樹脂加工の基礎知識・設計見積り,樹脂材料の特性を理解した最適選択のポイント,低コスト化を実現するノウハウ,トラブル対策と検図法について,匠の技を習得できます!!
- 講師
國井技術士設計事務所 所長 國井 良昌 先生 日立,及び,富士ゼロックスで設計業務に携わり,設計プロセス改革や設計審査長を経て現在に至る
- 日時
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税等込み)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
受講概要
受講形式 WEB受講のみ *本セミナーはZoomシステムを利用したオンライン配信(録画視聴なし)となります。 *セミナー内容を、確実に実践に活かしていただけるよう復習ツールを講師からご提供します。 また、受講後も、講師への質問をお受け致します。
受講対象 樹脂部品の実務設計に悩む・・・ ・商品設計や生産設計に新たに配属された方や異動された技術者 ・樹脂部品の部品費(材料費・加工費・型費)を「円」で概算できない技術者 ・樹脂部品のトラブルや検図方法に悩む技術者 ・企業の技術教育部門 など 予備知識 特に必要なし 習得知識 1)樹脂材料の機械特性 2)樹脂部品費(材料費・加工費・型費)を「円」で概算 3)樹脂材料の最適選択の方法 4)低コスト化を実現するノウハウ 5)樹脂部品のトラブル回避や効率的な検図方法 進呈 講師著書:「ついてきなぁ!加工部品設計で3次元CADのプロになる!」(日刊工業新聞社)を進呈します。 メインテキストとして使用いたします。 講師の言葉 「技術者の主要三科目」とはQCDです。Q(Quality、品質)、C(Cost、コスト)、D(Delivery、期日)のことです。 一方、機械部品の三大材料とは、板金、樹脂、金属切削用材料であり、この順番で部品点数ランキングの第1位、2位、3位を占め、例えば家電品やOA機器の約88%も占めています。 近年、樹脂設計が一番難しいと言われていますが、検図としての「断面急変探索」など、設計職人にとって、門外不出であった「匠のワザ」を公開し一気に解消します。 また、機械材料の専門書やセミナーでは、その物性だけの解説であり、材料費や部品費は「高い、安い」だけの表現です。「高い、安い」では、街の寿司屋や蕎麦屋は経営できません。一家の家計を守る主婦も務まりません。 本セミナーは、技術者の主要三科目であるQCDに基づき、樹材材料の機械特性(Q)はもちろん、樹脂材料費(C)と樹脂加工費(C)、型費(C)の概算ができるまでを指導します。ご期待ください。
プログラム
第1章 樹脂加工の基礎知識と設計見積り
1-1.EV(電気自動車)が家電品になったその証拠
1-2.樹脂設計に関する図面を描く前の加工の基礎知識
1-3.樹脂部品の加工法を知ることで難関を克服できる
1-4.樹脂部品の加工限界精度を知ることで難関を克服できる
1-5.樹脂の部品費(材料費・加工費・型費)の概算スキルを伝授
第2章 樹脂材料の特性を理解した最適選択法
2-1.樹脂材料の種類はこれだけで十分!
2-2.樹脂材料の特性把握はこれだけで十分!
2-3.樹脂の材料費を算出するのは超カンタン!
2-4.用途別に材料選択することが樹脂設計のコツ
2-5.樹脂材料費と金属材料費との比較
第3章 樹脂設計の低コスト化ノウハウ
3-1.樹脂部品の設計サバイバル術
3-2.樹脂部品の抜き勾配のカンタンな理解
3-3.たった7つの道具で賢い樹脂設計ができる
3-4.樹脂設計の極意は、「断面急変探索」だけで十分!
3-5.3次元CADはスケルトンと断面機能で十分!
第4章 樹脂部品のトラブル対策、及び、賢い検図法
4-1.樹脂部品のトラブルランキングとその対策
4-2.門外不出!樹脂部品の設計チェックリストを公開
4-3.ケミカルクラック(割れ)のトラブル回避策
4-4.ウェルドライン割れのトラブル回避策
4-5.ベテラン設計者が使う各種の「匠のワザ」
講師紹介
略歴
横浜国立大学・工学部・機械工学科卒。日立、及び、富士ゼロックスの高速レーザー
プリンタの設計に従事。富士ゼロックスでは、設計プロセス改革や設計審査長も務めた。
1999年より、國井技術士設計事務所として、設計コンサルタント、セミナー講師、
大学非常勤講師として活動中。
所属学会等
・ 公益社団法人 日本技術士会・機械部会
・ 公益社団法人 日本技術士会・埼玉県技術士会
・ 横浜国立大学 大学院工学研究院 非常勤講師
・ 首都大学東京 大学院理工学研究科 非常勤講師
・ 山梨大学工学部 非常勤講師
・ 山梨県工業技術センター 客員研究員
・ 高度職業能力開発促進センター運営協議会 専門部会委員
書籍
・加工知識と設計見積り力で『即戦力』
・ついてきなぁ!『設計書ワザ』で勝負する技術者となれ!
・ついてきなぁ!加工部品設計で3次元CADのプロになる!
(いずれも日刊工業新聞社)など多数