検図の課題,効率的な設計プロセス,検図の仕組み,検図のポイント,自己検図の仕組みについて,これまでの経験をもとに実践に即した演習を踏まえ,分かりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
株式会社A&Mコンサルト コンサルティング部 取締役専務 中山 聡史 先生 トヨタ自動車にて、エンジン設計および開発・品質管理・環境対応業務などを経て現在に至る
- 日時
- 会場
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
受講概要
受講形式 会場・WEB 受講対象 若手設計者からベテラン設計者まで *業種は機械設計を中心に解説しますが、その知識を電気・電子に応用することは可能です。 予備知識 設計プロセスや進め方、基本的な製図知識 習得知識 1)変化点管理プロセスの習得 2)あるべき検図の仕組み 3)あるべき検図のポイント 4)自己検図の仕組み など 講師の言葉 昨今の設計部門には多くの負荷がかかっており、働き方改革が叫ばれているにも関わらず、なかなか帰宅できない、休日出勤が多いのが現状です。またコロナ禍により、在宅勤務せざる得ない状況でコミュニケーションが取れないことにより、多くの手戻りが発生しています。それには様々な理由がありますが、設計部門に実施すべき業務が集中しているためだと考えます。設計部門は会社の中で最も情報を有している部門であり、他の部門でも出来る事を情報を持っているが故、なぜか設計者が実施しなければならない状況になっています。 そんな中、完璧な設計をし、間違いの少ない図面を作成し、検図を実施するという事が果たして出来るでしょうか。やはり、業務が集中している中、コミュニケーション不足の中でも効率的に設計を進めなければなりませんし、ポイントをついた検図を実施しなければなりません。検図は本来、検図者と設計者のコミュニケーションの1つなのです。そこから、様々なノウハウが伝承され、設計者の能力をあがっていくのです。 本講座では、効率的に設計を進めた上で、必要な図面のみを検図する方法を解説します。 また、その必要な図面に対しての検図のポイントを解説し、更なる設計品質の向上を図りながら、設計者能力を向上させていきましょう。その結果、今までの働き方を変え、より創造的な業務に集中できる環境を構築しましょう。 進呈 講師著書:「正しい検図-自己検図・社内検図・3D検図の考え方と方法」(日刊工業新聞社)を進呈します。 受講者の声 ・検図に対する認識が変わり、今後実施することで、業務改善が見込めると感じた。 ・検図の手法以外にも、開発プロセスから掘り下げていただいてとても分かりやすかった。 ・参考になる内容でした。業務で活用可能な部分は活用していきたいと思います。 ・検図に対する意識を変える事のできたセミナーでした。現時点では検図する立場ではなく、自己検図側ですが、今後の設計に生かしていきたいと感じました。
プログラム
1. 現状の検図の課題 1 ) 必要な検図と不要な検図 2 ) 不要な検図を実施する事による問題点 3 ) 間違った設計プロセスと検図の進め方 4 ) 正しい設計プロセスと検図の仕組み 5 ) 課題まとめ 6 ) 演習①~現在の検図の課題を抽出しよう!~ 2. 設計プロセスのあるべき姿と検図の役割 1 ) 設計の基本概念 2 ) フロントローディング 3 ) 設計プロセスのあるべき姿 3. 効率的な設計プロセスと検図 1 ) 変化点管理の仕組み 2 ) 検図の詳細プロセス (1) 検図の詳細内容 (2) 検図に必要な準備物と仕組み (3) 3DCADと変化点管理と検図 (4) グループワーク②~検図の演習~ 4. 自己検図の進め方 1 ) 自己検図とは 2 ) 自己検図のPDCA (1) PLAN:チェックリスト (2) DO:自己検図 (3) CHECK:間違いポイントの解析 (4) ACTION:チェックリストへのフィードバック 3 )自己検図まとめ 質疑・応答 講師紹介 略歴 関西大学 機械システム工学科を卒業した後、トヨタ自動車(株)にて、エンジン設計および開発、品質管理、環境対応業務などに従事し、ほぼすべてのエンジンシステムに関わる。 また、海外での走行テストなども経験する。 その後、A&Mコンサルトに入社。「モノ造りのQCDの80%は設計で決まる!」の理念のもと、多くのモノづくり企業で設計業務改革を推進する。