品質事故の実態,検査のあるべき姿,品質保証体制の見直し,不良ゼロの9原則,
ルールを守る人づくり,設計・購買・海外工場へのアプローチ等について,
具体的かつ実践的に解説する特別セミナー!!
- 講師
株式会社 ロンド・アプリウェアサービス 代表取締役社長 中崎 勝 先生 ブリヂストン,日本DECを経て現在に至る
- 日時
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税等込み)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
受講概要
受講形式 WEB受講のみ ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信に変更になりました。 受講対象 製造部門のマネージャ、リーダ、スタッフ 保全部門のマネージャ、リーダ、スタッフ 予備知識 特に必要ありません。 習得知識 1)クレームゼロの具体的な対策方法 2)不良ゼロの基本的な考え方と進め方 3)今の時代に合った人材育成方法 4)設計ミスへの対策 5)サプライヤーへの対応 6)海外工場の品質マネジメント などを習得できます。 講師の言葉 「高品質のものづくり」と称されていた日本のものづくりも今は昔。 2000年から断続的に品質事故やクレームが発生し続けています。その原因は、「品質マインドの古さ」、 「品質保証体制の欠陥」、「検査体制の不備」、「不良の慢性化」「人材の質の変化」の5つです。 本セミナーでは、この5つの原因に対する根本対策を提示します。その中でも特に重要なのが「検査体制 の不備」と「不良の慢性化」です。「検査体制」に関しては、見逃さない(クレームを出さない)、過剰検出 しない検査方法を紹介します。 具体的には、「顧客条件による全数検査」、「人の特性を活かしたST検査」、「検査者思いの改善」、 「AIによる自動外観検査」と人とITの特性を組み合わせあくまでゼロを目指します。 しかし、不良が慢性化していれば、検査により原価が上がってしまいます。そこで、「不良ゼロへの アプローチ:10のツール」を使い、不良ゼロを目指します。今まで実施してきた47社では「不良が減る とクレームが減り、検査の検出率も上がる」という結果が出ており、不良ゼロがクレームゼロへの根本対策 ということを証明しています。 本セミナーでは、「不良をゼロにする方法」を紹介し、コストダウンをしながらクレームをゼロにして いきます。本セミナーで紹介する考え方と進め方(ツール)は、30年間のコンサルティングの結果から 導かれた経験則から作られたものであり、実証済みのものです。 本セミナーで学んだことを実践すれば、必ず不良ゼロ、クレームゼロは実現できます。 ぜひ、聴講し実践して下さい。
受講者の声
・具体的対策まで落とし込まれており大変参考になりました。現場での実践が可能であると思えた。
(大手化学メーカー:男性)
・ほぼ全ての内容で納得できた。自社内の課題が明確になったので、社内改革を進めていきたい。
(国産自動車メーカー:男性)
・具体的な原因とその対策について教えていただいた。実例を交えた説明は非常に分かりやすかった。
社内のマインドを変えることから実行していきたい。 (産業機械メーカー:男性)
プログラム
1. 品質事故の実態
・品質事故の原因-1~3
・クレームの原因2007
・品質事故の原因-4
・クレームの原因2021
・クレームをなくすには
・マインドチェンジ
・品質投資はペイする
・品質セミナー
2.検査作業改善へのアプローチ
・基本的な考え方
・クレームの原因
・顧客条件による全数検査
・人の特性を活かしたST検査
・検査者思いの改善
・検査情報のフィードバック
・人に頼った検査の課題
・現在の光学系検査機の課題
・AIによる自動外観検査
・最後は人が保証する
・検査の目指す姿
3.品質保証体制の整備
・品質保証体制の整備
・音声入力による報告書作成
・スピード対応
・火消し隊
・QTS
・早期情報公開
・品質保証体制の位置づけ
4.不良ゼロの9原則
・原則-1:不良は結果
・原則-2:不良の要因は92
・原則-3:対策は61
・原則-4:10のツール
・原則-5:要素別改善:原因不明の不良に対するアプローチ
・原則-6:現物・現場
・原則-7:データ分析
・原則-8:発生工程の見つけ方
・原則-9:現象の連鎖
・「なぜなぜ分析」はもういらない
5.ルールを守る人づくり
・なぜルールを守らないのか
・ない標準は作る
・現状の標準は整備する(標準の7つの不備)
・従来の教育・訓練の問題
・教育・訓練のしくみづくり
・AIアドバイザー
・計画的人材育成
・任せ切りの現場からの脱却
・モラルマネジメント
6.設計・購買・海外工場へのアプローチ
6-1設計へのアプローチ
・設計業務の実態
・設計ミスの要因
・設計ミスをなくすには
6-2 購買へのアプローチ
・サプライヤーの実態
・部材の品質を上げるには
6-3 海外工場へのアプローチ
・海外工場における品質トラブル
・海外展開とは
・海外工場の品質を上げる
講師紹介
略歴
昭和56年 慶應義塾大学工学部卒業。
同年株式会社ブリヂストン入社
昭和62年 日本デジタルイクイップメント株式会社入社
平成4年より株式会社ロンド・アプリウェアサービス 代表取締役社長を務める。
Zero-Defect/ロスコストマネジメント/SCM/IT(IoT)コンサルティング/
現場改善(作業改善/設備改善/不良改善)などの業務に従事。
主な著書に『成功するCIM』(1992年)、『やりたくなる5S』(2016年)
『ポカミス「ゼロ」徹底対策ガイド モラルアップとAIですぐできる、すぐ変わる』(2018年)、
『異物不良「ゼロ」徹底対策ガイド』などがある。
また、IoT関連では、2016年、日刊工業新聞社・月刊誌・工場管理に「はじめてのモノづくりIoTカイゼン」を
2,4,5,6,7月連載。
2017年4月号に、「品質管理におけるIoTの活用」を掲載。
9月号に特別企画「はじめてのモノづくりAIカイゼン<基礎編>~レベル0からAIを理解する~」掲載。