技術的な課題解決に繋がる分析,分析の組み立て方・進め方,分析を業務へ応用する手順,分析に携わる上での心得・考え方,分析機器を管理する上での基本事項について,事例を交え詳しく解説する特別セミナー!!
- 講師
(地独)神奈川県立産業技術総合研究所 川崎技術支援部 主任研究員 技術士(化学部門) 矢矧 束穂 先生
- 日時
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
受講概要
受講形式 WEB受講のみ ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。 テキスト 製本資料(梱包・送料 :1,210円(税込)) 受講対象 ・機器分析や分析化学の初学者、初心者 ・研究開発、品質管理、トラブル対策といった業務の中で分析を使用している方 ・分析データを総合的に解釈して社内外へ報告を行う必要のある方 など 予備知識 特に必要ありません。 習得知識 1)技術的な課題解決に繋がる分析の進め方 2)分析の組み立て方・進め方 3)分析を業務へ応用する際の手順 4)分析に携わる上での心得と考え方 5)分析機器を管理する上での基本事項 など 講師の言葉 今日の社会においては品質管理、研究開発、教育、医療など多くの場面で分析は用いられており、機器分析や化学分析の場面を目にする機会は多い。 一方、単に分析機器を導入しオペレーターを配置しただけでは分析業務が円滑に進まないことも多々ある。分析を効率的に活用して業務へ応用するためには、分析機器の操作方法を習得するだけでは不十分であり、分析原理や分析対象となる試料の知識に加えて「分析の使い方」を熟知しておく必要がある。分析を学ぶ上では、分析化学や機器分析の書籍は非常に役に立つが、タイトルに「分析」と付いたほとんどの書籍には分析の原理や分析事例に関する記載はされているものの、分析の組み立て方や分析の進め方といった実務的な記載はされていないことが多く、分析によって明らかにされた事象を業務へフィードバックする手順と方法は経験に基づくノウハウとなっている。 本セミナーは、分析を専門としていない方やこれから分析に携わる方が、分析という手段を効率的に使えるようになることを目的としており、「どのように分析を進めるのか?」、「分析でできることは何なのか?」という視点から分析に携わる上で礎となる事柄について説明を行う。
プログラム
1.分析の基本 1.1 分析とは? 1.2 化学分析と機器分析 1.3 研究開発・不具合解析・品質管理における分析の必要性 2.分析によって明らかになること 2.1 分析で何ができるのか? 2.2 定性分析 2.3 定量分析 2.4 応用分析(分離分析、微量分析、状態分析、表面分析、局所分析) 3.分析に必要な考え方 3.1 分析の組み立て方と進め方 3.2 分析の3要素 3.3 分析目的の明確化 3.4 試料採取 3.5 試料前処理 3.6 測定 3.7 データ処理 3.8 分析結果のまとめとレポートの作成 4.分析に必要なテクニック 4.1 実験器具や試薬の取り扱い 4.2 試料の取り扱い 4.3 試料の採取方法 4.4 代表的な前処理方法 5.分析機器管理の基本 質疑・応答 講師紹介 略歴 2008年 (財)神奈川科学技術アカデミー(現:(地独)神奈川県立産業技術総合研究所)入所。 現在 (地独)神奈川県立産業技術総合研究所 川崎技術支援部 分析化学及び機器分析を応用した各種材料の評価、顕微鏡技術を応用した材料解析手法の研究及び開発、分析に関する技術相談・技術提案などに従事。 分析に関する初学者向けの書籍として「すぐ身につく分析化学・機器分析の実務」を執筆。