表面改質と分散・コーティング術向上のための
シリカ粒子の特性と表面評価法・表面改質法・シリカ調製とコーティング技術 ~基本物性、分散・凝集、表面改質、混合技術、合成法、粉砕法~
【WEB受講(Zoomセミナー)】
シリカ粒子を含めた粒子の特性,各種測定法,分散・凝集現象,表面改質に関する知識,シリカ粒子の合成法・各種コーティング法について,具体的に分かりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
山形大学 学術研究院 システム創成工学分野 教授 博士(工学) 木俣 光正 先生
- 日時
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
受講概要
受講形式 WEB受講のみ ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。 受講対象 シリカ微粒子を扱うすべての技術者 特にフィラーや機能性微粒子を扱っている技術者 予備知識 理系化学分野の大卒程度の知識 粉末の物性については「粉体工学」の入門書などを一読されると理解が深まる 習得知識 1)シリカ粒子の特性や、それらに関する各種測定法についての知識 2)液相におけるシリカ粒子の分散・凝集現象についての知識 3)シリカ粒子の表面改質に関する知識 4)シリカ粒子の合成法や粉砕法、各種コーティング法についての知識 など 講師の言葉 シリカ粒子は主に充填剤(フィラー)として、様々な業界で多くの素材に使用されています。また、ケイ素の酸化物は地球上に広く分布し、鉱物の主要な構成要素のひとつであるためか、非常に多くの種類の製品が存在しており、多様な用途に対応しています。そのため、シリカ粒子を扱う技術者も多く、今後も技術開発が進められていくと思われます。 本セミナーでは、シリカ粒子の基本物性から、粒子の分散・凝集理論、表面改質処理、コーティングといった応用技術まで一気に学ぶことができる内容となっております。具体的には、まず、シリカ粒子に限らず、粉体の特性や表面評価法、表面エネルギーや付着力などについて説明します。次に、吸着現象や粒子分散に関わるDLVO理論と種々の表面改質法について示し、さらに小型反応器の撹拌の影響についてシリカ粒子の合成例を示します。また、シリカ粒子の調製法について概説後、最後にシリカ粒子が関わる粒子のコーティング法について実験結果に基づき紹介します。 本セミナーを受講すれば、シリカ粒子を扱う際、自信を持って取り組むことができると思います。なお、応用技術についての相談は、お気軽にメール等で連絡ください。本セミナー受講者であれば、できる限りサポートしたいと思います。
プログラム
・はじめに 1.シリカ粒子の特性と表面評価法 1.1 粒子の大きさと比表面積 1.2 粒子径測定法 1.3 粒子密度とその測定法 1.4 シリカの結晶性と硬度 1.5 濡れ、接触角、表面エネルギー 1.6 帯電現象と電気二重層 1.7 ゼータ電位測定法 1.8 粒子の付着力 1.9 疎水性相互作用 1.10 安息角・圧縮度・回転崩壊角 2.シリカ粒子の分散と表面改質法 2.1 吸着現象と吸着等温線 2.2 DLVO理論 2.3 シリカ粒子の分散(ゼータ電位) 2.4 沈降法による分散性評価 2.5 界面活性剤による改質 2.6 水溶性高分子による改質 2.7 カップリング剤による改質 2.8 シリカの表面処理 2.9 様々な流体と撹拌装置 2.10 小型フラスコスケールの撹拌 2.11 撹拌とシリカ粒子合成 3.シリカ粒子の調製とコーティング 3.1 乾式法 3.2 湿式法 3.3 金属アルコキシド法 3.4 粉砕法と粒子の分散 3.5 シード粒子成長法 3.6 シリカコーティング酸化物粒子 3.7 シリカコーティング金属粒子 3.8 シリカコーティングポリマー粒子 3.9 シリカ粒子への金属コーティング 3.10 シリカ粒子へのポリマーコーティング 3.11 メカノケミカル重合法によるポリマーコーティング ・おわりに 質疑・応答 講師紹介 略歴 1997年3月 山形大学大学院工学研究科博士後期糧修了 博士(工学) 1997年4月 神奈川工科大学 応用化学科 助手 2000年4月 山形大学 工学部 助手 2001年10月~2002年7月 英国バーミンガム大学 在外研究員 2006年4月 山形大学 工学部 助教授(2007年4月から 准教授 に名称変更) 2015年10月 山形大学 学術研究院 教授(現在に至る) 所属学会・役職等 粉体工学会・評議委員 化学工学会 粉体プロセス分科会・副代表 山形化学工学懇話会・副会長