受講概要
受講形式 会場・WEB テキスト 製本資料(受講料に含む) ※WEB受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。 受講対象 「 狙いの品質」を決める開発・設計・技術部門のスタッフとマネージャー 「バラツキの品質」を管理する製造・検査・品質管理・品質保証部門のスタッフとマネージャー 「購入品・外注品の品質」に責任を持つ資材・購買・外注部門のスタッフとマネージャーの方々 予備知識 特に必要ありません 習得知識 1)検査の目的と役割が理解できる。 2)検査の問題点と対策が把握できる。 3)検査員の適正テストと育成方法が行える。 4)別採とクレームの処置・対策が検討できる。 5)外観検査の特徴とポカミス対策が明確になる。 講師の言葉 製品検査の担当者が、誤判定して致命欠点の製品を流出させたとしたら!? 検査や品質関係者は考えただけでも冷や汗が出るのではないでしょうか。モノ作りの現場では品質問題やクレームを未然に防ぐために、受入検査や工程検査、製品検査を実施して良い製品を市場へ提供する努力を重ねています。 仮に、不良品が流出して市場でクレームが発生すると、製品への評価や信用を無くす だけでなく、築き上げた企業イメージを著しく損なうことにもなりかねません。クレーム対策を行い失った顧客の信用を取り戻すためには、多大な時間と費用、そして労力を費やさなければならないことをクレーム対策の事例が物語っています。検査員一人ひとりが職責を十分認識して検査を行なっても、検査業務の管理や品質を保証する取り組みが悪いと、品質不良が再発したりクレームを起こす原因となります。 本セミナーでは、「不良品を出さない!作らせない!!」ための検査業務の進め方と品質を保証する取り組み事例を分かりやすく解説いたします。この機会に資材・購買・外注管理、品質保証・品質管理・検査部門のスタッフ・新任管理者の受講をお勧めいたします。また、お取り先・協力工場の品質責任者、スタッフ・担当者の方と共にご参加いただくと、外注加工・組み立て品の品質向上が期待できます。
プログラム
1.利益をもたらす検査の考え方 (1)検査の目的 ①検査の定義 ②検査の目的 ③検査の機能 (2)検査と品質管理 ①品質情報の提供 ②品質意欲の刺激 (3)品質保証の基礎的な考え方 (4)検査の経済性評価 (5).検査の進め方とポイント 2.検査計画と検査管理の進め方 (1)検査計画の内容と立案事項 ①検査対象を決める ②検査方法の決定 ③検査項目 ④検査環境と測定器の管理 ⑤検査の主体性 (2)検査(標準)の分類と内容 ①検査の段階 ②検査場所 ③検査の性質 ④検査の方法 (3)検査員の管理とポイント ①検査員の管理 ②検査適性テストの使用ポイント(YGテスト) 3.受入検査と外注品質の改善対策 (1)受入検査の目的と働き (2)受入検査の種類 (3)受入検査の進め方 ①判定を下し処置をとる ②無試験検査と品質保証 (4)外注品質の向上対策 ①外注品質支援の進め方 ②取引先の品質を評価する (5)品質意識の向上と支援事例 4.工程検査と製品検査の改善対策 (1)工程検査とは (2)工程検査の問題と対策 (3)5Sと5Mで品質を作り込む (4)製品検査とは 5.特採(特別採用)とクレーム処置 (1)特採の考え方と対策の進め方 ①特採(特別採用)とは ②特採の起こる理由 ③特採の処置・対策 (2)クレームの処置と対策 ①クレームの主な原因 ②クレーム処理の進め方 ③検査部門とクレーム処理 ④クレーム処置と対応の効果 6.外観検査とヒューマンエラー対策 (1)外観検査の特徴 ①多角的な測定には便利で早い ②器差がある ③再現性に欠ける ④測定器(人間)の管理が面倒 ⑤客の感覚と同じで実際的である (2)外観検査の問題と対策 ①パネル(検査員)の管理 ②限度見本の管理 ③判定結果の数量化 (3)ヒューマンエラーの原因と対策 ①ヒューマンエラーの現象と原因 ②ヒューマンエラーの処置・対策 7:まとめ 質疑・応答 個別相談(当日受け付けます) 講師紹介 略歴 ・工学院大学生産機械工学科卒業、TEAC株式会社入社、製造係長、コストセンター長を 経て、株式会社ジェム日本経営に入社、技術の分かる経営コンサルタントとして、現場 改善と物作りの革新プロジェクトを支援する。 ・平成2年(有)エスケイジーマネジメントを設立、開発・設計、資材・購買、生産・製 造システムの構築、品質・納期・コスト改善プロジェクトの目標達成を支援する。 ・韓国・台湾・中国などの国際コンサルティングでも、知・行・実の一致を目指した指導 で実績を上げ、約180のプロジェクトを支援し現在に至る。 著書 「だからあなたの会社のコストダウンは失敗する」(日刊工業新聞社) 「よくわかるこれからの外注管理」「よくわかるこれからの原価企画」「品質管理の仕事がわかる本」(同文舘出版) 「外注管理の実際」(日経文庫B27)「各種事例から学ぶ官能評価」(情報機構) 「外観検査の実務とAI活用最前線」(情報機構) 「工場・製造プロセスへのIoT・AI導入と活用の仕方」(技術情報協会) 「作業者教育と製造トラブルの未然・再発防止策」(技術情報協会)など、多数。 学会 ・公益社団法人大阪府工業協会専任講師、日本資材管理協会主任研究員
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