールアップに失敗しない戦略
6-2-1 スケールダウン
6-2-2 CFD(流動解析)の活用
7. バイオリアクターの展開
7-1 シングルユースバイオリアクター
7-2 バイオリファイナリーにおけるバイオリアクター
7-2-1 バイオ水素生産におけるバイオリアクター
7-2-2 バイオメタネーションにおけるバイオリアクター
7-2-3 微細藻類によるCO2削減のフォトバイオリアクター
7-3 省エネルギー計算
7-4 コスト計算
7-5 バイオリアクターにおけるAIの活用
7-6 ウイルスワクチン生産のバイオリアクター
8. 質疑・応答
講師紹介
略歴
早稲田大学理工学部応用化学科、大学院応用化学専攻博士課程
千代田化工建設(株),東京都立大学工業化学科,ニューヨーク州立大学化学工学科,ウォタール―大学を経て現在に至る
「生物反応工学の基礎」、「微生物、動物/植物細胞を培養するバイオリアクター:設計とスケールアップの基礎」実習ExcelテンプレートCD- ROM付、「エアリフトバイオリアクター」、「撹拌装置の設計とスケールアップ」実習ExcelテンプレートのCD- ROM付、「Excelで解く水処理技術」等の著者、
外国の専門誌に200報以上の技術論文を発表