バイオマスプラスチックの基礎,プラスチック製造・リサイクル・廃棄と地球環境の関係性,バイオマスプラスチック開発について,最新の研究開発動向・社会実装に向けた取り組み事例を含め分かりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
国立研究開発法人理化学研究所 環境資源科学研究センター バイオプラスチック研究チーム 上級研究員 博士(工学) 竹中 康将 先生
- 日時
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
受講概要
受講形式 WEB受講のみ ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。 受講対象 ・バイオプラスチックの基礎知識を得たい方 ・バイオプラスチックの社会実装に向けた取り組みに関する情報を得たい方 ・高分子合成に関する研究に従事している企業研究者やアカデミア ・バイオマスプラスチック開発の最新動向を知りたいと考えている方 ・本テーマに興味がある方ならどなたでも 予備知識 ・高分子合成に関する基礎知識と高校卒業レベルの化学の知識 ・地球温暖化、プラスチックごみ問題および資源循環に興味があり、プラスチックの種類や特性に関する知識があればさらに理解が深まる 習得知識 1)バイオマスプラスチックの基礎知識 2)プラスチック製造・リサイクル・廃棄と地球環境の関係性についての理解が深まる 3)バイオマスプラスチック開発についての理解が深まる 講師の言葉 化石資源由来の原料から合成されているプラスチックは、我々の生活のあらゆる場面で使用される材料となっている。 しかし、プラスチックの地球環境への影響が大きく取り上げられる様になり、脱炭素社会、カーボンニュートラルあるいはSDGsへの関心が高まるにつれて、持続可能な原料の供給と資源の有効利用を促進するバイオマスを原料に用いたバイオマスプラスチック材料の開発と工業化が強く望まれるようになってきた。 最近では、既存のプラスチック材料が海洋・河川へ流出した場合にマイクロプラスチック化して半永久的に残るなど、海洋生物等へ悪影響を与えると言った海洋汚染が社会問題となっており、プラスチックの回収・リサイクルや海洋生分解性という特殊機能の付与にも注目が集まってきている。 本セミナーでは、プラスチックの製造・リサイクル・廃棄と地球環境の関係性について解説し、バイオマスプラスチックの基礎から研究開発の最新動向および社会実装に向けた取り組みについて実例を挙げて紹介する。
プログラム
1 はじめに 1-1. 地球温暖化と気候変動 1-2. プラスチックごみ問題 1-3. 階層的廃棄物対策 2 バイオマスプラスチック 2-1. バイオマスプラスチックとは 2-2. バイオマスプラスチック開発の現状 3 バイオマスプラスチックの最新研究 3-1. バイオマスアクリル樹脂の開発 3-2. 海洋生分解性バイオマスプラスチックの開発 4 おわりに 4-1. まとめ 4-2. 今後の展望 質疑・応答 講師紹介 略歴 1996年3月 東京工業大学 工学部 化学工学科 応用化学コース 卒業 1998年3月 東京工業大学大学院 総合理工学研究科 電子化学専攻 博士前期課程 修了 2001年3月 東京工業大学大学院 総合理工学研究科 物質電子化学専攻 博士後期課程 単位認定退学 2001年6月 博士(工学)学位取得(東京工業大学) 2001年4月〜2003年3月 科学技術振興事業団 さきがけ研究 PRESTO「変換と制御」領域 博士研究員 2003年4月〜2006年3月 理化学研究所 基礎科学特別研究員 2006年4月〜2006年9月 産業技術総合研究所 環境化学技術研究部門 分子触媒グループ 特別研究員 2006年10月〜2011年2月 産業技術総合研究所 環境化学技術研究部門 分子触媒グループ 研究員 2011年3月〜2013年3月 理化学研究所 社会知創成事業 バイオマス工学研究プログラム バイオプラスチック研究チーム 研究員 2013年4月〜2021年12月 理化学研究所 環境資源科学研究センター バイオプラスチック研究チーム 研究員 2022年1月〜現在 理化学研究所 環境資源科学研究センター バイオプラスチック研究チーム 上級研究員 所属学会 公益社団法人 日本化学会:正会員(平成28年度代議員) 公益社団法人 高分子学会:正会員 一般社団法人 触媒学会:正会員