中国工場の品質問題の原因と対策,自社工場の課題解決の順序と方法,生産委託先への
品質指導のポイント,新規取引先工場の選定判断ポイント,中国人スタッフとの良好な
コミュニケーションの取り方について,多くの事例やワークを交えて,
実践力を高めるよう解説する特別セミナー!!
- 講師
KPIマネジメント株式会社 代表取締役 根本 隆吉 先生 東京都/千葉県商工会専門エキスパート,GCS認定コーチ,名古屋外国語大学非常勤講師(2012~16年)
- 日時
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税等込み)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
受講概要
受講形式 WEB受講のみ 本セミナーはZoomシステムを使用したオンラインセミナーとなります。 受講対象 ・製造業の方 ・中国の生産委託先から製品/商品などを調達している企業の方 ・品質管理、生産技術、購買部門の方など ・レベルは問いませんが、中国初中級者には特に役立ちます 予備知識 中国関係の仕事をされている方、今後中国関連の仕事をされる予定の方であれば特にありません。 習得知識 1)今まで見えなかった中国工場の問題点 2)自社中国工場や取引先中国工場の品質改善、指導のポイント 3)新規取引先を見て判断するポイントとチェック項目 4)中国事情を理解し、コミュニケーションの取り方 など
進呈 講師著書:「中国工場トラブル回避術―原因の9割は日本人(日経BP)】を進呈します。
講師の言葉
中国に進出した日系企業の工場は、日本で生産していたときの品質を再現できずに苦労しています。
なぜでしょうか?中国工場の生産現場に行くと様々な問題点に気が付きます。それら問題点の現象は
見えても、それが起きている要因はなかなかわかりません。日本とは違う中国独特の要因が奥にある
からです。そこでわたしは3Mという視点で、どこの工場でも起きる中国工場の品質問題を浮き上がら
せました。
前半では、中国工場の品質問題を3Mの視点から原因を探り、その対応方法を考えます。後半は、
自社工場の課題解決のための4つ目のMについて、そして生産委託先への品質指導のポイントや新規
取引先工場選定判断ポイントなどについて解説します。
中国の人と一緒に仕事をする、中国企業と付き合うには、中国人および中国事情を理解しておくことが
必須です。中国人スタッフとの良好なコミュニケーションを取るための異文化コミュニケーションも
学んでいただきます。
多くの事例を紹介するとともに、ワークなども取り入れ解決のためのヒントをお持ち帰りいただき、
実践力を高めていただくのが本セミナーの趣旨です。
プログラム
Ⅰ.生産の3要素(3M)で捉える中国工場の問題点
1.人(Man)
a.作業者
b.管理者
c.経営層
d.日本人駐在員
2.設備・機械(Machine)
a.日本と同じ設備なら大丈夫か
b.ノウハウ伝承と維持・標準化
3.材料(Material)
a.部材調達の変遷
b.中国部材を使う側の問題点
c.部材品質と対処法。
Ⅱ.中国異文化コミュニケーション
1.中国人・中国企業を知る(気質・習慣)
a.謝罪のない文化
b.中国の人にやってはいけないこと
c.会社への帰属意識は薄い
d.宴席でのマナー
2.伝え方で仕事は大きく変わる
a.やさしい日本語を使う・言葉を選ぶ
b.会議の進め方
c.通訳の使い方
d.現地スタッフに対する指示の出し方
e.言ってはいけないひと言
f.うまくいくコミュニケーションの取り方
Ⅲ.中国自社工場の品質管理・改善のためのM
1.中国工場での品質管理・3つの歯車
2.中国工場のABC
3.中国工場は日本工場の鏡
4.3つの歯車を回して管理レベルを上げる
5.人材育成‐従業員教育の進め方
6.人材マネジメント
7.組織マネジメント
8.自社工場改善実施のための大前提
9.課題解決の順序- 工場のレベルで順序は異なる
10.課題解決の基本は日本と同じだが・・・
11.中国要因を見極める・事例
12.よくある中国工場の問題点と対処法
Ⅳ.取引先工場を見るとき、指導するときのポイント
1.中国企業と日本企業との違いを認識する
2.意識のずれを解消
3.自社工場と取引先工場改善の違いは?
4.レベルに応じた指導
5.2つの視点を持つ
6.短期的視点 不良を外に出さない仕組みをつくる
7.生産委託先など生産数量の少ないものへの対応
8.長期的視点 育てるという視点
Ⅴ.新規取引先を見極めるポイント・チェック項目
1.改善の工場監査とは異なる視点を
2.新規取引先選定のポイント
3.中国工場を見極めるポイント
講師紹介
略歴
電機系メーカーにおいて、技術部門、資材部門を経て香港・中国に駐在。
現地では、購入部材の品質管理責任者として、仕入先の部材の品質管理、品質改善指導に奔走。
延べ100社におよぶ中国工場の改善指導を実践してきた。
2007年KPIマネジメントを設立。現在は、国内中小製造業の経営革新支援及び、
日系中国工場の品質管理体制構築・品質改善、生産性改善指導を実践中。