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触媒技術に役立てるための

CO2利用した化学品製造技術体系・課題触媒技術最前線
【WEB受講(Zoomセミナー)

WEB受講

化学

CO2利用の現状,CO2を利用した化成品合成の最新情報,CO2変換に有効な触媒技術,合金材料を利用した触媒の設計指針について,事例を交え詳しく解説する特別セミナー!!

講師
北海道大学触媒科学研究所 准教授 博士(工学) 古川 森也 先生
2021年4月 文部科学大臣表彰若手科学者賞 受賞
日時
会場
※本セミナーはWEB受講のみとなります。
受講料
(消費税率10%込)1名:38,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:33,000円
テキスト

受講概要

受講形式
WEB受講のみ  
 ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。


受講対象
・企業、国研の若手、中堅研究者、技術者およびR&D戦略担当者
・CO2を利用した化学品製造に興味のある方


予備知識
特に必要ありません


習得知識
1)化学業界におけるCO2利用の現状
2)CO2を利用した化成品合成の最前線
3)CO2変換に有効な触媒技術に関する知識
4)合金材料を利用した触媒の設計指針 など


講師の言葉
 CO2を活用した化学品製造に関して、化学業界の現状と技術体系について解説するとともに、それを可能とする触媒技術の最前線について詳しく紹介する。特に、基幹化学品である低級アルケン製造にCO2を利用する最新の取り組みに関し、世界最高性能を示す革新触媒技術の詳細を解説する。
具体的には、初めに化学業界におけるCO2利用・排出削減の現状について、CO2排出削減に対する考え方・取り組みやCO2を活用した化学品製造の分類について概説し、続いてCO2を炭素源とする化学品製造として代表的なカーボネート製造、メタネーション、合成ガスによる燃料製造、メタノール合成を経る化成品合成について説明する。
またCO2を添加剤として利用する化学品製造としてメタンドライリフォーミングやアルカン酸化脱水素についても説明する。
最後に、プロパン酸化脱水素の系を例に、具体的な触媒の設計指針や多元素化による性能向上などについてその詳細を解説する。

プログラム

1. 化学業界におけるCO2利用・排出削減の現状
1.1. CO2排出削減に対する考え方・取り組み
1.2. CO2を活用した化学品製造の分類

2. CO2を炭素源とする化学品製造
2.1. カーボネート製造
2.2. メタネーション
2.3. 合成ガスと燃料製造
2.4. メタノールを経由した化成品合成

3. CO2を添加剤として利用する化学品製造
3.1. メタンドライリフォーミング
3.2. 低級アルカンの酸化脱水素

4. CO2を利用したプロパン酸化脱水素に有効な触媒開発
4.1. 多元素合金を利用した触媒設計指針
4.2. 3元系合金を用いた高性能触媒の開発
4.3. 6元系合金への展開による更なる高性能化

5. まとめ


講師紹介
略歴
2012年3月 京都大学大学院工学研究科 分子工学専攻 博士後期課程 修了
2012年04月 東京工業大学 大学院理工学研究科化学専攻 助教
2016年07月 北海道大学 触媒科学研究所 准教授(現職)
2019年08月 - 2021年07月 文部科学省 研究振興局 学術調査官(兼任)
2019年10月 科学技術振興機構 さきがけ研究員(兼任)
2021年04月 文部科学大臣表彰若手科学者賞 受賞