パワーエレクトロニクスの特徴,パワーエレクトロニクスの学び方・習得法,インバータの仕組み・動作原理,ノイズとインバータとの関係,インバータに関わる専門用語,インバータの市場・実用例について,豊富な経験に基づき事例を交え分かりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
大島研究所 代表 大島 正明 先生 工学博士(東京大学),電気学会プロフェッショナル,第1種電気主任技術者,米国IEEE Life member
- 日時
- 会場
TH企画 セミナールームA
会場案内
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
※別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。
- テキスト
受講概要
受講形式 会場・WEB テキスト 製本資料(受講料に含む) ※別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。 進呈 パワーエレクトロニクスとノイズ対策(科学情報出版)を進呈します。 受講対象 ・情報系,機械系,材料系の学科を卒業した人 ・電気電子系を卒業したけれども,インバータを学ばなかった人 ・仕事でインバータに関わるのが初めての人 ・インバータ技術の基礎を復習したい人
予備知識 高校,大学教養の数学と物理学の知識があれば理解が進みます。 習得知識 1)パワーエレクトロニクスはどのような特徴の技術なのか。 2)パワーエレクトロニクスの学び方,習得法 3)インバータの仕組み,動作原理 4)ノイズのインバータとの切っても切れない関係 5)インバータに関わる専門用語 6)インバータの市場と実用例 など
講師の言葉 地球環境問題や自動車の電動化などを背景として、パワーエレクトロニクスを利用する製品の活躍が拡がっています。インバータを始めとするパワーエレクトロニクス製品市場は今後益々、拡大してゆくものと思います。 この講座は、これからインバータを学ぼうとする初心者のための導入講座です。情報系、機械系、材料系を卒業した人のほか、電気電子系を卒業したけれどもインバータを教わらなかった人も対象としています。 インバータに関して初心者が最初に身に着けるべき知識・ノウハウを講師の経験を踏まえ、お伝えします。インバータは習得が難しいと云われることが多いですが、基本技術に分解して分かり易く解説します。
プログラム
1.パワーエレクトロニクスとは 1-1.技術的な特質 ~ 一般の電気電子技術と何が違うのか ~ 1-2.パワーエレクトロニクスの発展経過 1-3.パワーエレクトロニクスの習得法 1-4.ノイズとの切っても切れない関係 1-5.パワーエレクトロニクス装置の種類 1-6.適用分野 2.インバータ 2-1.直流と交流 2-2.三相交流回路 2-3.インバータの分類 2-4.インバータ装置の全体構成 2-5.損失と発熱 2-6.単相インバータ 2-7.三相インバータ 3.電気電子回路の基礎 3-1.キルヒホフの 3-2.抵抗 3-3.テブナンの定理 3-4.正弦波交流回路 3-5.インダクタ(コイル) 3-6.キャパシタ(コンデンサ) 3-7.トランス(変圧器) 4.パワー半導体 4-1.ダイオード 4-2.トランジスタ 4-3.IGBT 5.インバータの制御 5-1.ゲート信号の作成(PWM) 5-2.交流電流源として動作させる制御法 5-3.系統連系インバータの制御 5-4.モータドライブ用インバータの制御 5-5.交流電圧源として動作させる制御法 5-6.無停電電源装置の制御 6.インバータ実用例 6-1.電車 6-2.電動自動車 6-3.太陽光発電 6-4.風力発電 6-5.エアコン 6-6.無停電電源装置(UPS) 6-7.無効電力補償装置(SVC) 7.質疑・応答 講師紹介 略歴 東京大学工学部電気工学科卒業。 1975年,東京電力(株)入社。 同社技術開発本部にて,電力用蓄電システムの開発・実用化,瞬低対策電源装置(MPC)の発案・開発・実用化を行う。 2006年からオリジン電気(株)に出向,2013年に転籍。ディジタル制御電源の開発に従事。 2015年,マイクロ水力発電向けに単独運転防止装置を製品化。 2017年にオリジン電気を退職し,大島研究所を設立。 これまでに68件の発明を特許登録する。 電気学会上級会員。電子情報通信学会会員。IEEE(米国電気電子学会)会員。IEC(国際電気標準会議)でEMCを専門とするTC77の国内委員会幹事を務めている。 電気学会倫理委員会委員。電気学会社会連携委員会委員,電気主任技術者試験委員,2008年~2017年東京工業大学非常勤講師,2013年~2022年中央大学理工学部兼任講師。