部品・機器の信頼性をごく短時間に確認するための
超加速試験法と加速技術の実際
加速係数が数百倍の強加速試験、数万倍にもおよぶ超加速試験について解説する特別セミナー!!
- 講師
植草機器設計事務所 所長 植草 源三先生
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:47,250円 同時複数人数お申込みの場合1名:42,000円
- テキスト
受講概要
講師の言葉
加速性の大きな寿命試験を業務とする技術者及び管理に関心のある方が、数百倍の加速係数の強加速試験を 追及するときは、 (1)このような加速試験にはどのようなものがあるのか (2)強い加速試験の数理は何で、どの様な試験法を設計するのか (3)同時作用の物理化学的反応の物性 (4)超加速状態における致命的破損現象 などを考えると思う。 特に最近、問題となっている家庭用機器のリコールは自動車のタイヤ問題を含めて、物性的な劣化(老化)から 超音波、エキソ電子、熱光などの誘起エネルギーが発生して、電気・化学・機械的エネルギーによる複合作用に 重畳して多重加速現象として不測の事故を発生することから、安全性の面からも信頼性設計の注目ポイントとなる。
プログラム
1.強加速のメカニズム
1.1 電気化学的反応 1.2 機械化学的反応 1.3 物理化学的反応 1.4 電気物理的反応 1.5 同時作用と超加速
2.演習問題
2.1 温度の加速 2.2 熱と応力の加速 2.3 電解腐食の加速 2.4 熱ショックの加速
3.加速係数の求め方と注意
3.1 加速係数の成り立ち 3.2 寿命データと係数 3.3 加速性成立の条件 3.4 反応開始状態の注意点
4.強加速試験の実際
4.1 タンタルコンデンサの高温負荷 4.2 ICのPCT/B試験 4.3 はんだの熱応力疲労試験 4.4 合金の応力腐食疲労試験 4.5 水漏れと粛サージ 4.6 ICの過電流マイグレーション
5.超加速と折曲がり性
5.1 S-N曲線 5.2 折曲がり直線回帰 5.3 増加指数曲線と致命性
6.補足・質疑応答
講師紹介
立石電機(株)中央研究所素子材料研究部長、品質保証センター長 等歴任後、現職