受講概要
受講形式 会場・WEB 受講対象 ・設計者 ・購買担当者 ・コストを見積もるスキルを習得したい方 など 予備知識 特に必要ありません 習得知識 1)加工品の見積もりの基礎知識の習得 2)見積書の読み方の習得 3)加工に関する基礎知識 4)加工品についてのコストダウンの着眼点 講師の言葉 「会社の第一の目的は、利益の獲得にある。」といわれ、その源は製品にあります。さらに、「製品コストの80%は設計段階で決まる。」との言葉にあるように、設計者に対する高いコスト意識が強く求められています。 このため、設計者は、製品の採算性を高めるうえで、コスト(原価)を知ることが重要です。しかし、実際の業務の中では、材料費や加工費という言葉を日常的に使っていますが、「加工費には、何が含まれているのか、どのように算出するのか、どの点に着目すればコストダウン効果が得られるのか。」などをあいまいに理解したまま用いていないでしょうか。 本セミナーでは、機械加工品を対象に理論的・科学的にコストを算出する演習を行い、理解の促進を図ります。また、利益向上に役立つコストダウンの着眼点を見積もりの面から解説します。 さらに、近年進められているDXについて、見積システムを活用し、製品の開発・設計活動から生産活動に至るうえでの有効で効果的な運用を紹介します。
プログラム
1.知っておくべきコスト見積のしかた (1).図面とコスト見積について (2).いろいろな見積り方法 (3).図面および仕様書の管理 (4).コスト見積に必要な情報 2.コスト見積りのしかた (1).製品コストの求め方 (2).加工品の売価(コスト)の求め方 (3).理論的なコスト見積のしかた 3.知っておくべき材料費の求め方 (1).材料の種類 (2).材料費の算出方法 (3).材料選択のしかたとコストダウンの着眼点 4.知っておくべき加工費の求め方 (1).加工費の内訳 (2).加工費レートの算出方法 (3).所要時間の算出方法 (4).機械加工品の見積もり演習 (5).機械加工品のコストダウンの着眼点 5.見積システムによるDX (1).見積もりのシステム化のすすめ方 (2).見積システムの洗練化のすすめ方 (3).製品設計段階での見積システムの運用とコストダウンのすすめ方 質疑・応答 講師紹介 略歴 産業能率短期大学卒業。 大手省力化機器メーカー、大手ソフトウェアハウス、生産財販売代理店などで製造現場、 生産管理、システム開発(SA)、営業などの実務を経験。 1998年、日本コストプランニング株式会社を設立。 経営コンサルタントとして、製品コストを切り口にコストダウンを指導する。 機械加工や板金加工などに関する膨大なデータを取り込んだ見積ソフトを開発し、指導に活用するとともに販売している。 また、新製品開発プロジェクトにおけるマネジメントや生産システム構築のコーディネートもしている。 主な著書に『図解 原価管理』(日本実業出版社)、『コスト見積もり力養成講座』、 『目標原価達成に必要なコスト見積もり術』(ともに日刊工業新聞社)、『原価管理入門スクール(通信教育)』。 このほか寄稿多数。
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