制振・遮音・吸音の基礎,損失係数,透過損失,吸音率,解析手法,仕様を適正化する手法について解説する特別セミナー!!
- 講師
工学院大学 工学部 機械工学科 教授 博士(工学) 山本 崇史 先生 三菱自動車工業(株)研究部,日産自動車(株)先行車両開発本部を経て現職
- 日時
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
※別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。
- テキスト
受講概要
受講形式 WEB受講のみ *本セミナーは、Zoomシステムを使用したオンラインセミナーとなります。 テキスト 製本資料(受講料に含む) 別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。 受講対象 製造業で振動・騒音に関する研究および設計開発業務に携わる方 予備知識 自由度系の振動,音響管の共鳴など音・振動工学の基礎知識 習得知識 1)振動騒音に対する制振材のはたらきとその効果 2)振動騒音に対する吸遮音材のはたらきとその効果 3)仕様を適正化する手法についての知識を深められる 講師の言葉 自動車の室内や建築構造物内の居室などの室内空間の快適性を向上させるためには、振動・騒音の 低減は必要不可欠です。そのため、制振材、遮音材や吸音材といった材料を用いて設計をすることが 多いと思います。 しかし、実際の設計現場においてはコストや質量に厳しい制約が課せられることも多く、より効率的 な設計が求められています。 本セミナーでは、振動・騒音を低減するために重要となる制振、遮音および吸音に関して、まず基礎的 な事項について説明いたします。そして、それらの代表的な評価指標である損失係数、透過損失および 吸音率について、それらを予測するための解析手法を解説いたします。 さらに、そうした解析手法を用い、与えられた質量の中で、最も性能が良くなる仕様を検討する方法について概説いたします。 受講者の声 ・「振動低減手法の基礎が理解出来ました。本講義内容を基本に業務に活用させていただきます。」 ・「騒音の低減手法について予測と方法について聞くことができて為になった。制振・遮音・吸音といった異なる防音対策について聞けてためになった。」 ・「大変勉強になりました。制振、遮音、吸音と様々な手法が、どのような周波数分野に適しているか、これまで漠然としていましたが明確になりました。」
プログラム
1.音と振動の基礎 1 振動・騒音低減の考え方と主な手法 2 防音材の基礎 2.ヘルムホルツレゾネータによる騒音低減 1 物理的な現象の説明 2 ダイナミックダンパーとの比較 3 減衰レベルの予測と評価 4 最適な寸法・構造 3.遮音材料による騒音低減 1 物理的な現象の説明 2 透過損失と挿入損失 3 質量則とコインシデンス効果 4 二重壁による性能向上と共鳴透過による性能低下 5 有限要素法による透過損失の予測 6 自動車用防音材への応用 4.音響メタマテリアルによる遮音 1 音響メタマテリアルの基本 2 レゾネーターを用いた音響メタマテリアル 3 一重壁の遮音性能向上 4 二重壁の遮音性能向上 5.吸音材料による騒音低減 1 物理的な現象の説明 2 吸音率とその測定方法 3 Biotモデルによる吸音率の予測 4 微細空間における吸音 5 吸音材配置の最適化 6.均質化法による吸音材料設計 1 吸音材の微視構造 2 電子顕微鏡(SEM)による微視構造の特徴化 3 均質化法による微視構造を用いた吸音率の予測 4 3Dプリンターにより造形した吸音材による実験検証 5 セルサイズ・セル間膜の吸音率への影響 6 繊維径・繊維間距離の吸音率への影響 7 均質化法による Biot パラメータの同定 8 微視的パラメータによる Biot パラメータの表現 9 セルサイズ・繊維径・繊維間距離の最適設計 質疑・応答 講師紹介 1998年3月 京都大学大学院工学研究科機械理工学専攻修了 同年 三菱自動車工業株式会社研究部 2005年2月 日産自動車株式会社先行車両開発本部 2011年4月 工学院大学 工学部機械工学科 准教授 2013年 JAXA 客員研究員 2020年4月 工学院大学 工学部機械工学科 教授 学会等 日本機械学会 日本音響学会 計算工学会 自動車技術会 制振工学会 日本機械学会D&S部門広報委員 日本機械学会計算力学技術者検定講師 制振工学会幹事 など
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09/19(火)
終了済みオープンセミナー