受講概要
受講形式 会場・WEB ※WEB受講の場合でも録画視聴はありません。 受講対象 ・組立製造業 ・開発/設計/設計管理部門の管理者から担当 ・業務改革推進部門の管理者から担当 ・情報システム部門の管理者から担当 予備知識 特に必要ありません 習得知識 1)設計システムを利用し、どのように設計業務改革を進めるかを理解できる 2)BOM・PDM・PLMなどの設計システムの正しい導入コンセプトが理解できる 3)設計システムの投資対効果の考え方を理解できる 4)設計システムの失敗するポイントを理解できる など 講師の言葉 設計改革により設計の効率化・高度化を実現しなければなりません。そのためには設計システムの活用は欠かせません。しかし、世の中には様々なパッケージシステムが存在しますが、課題に適したシステム選定を行う際にどのように評価すればよいか難しいです。適切なシステム構想や全体像を描き、改革の推進が欠かせません。単なるシステム導入で終わらせず設計改革につなげるポイント、効果的なロードマップ、よくある改革の失敗原因を踏まえて導入の勘所を解説します。 また、設計システムの代表例である【BOM、PDM、3D-CAD】も多くの企業で失敗をしています。導入はしたが運用/定着で失敗し、業務改革が進まない。場合によっては【登録の手間だけ増え、肝心の設計力を弱体化させてしまった】ケースも少なくありません。システム機能や事例に惑わされず課題にあわせて検討すべきポイントを解説します。あわせて、近年導入が進んでいるPLMについても解説します。そもそもPLMとは何か?概念だけが先行しています。PLMの考え方やERPとの連携方法などについても解説します。業務面/機能面から設計システムの全体を整理し、将来的な視点にたった際に検討すべきことを解説します。
プログラム
<基礎編> 1.設計改革のあるべきコンセプト ・設計改革の方向性と情報化のポイント ・テクノロジー活用が遅れた「昭和な業務」からの脱却 2.設計システム/PLMのあるべきコンセプト ・PLMとは何か ・PLMとERP連携の本質 ・設計システムの全体像 3.設計システム/PLMの経営効果と経営者への理解 ・設計システムの効果をどのように考えるか ・経営者に設計システム/PLMをどう理解してもらうか <実践編> 4.PDM(成果物管理・技術ドキュメント管理) ・クラウド化で社内外をつなぐ技術図書管理のあり方 ・成果物管理とコミュニケーション管理の融合 ・脱メールによる「設計根拠」の見える化 ・効果的な図面の納期管理方法 5.3D-CAD ・なぜ3D-CADは導入に失敗するのか ・設計意図を管理するCADのあり方 ・標準設計とパラメトリックCAD ・3D検図(3Dの応用的活用) 6.BOM(部品表) ・BOMはなぜ必要なのか。設計におけるBOMのメリットとは ・E-BOMとM-BOMは統合すべきか。わけるべきか。 ・部品表(BOM)の導入ポイント ・PS(品目構成)とPN(品目コード)の本質 ・設計部品表と図面構成表 ・様々な部品表の違い(CAD/E/M/P-BOM) ・BOMによる原価管理のあり方(Cost-BOMについて) ・量産企業と個別受注企業での部品表活用の違い 質疑・応答 講師紹介 略歴 IT系コンサルティング会社、製造業系コンサルティング会社ディレクターを経て、プリベクトを設立。 競争力ある製品/もうかる製品の実現のため、設計と原価の融合をコンセプトにした企業変革に取り組む。 業務改革の企画/実行、IT導入まで一気通貫で企業変革の実現を支援。 プロフィタブルデザイン、設計高度化、設計ナレッジマネジメント、製品開発マネジメント、 原価企画、原価見積、開発購買、ライフサイクルコスティング、意思決定管理会計、 BOM、PDM、PLMなどのコンサルティングを手がける。