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原因の特定と対策に結びつけるための

高分子劣化変色メカニズム寿命評価及トラブル解析事例
各種ポリマー弱点から見たポリマー選択注意点劣化評価法劣化解析法について具体実例交えて解説【会場/WEB選択可】

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化学

高分子材料の劣化や変色のメカニズムを解析事例を交えて解説!
またゴム・プラスチックの劣化対策や寿命予測の流れ・ポイント,予測された寿命の正しい解釈について,分かりやすく解説する特別セミナー!!

講師
一般財団法人化学物質評価研究機構  東京事業所  高分子技術部
技術第三課  課長 博士(工学) 仲山  和海  先生
日時
会場

TH企画 セミナールームA

会場案内
受講料
(消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト

受講概要

受講形式
会場/WEB選択可

受講対象
企業の研究・開発・設計・品質保証部門の技術スタッフ


予備知識
高分子化学の基礎


習得知識
1)高分子の劣化因子
2)劣化変色メカニズム
3)材料分析法と寿命予測 など



講師の言葉
 ゴム、プラスチックをはじめとする高分子材料は必ず劣化が進行する。劣化が進行するとやがては外観の不良、変色、変形、破壊などのトラブルが発生し、時には大事故につながることもある。
 劣化や変色は、その誘引因子が複雑で複数の因子が同時に関与すること、ポリマー種によって劣化、変色の生じ方が変わるだけではなく同じポリマー種であっても添加剤によって変わることから、難解な現象であるために原因の特定と対策も容易ではない。
 そこで、本講では高分子材料の劣化と変色のメカニズムを解析事例を交えて解説する。また、ゴム、プラスチックの寿命予測の基本的な流れやポイントを解説し、予測された寿命の正しい解釈について説明する。

プログラム

1.高分子材料の劣化メカニズム
 1.1劣化因子
    熱劣化、光劣化、金属による劣化など
 1.2自動酸化反応
 1.3 ポリマーの劣化と高分子材料の劣化

2.変色原因
  2.1 なぜ変色が起きるのか?(変色の化学)
  2.2 ポリマーの劣化による変色
  2.3 酸化防止剤による変色
  2.4 付着による変色

3.劣化及び変色解析のための分析法
  ・FT-IR
  ・DSCによる酸化開始温度
  ・GPC
  ・TG
  ・ESR
  ・NMR
  ・XPS
  ・EPMA
  ・定量的劣化分析法

4.劣化対策
  4.1 劣化対策のアプローチ
  4.2 劣化対策のための劣化原因解析
  4.3 材料選択による劣化対策
  4.4 添加剤の選択による劣化対策
  4.5 各種ポリマーの特徴
  4.6 ゴムの劣化対策
    ・老化防止剤の機能
    ・効果的な配合例
  4.7 プラスチックの劣化対策
    ・酸化防止剤の機能
    ・光安定剤の機能
    ・紫外線吸収剤の機能
    ・効果的な配合例
  4.8 対策の検証

5. 寿命予測法
 5.1 寿命の考え方
    機能的寿命と商品的寿命
 5.2 劣化評価と寿命予測の関係
 5.3 寿命予測の流れ
 5.4 寿命予測のポイント
    現実との乖離
 5.5 寿命のばらつき
 5.6 アレニウス法による寿命予測
 5.7 アイリング法による寿命予測

6.劣化及び変色解析事例
 6.1 加硫ゴムの劣化、トラブル
  6.1.1 加硫ゴムのオゾン劣化
  6.1.2 加硫時の水分が加硫NRの寿命に与える影響
  6.1.3 ブルームによる白化
 6.2 プラスチックの劣化、変色
  6.2.1 ポリウレタンの変色
  6.2.2 ポリカーボネートのアミン系物質による白化
  6.2.3 ヒンダードフェノール系酸化防止剤による変色
  6.2.4 ヒンダードアミン系光安定剤による変色
  6.2.5 ポリプロピレンの酸化劣化と劣化度の分布
  6.2.6 二酸化チタンによるポリ塩化ビニルの変色



講師紹介
H9.3 国立有明工業高等専門学校 工業化学科 卒業
H11.3 九州大学工学部応用物質化学科 卒業
H11.4 (財)化学品検査協会(現一般財団法人化学物質評価研究機構) 入会
H21.3  長崎大学大学院生産科学研究科博士後期課程 修了
H27.4 東京事業所 高分子技術部 技術第三課 課長