工程分析・改善スキル,異常発見能力,作業リスクマネジメント,TRIZによる問題解決方法,特性要因図・パレート図による品質管理,管理図による品質管理スキルについて,事例を踏まえ分かりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
東京農工大学大学院工学府産業技術専攻 名誉教授 工学博士 北原 義典 先生 元 ㈱日立製作所 中央研究所主管研究員
- 日時
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
受講概要
受講形式 WEB受講のみ ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。 受講対象 機械、電機、ソフトウェア、自動車、化学、食品、バイオ関連製造業の技術開発・製造部門の担当者・リーダー 予備知識 特に必要ありません 習得知識 1)工程分析スキル 2)工程改善スキル 3)異常発見能力 4)作業リスクマネジメントスキル 5)TRIZによる問題解決スキル 6)特性要因図による品質管理スキル 7)パレート図による品質管理スキル 8)管理図による品質管理スキル など 講師の言葉 生産工程管理及び品質管理は、モノづくりの根幹をなす重要な活動です。要求仕様通りの製品を顧客に、早く安く提供するのみならず、高い品質を保持し安定意的に供給していくための最適な工程を構築、統制していくことが製造企業の価値向上につながります。工程管理は利益を生み出す源であり、その最適化のためには、生産要素の中で最も中心となる作業者に視点を当てることが重要です。加えて、現場の工程管理には、異常管理や作業のリスク管理も求められます。また、製品に欠陥を生じさせないための土台は優れた品質管理で築かれます。品質管理の目的は、製品の質を維持あるいは向上させることと、品質に大きなバラツキがないように製造の工程を管理することにあります。 本セミナーでは、製造業の技術担当者やリーダーが身につけるべき、工程管理手法、異常管理手法、作業リスク管理、品質管理手法について、初心者にもわかるように演習もまじえながらわかりやすく解説していきます。 受講者の声 ・今回「TRIZ」について興味を持ち受講させていただきました。品質管理をする中で、顧客要求も難しいものもあります。それを解決するために今回学んだことを生かせればと思います。 ・演習などの時間、解説も十分時間を割いていただいた為、理解するのにちょうどよかったです。 ・TRIZ矛盾解決マトリクスというものを初めて知ることができた。新しい解決方法を知る機会となり大変有意義であった。 ・データを可視化するための図やグラフを描けるようになりたいと思いました。可視化する事でどの段階で異常が起きたのかも分かりやすくなることを実感しました。また、地道に分析を続けていく事が重要だと思いました。
プログラム
1.生産性と工程管理
・工場と生産性
・生産工程と工程分析
・物的労働生産性と付加価値労働生産性
・生産速度の改善
・工程表の作成
・工程表を用いた進捗管理
・クリティカルパス
2.工程レイアウトと作業管理
・工程レイアウトの改善
・流れの改善
・モノ動線の最適化
・人動線の最適化
・ジョブショップ・レイアウトとフローショップ・レイアウト
・デザインレビュー
・作業研究を知っておく
・標準時間の設定
・標準作業の設定
・手動線の最適化
・動作経済の原則
・知的機構の導入
3.品質管理と異常管理
・品質管理とは
・品質管理のポイント
・QFDによる品質機能展開
・品質のバラツキの定量化
・QC七つ道具
・特性要因図の使い方
・パレート図の使い方
・管理図の使い方
・品質管理演習
・品質保証のフロー
・プログラムの品質
・サービスの品質
4.安全管理とヒューマンエラー
・安全文化の醸成
・定期点検活動
・安全の3原則
・インタロックの考え方
・べからず集を作っておく
・ヒューマンエラーの予防的対策
・ヒューマンエラーの対処的対策
5.TRIZを用いた問題対策
・TRIZとは
・TRIZによる問題解決の考え方
・TRIZを用いた安全対策
・TRIZを用いた事故予防策
・TRIZ演習
質疑・応答
講師紹介
略歴
1979年 広島大学総合科学部情報行動科学コース卒業
1981年 同大学大学院修士課程修了
1981年 (株)日立製作所入社 中央研究所配属
1986年 (株)ATR視聴覚機構研究所
1993年 (株)日立製作所 研究開発推進本部
1994年 (株)日立製作所 中央研究所
1996年 東京大学大学院工学系研究科にて博士号取得
2014年 東京農工大学大学院工学府産業技術専攻教授
2021年 東京農工大学名誉教授
著書
「謎解き・人間行動の不思議」「なぜ、口べたなあの人が、相手の心を動かすのか?」
「イラストで学ぶヒューマンインタフェース」「はじめての技術者倫理」「イラストで学ぶ認知科学」(いずれも講談社)