公差設計理論・公差解析法,構造設計に必要な樹脂成形・金型知識,正しい公差設計の進め方・設計ノウハウについて,豊富な経験に基づき,実践的に分かりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
Nakadeメソッド研究所 代表 中出 義幸 先生 元 パナソニック,トヨタ自動車DRBFM A級認定
- 日時
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円 ※WEB受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。
- テキスト
受講概要
受講形式 WEB受講のみ ※本セミナーは、Zoomシステム利用によるオンライン配信となります。 ※Live配信のみ、録画視聴はありません。 テキスト 製本資料(受講料に含む) ※WEB受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。 受講対象 ・初級~中堅技術者、管理者 ・技術管理部門 ・品質管理、生産・製造技術者 予備知識 特に必要ありません。 習得知識 1)公差設計理論と公差解析法 2)構造設計に必要な樹脂成形と金型知識 3)正しい公差設計の進め方と設計ノウハウ など 講師の言葉 本来の設計は、「ものづくり」を熟知した構造を考案することに他なりません。多くの設計者は「ものづくり」を理解しないまま公差解析に確率論を適用してしまい、その結果、金型改造や図面修正など土壇場で設計の手戻りが発生しています。確率論は工程管理に使用するもので、実際の設計現場は確率論や幾何公差では問題解決しないのです。 本セミナーでは、教科書にはない「ものづくりを考慮した設計」をどのように進めていったらよいか、現場を知り尽くしたトヨタDRBFMのA級認定講師が、樹脂部品を事例に“本当に設計者が身に付けるべき公差設計“について、①公差値はどのようにして決まるのか、②構造設計に必要な、設計基準や金型構造、樹脂成形、材料特性を理解することの大切さを、リコール経験談など具体的な事例を交えて分かりやすくお伝えします。 本セミナーを受講することで、若手技術者でも機構設計の全体像を理解できるようになり、設計力が格段にアップします。技術者や管理者など、多くの方の受講をお勧めいたします。
プログラム
0.セミナーへの想い 1.はじめに 1-1. 確率法で公差解析はするな! 1-2. ゼロ・ディフェクト思考 1-3. 公差設計の現状 2.現状の課題とセミナーのねらい 2-1. 現状の課題 2-2. セミナーのねらい 3.公差設計と公差解析 3-1. 公差概論 3-2. 公差解析の必要性 3-3. 公差の種類 3-4. 公差のJIS規格 3-5. 形状公差:幾何公差記号 3-6. サイズ公差と幾何公差の違い 3-7. 公差解析法 3-8. 公差解析の計算例 3-9. 確率法の成立要件 4.公差を決める設計プロセス 4-1. 構想設計~金型~成型、製品完成まで 4-2. モノ造りでのバラツキの配慮 4-3. 樹脂の成形収縮率 4-4. 公差設計での樹脂の使いこなし! 事故事例とその対処法 接点技術、ABS、PBT、PP樹脂 (理解度チェック) 5.金型構造と射出成型機 5-1.金型の基本構造 5-2.樹脂射出成型プロセス 5-3.射出成形金型の基本機能 6.樹脂成形での配慮すべき公差設計のポイント 6-1. 成形不具合とその対策形状 6-2. 公差を考慮した樹脂別推奨肉厚 6-3. 公差上配慮すべき金型設計内容 6-4. 幾何公差の弊害 6-5. ズレ修正とバラツキ抑え 6-6. 設計者が一番知りたいこと!!! 公差値設定のポイント! 7.公差設計の勘所!…演習あり 設計者として押さえておきたいノウハウと事例! 7-1. プッシュボタン構造設計 7-2. プリント基板の位置決め設計 7-3. 樹脂筐体へのブラケット固定設計 7-4. プッシュ操作スイッチ構造設計 7-5. CAD図での架空点/線 対処法 (理解度チェック) 8.公差設計実践…2Stepの勧め Step1:設計時…積上法で構造考案 Step2:量産後…確率法で部品管理 9.おわりに 講師から設計者への手紙! 質疑・応答 講師紹介 略歴 パナソニックにて車載電装品開発を26年間担当。 複雑な構造設計及び回路設計の習得、ハンドル周辺の操作ユニット、 キーレス等の製品開発とマネジメントを担当。 ・2013年6月 トヨタ自動車DRBFM A級認定(サプライヤ初) ・2014年5月 社長賞受賞 ・2015年3月 パナソニック早期退社 ・2015年4月 京都府中小企業 特別技術指導員 ・2015年8月 設計品質コンサルタントとして独立 ・2018年1月 Nakadeメソッド研究所 設立 ・2019年5月 公差設計支援