中国メーカーの製造現場,トラブルをなくアプローチ,国民性を理解した仕事の進め方,商社・OEM/ODMメーカーとの関わり方,通訳に100%伝える会話, 中国メーカーに不良品を作らせないノウハウ等について,豊富な経験を踏まえ実践的に解説する特別セミナー!!
- 講師
ロジ 中国モノづくり設計コンサルタント 小田 淳 先生 元 ソニー株式会社, ソニーChina(上海に駐在)
- 日時
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税等込み)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
受講概要
受講形式 WEB受講のみ *本セミナーはZoomシステム利用によるオンライン配信となります。 受講対象 ・中国や海外メーカーと仕事をしている設計者、品質担当、製造担当、購買担当 ・中国でドラブルや不良品でお困りの方 ・中国の駐在中の方 ・中国に赴任予定の方 ・職場に中国人のいる方 予備知識 必要なし 習得知識 1)中国人の国民性による仕事の仕方を理解した仕事の進め方 2)中国人に確実に伝える会話、会議、メールの仕方 3)不良の出ない製造ラインの構築方法 4)部品メーカー選定、見積もり、図面作成のノウハウ など 進呈 講師著書「中国工場トラブル回避術 原因の9割は日本人(日経BP)」を進呈します。 講師の言葉 中国におけるものづくりなどのビジネスで、「普通〜のハズ」、「確かに〜と言ったハズ」、「そんなハズじゃなかった」と愚痴ってしまったことはありませんか?確かに中国でのビジネスでは理解や納得のできないことが多くあります。 しかし、私たち日本人に本当に何も問題はないのでしょうか?私の中国駐在4年半の経験から、中国人とのトラブルの原因の70%は日本人にあることが分かりました。一言で言うと、日本人は日本人の特殊な仕事の仕方である「あうんの呼吸」を中国に持ち込んでいるのです。アップルは高精度のiPhoneを10年以上も中国で作り続けています。 また、私の知人にも中国で全くトラブルを起こさない人もいます。仕事の仕方にちょっとしたノウハウがあるのです。日本が中国に進出して30年以上が過ぎ、今さら「〜のハズ」を言い続けるわけにはいきません。日本人のちょっとした心がけでトラブルを最小限にすることはできるのです。そのノウハウを是非とも、身に付けていただきたく思います。中国以外でも、また社内の日本人同士においても活用いただけます。
プログラム
1「あうんの呼吸」に頼る 日本人と不良品を作る中国の製造現場 1-1 曖昧な図面が生む不良品 1-2 トラブルを引き起こす口語調の日本語会話 1-3 不良品を作る手作業工程 2 不良と仕事のトラブルをなくす「3つのアプローチ」 2-1 3つの「〜のハズ」は日本人の勘違い 2-2 不良とトラブルの原因、7割は日本人 2-3 大切なのは「ヒト」「コトバ」「モノ」 3 国民性を理解した仕事の進め方と商社、OEM/ODM先との関わり方 3-1 「今は」出来ますの希望的観測と「私は」思うの強い自己判断 3-2 情報が担当者まで伝わらない理由と対策 3-3 中国でトラブルを起こす人と起こさない人の習慣 3-4 1次と2次メーカーとの関わり方 3-5 ブラックボックス化する日本商社、ODM/OEMメーカーへの依頼 3-6 アップルの部品メーカーとの関わり方 4 通訳に100%伝える会話術と確実に伝わる情報の出し方 4-1 20%は理解していない日本語通訳 4-2 言いたいことを100%伝える会話術 4-3 打合せの進め方8つのポイント 4-4 現地中国人が実践するコロナ渦でのリモート会議 4-5 メールの書き方8つのポイント 5 中国ならではの製造現場の確認方法と不良品のでない仕組み作り 5-1 認識すべき2つの不良の発生原因とその管理者 5-2 不良の原因が潜む治具の確認方法 5-3 作業標準書の確認3つのポイント 6 製品化プロセスでトラブルを出さない中国メーカーとのやりとりの方法 6-1 設計者から見た部品メーカーの選定方法 6-2 誤認識されない図面作成のポイント 6-3 見積依頼と見積明細書の確認 7 中国で必ず突き当たる法規制 7-1 保税生産 8 中国の中の日系企業 8-1 一目置かれる日本人になるには 質疑・応答 講師紹介 略歴 1987年:上智大学理工学部機械工学科卒 1987年:ソニー入社 2009年:ソニー上海工場に出向 2016年:ソニー退社 2017年:ロジ設立 所属学会 ・科学技術と経済の会 ・研究とイノベーション学会