撹拌・混合操作とトラブル対策のための
Excelテンプレートを使った撹拌槽の設計・スケールアップとトラブルシューティング
~基礎から実務計算まで~(PC演習付き)【WEB受講(Zoomセミナー)】
混合・撹拌の基礎,設計・スケールアップ,計算,トラブルシューティングについて、実践的な演習を交え,詳しく解説する特別セミナー!!
- 講師
東洋大学理工学部応用化学科 名誉教授 工学博士 川瀬 義矩 先生 元 千代田化工建設(株)
- 日時
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
受講概要
受講形式 WEB受講のみ ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。 受講対象 撹拌槽に実務に係っているエンジニアの方および撹拌槽の設計およびスケールアップに興味のあるエンジニアの方が対象です。 新たに撹拌槽について学ぼうとする方にも最適なセミナーです。 撹拌槽の設計およびスケールアップで実際に問題を抱えていらっしゃる方も解決法を見つけるために是非受講下さい。 予備知識 特に予備知識は必要ありません。 撹拌操作について基礎から実際まで分かり易く解説いたします。 実習に使うExcelについても簡単な計算(四則計算)をしたことがある方であれば、撹拌槽に興味のある方はどなたでも理解できます。 習得知識 1)撹拌・混合の基礎が明快に理解できる 2)実際の撹拌装置設計計算が学べる 3)撹拌装置のスケールアップ手法が学べる 4)撹拌・混合操作のトラブルの原因と対策が理解できる 講師の言葉 撹拌装置は数多くのプロセスで使われています。その設計およびスケールアップにあたり多くの疑問を持っているエンジニアの方がいらっしゃると思います。撹拌の基礎から設計およびスケールアップまでを詳しく解説します。動画を数多く使い分かり易く説明いたします。 また、実際の最適設計およびスケールアップの計算をExcelを使って解説します。知識だけではなく具体的な計算も身に付けることができます。使用するExcelのファイルは差し上げますので、実務で御使用ください。撹拌・混合操作におけるトラブルと対策についても具体的に解説致します。
プログラム
Ⅰ. 混合・撹拌の基礎 1. 撹拌の基礎 ① 撹拌とは ② 撹拌の目的 ③ 撹拌槽と撹拌翼の種類と選定のポイント ④ 設計とスケールアップの考え方 2. 混合の指標になるパラメーター ① 撹拌所要動力(撹拌動力の測定法、動力線図、撹拌所要動力の計算実習) ② 混合時間(混合時間の測定法、混合時間線図、混合時間の計算実習) Ⅱ. 設計とスケールアップ 1. 異相系の撹拌の問題点 ① 固体粒子の分散について(固体粒子浮遊限界撹拌速度の測定、固体粒子分散の計算、 粒子分散の計算実習、撹拌槽における固体粒子溶解の計算実習) ② 液体の分散について(液液分散と転相、乳化、撹拌槽およびスタティックミキサーにおける 液液分散の計算実習) ③ 気体の分散について(気体分散による撹拌所要動力低下の計算実習、完全分散と フラッディングの計算実習、ガスホールドアップの計算実習、物質移動容量係数の計算実習) 2. 撹拌槽反応装置の混合と反応 ① 撹拌反応装置の種類(回分、半回分、連続操作、完全混合とプラグ流) ② 混合モデルと反応の関係(混合状態の違いにより異なる反応装置設計の計算実習、 デッドゾーンとバイパスがある場合の計算実習) ③ 反応装置の設計(反応速度解析、反応速度式の計算実習、撹拌槽反応装置設計の計算実習) 3. 撹拌槽設計計算の実習 ① 撹拌槽吸着装置の設計(計算実習) ② バイオリアクターの設計計算実習(計算実習) ③ ガス吸収反応撹拌槽の設計計算(計算実習) 4. 撹拌槽のスケールアップ ① スケールアップ手法 ② 幾何学的相似(80Lから10m3へのスケールアップの計算(計算実習)、 スケールアップによる影響因子(計算実習)、スケールアップによる操作範囲の変化(計算実習)) ③ CFD(流動解析)を使ったスケールアップの活用 5. 撹拌槽スケールアップ計算の実習 ① 単位液体積あたりの 攪拌所要動力Pv一定のスケールアップ(計算実習) ② 混合時間あるいはPV一定のスケールアップ(計算実習) ③ 撹拌槽バイオリアクターのスケールアップ(計算実習) ④ 撹拌槽晶析装置のスケールアップ(計算実習) Ⅲ. トラブルの事例と対策 1. 高粘度液の混合で起こるトラブル ① 高粘度液の混合における留意点(撹拌槽型バイオリアクターの伝熱面積(計算実習)) ② 非ニュートン流体によるトラブル(非ニュートン流体の混合(計算実習)) ③ 混合不良によるトラブルの解決法(ヘリカルリボン翼の撹拌所要動力と混合時間(計算実習)、 熱移動を基準としたスケールダウン(計算実習)) 2. 各種トラブルの対策 ① 異相系撹拌におけるトラブルとその対策 ② 軸受けなどのトラブルとその対策 ③ その他のトラブル対策について Ⅳ. 質疑応答 講師紹介 略歴 早稲田大学理工学部応用化学科、大学院応用化学専攻博士課程 千代田化工建設(株),東京都立大学工業化学科, ニューヨーク州立大学化学工学科,ウォタール―大学を経て現在に至る。
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