ガラスの基礎,強化ガラスの特徴・強化メカニズム,強度測定法,脆性破壊について,豊富な経験に基づき,事例を交えながら,入門者にもわかりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
GMS研究所 代表 荒谷 眞一 先生 元 セントラル硝子, 元 帝京大学 非常勤講師, 博士(工学)
- 日時
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
※別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。
- テキスト
受講概要
受講形式 WEB受講のみ ※ 本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。 ※ Live配信のみ録画視聴はありません。 テキスト 製本資料(受講料に含む) ※別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。 受講対象 ・ガラスに関わる研究開発者・技術者 ・ガラス製品に関わる商品開発者・品質担当者 予備知識 特に必要ありません。 習得知識 1)ガラスの基礎知識 2)強化ガラスの特徴・強化メカニズム 3)強度測定法 4)脆性破壊 など 講師の言葉 ガラスは、透明で、燃えにくく、経年劣化もほとんどない上に任意の形状に切断できるという特徴をもっています。また、その組成や構造を変えることにより種々の希望する特性を容易に得ることができます。 一方、ガラスは代表的な脆性破壊材料であり、その強度に対する信頼性は決して高くはありません。ガラスの大きな問題点である強度特性を把握することにより、さらに多くのところで使うことが可能となります。そのためには、ガラスの破壊特性を理解し、適切な強度測定方法を選択することが重要となります。ガラスとはどのようなものか、破壊や強度に対してどのように考えるべきか、基礎的な面から分かりやすく解説します。熱強化ガラスは強度と安全性を高めるために開発されたガラス商品です。なぜ破壊時に細かな断片となるのか、その強化メカニズムや他の強化ガラスの概念も含めて、基礎的な面から分かりやすく解説します。 さらに、私達が開発中の新たな強度測定法により得られた新たな知見も簡単に紹介します。これらの知識は、ガラスの研究者や技術者のみではなく、品質管理や他の関連部門の方々にも大いに役立つことでしょう。
プログラム
1.ガラスの基礎 1-1.ガラスとは? 1-2.板ガラスとその製造 1-3.板ガラスの応用商品 1-4.ガラス物性 1-5.ガラスと歪 2.ガラスの破壊 2-1.脆性破壊と延性破壊 2-2.圧縮応力と引張応力 2-3.クラック進展と影響する因子 2-4.ガラスの破壊モード 3.強化ガラスと強化メカニズム 3-1.ガラス強化の考え方 3-2.熱強化ガラス 3-3.化学強化ガラス 3-4.結晶化ガラス 4.強度測定法 4-1.機械的負荷による強度測定 4-2.熱的負荷による強度測定 4-3.新たな強度試験法とその主な知見 5.強度測定からみるガラス構造 ―ガラスは固体か、液体かー 質疑・応答 講師紹介 略歴 1975年3月 東北大学工学部応用物理学科 卒業 1975年4月 セントラル硝子株式会社入社 硝子研究所配属,テクニカルセンター主任研究員,グラスファイバー製造課長,本社建材,営業推進部課長,硝子研究所基礎セクション長等を経て 2006年6月 知的財産部長 2010年10月 セントラル硝子株式会社定年退職,同社嘱託(~2011/10) 現在 GMS研究所 代表 帝京大学 非常勤講師( 2012/4~2016/3) (主な研究分野) ガラスの熱強化および化学強化,ガラス強度測定法の開発, フロートガラスのクラック進展,熱強化ガラスのクラック伝播,衝撃波による 破壊,ガラス融体の熱伝導率測定,グラスファイバーの生産性向上etc. 学会等 日本学術振興会 先端強度材料 第129委員会委員 日本材料強度学会 評議員 (特記) ISO TC160 SC2(security)Japanese Delegate (1994/3~2002/5)