製図規格の基本,検図の考え方,具体的な検図方法,検図のコツ,
機械設計プロセス,設計手法のポイント,要求仕様などについて,
演習を通じて分かりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
TSF自動化研究所 代表 村山 省己 先生 東海大学 工学部 機械工学科 非常勤教員 日立製作所工機部長,日立オートモティブシステムズ(株) 投資計画部長を歴任後,東海大学教授を経て現職 国家技能検定試験「機械・プラント製図」の検定委員に長年携わり,首席検定委員を経験
- 日時
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税等込み)1名:38,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:33,000円
- テキスト
受講概要
受講形式 WEB受講のみ *本セミナーはZoomシステムをしたオンラインセミナーとなります。 Zoomシステムに関するご相談は、弊社までメールにてお問い合わせください。 習得知識 1)製図規格の基本から検図の考え方、検図方法、検図のコツを習得できる 2)機械設計の設計プロセス、設計手法から検図に必要な重要ポイントを学ぶ 3)要求仕様にもとづいた設計図面から検図の演習を通じて検図手法を習得する 持参品 ・A4方眼紙(数枚)(弊社にて準備致します) ・20cm直定規 講師の言葉 機械設計図面の検図は日常的に行われていますが、多くの企業においては出図前の 図面チェックが主流になっています。設計者が図面の描き方を十分に認識していない 寸法が間違っている、干渉している、材質や表面処理の選定ミスなど、初歩的な間違いに チェックシートを用いて検図しているケースが多いようです。 設計者として基本的な作図方法をしっかり身に付けて、設計仕様を満足する設計図面を 描くことが望ましいのですが、時間や納期の面から十分とは言えない状態で出図を余儀なく されていることも要因の一つです。 設計仕様を理解し重要な設計のポイントを知ることで、設計製図力を格段に引き上げる ことができます。 要求仕様から構想設計、設計計算、製図、このプロセスを理解することで図面の完成度を 大幅に向上させることができます。検図を検図担当者に任せるだけでは、設計者に必要な 設計能力やスキルの向上は期待できません。 本セミナーでは、機械製図の製図規格にもとづいた図面の描き方や図面チェックの演習を 通じて、検図の考え方や検図の手法を学びQDC向上に貢献できる検図能力の向上を図ります。 合わせて、設計計算から図面寸法の決定のプロセスを理解した上で、要求仕様に対する設計 製図に必要な検図の重要ポイントを学んでいただきます。 機械設計担当の方々から検図担当者、管理職をはじめ多くの方々の参加をお勧めします。 生産性の高い、コスト競争力のある最適な設計図面の描き方や検図の手法について講師の 経験をもとに丁寧にご説明いたします。
プログラム
1. 機械設計製図の検図法の基本
1-1. 機械設計製図の重要ポイント・・・工程設計DR・設備設計DRのチェック機能が働いているか?
1-2. 国家検定試験の図面の描き方・・・国家検定実技試験問題から本当の図面の描き方を学ぶ
1-3. 減速機の設計と図面の間違い・・・機械設計製図10の重要ポイントから検図法を学ぶ
2.QCD向上に対応した検図法
2-1. 品質機能展開や原価目標に対処する検図法・・・QFD手法と原価計算から検図のポイントを学ぶ
2-2. 品質保証や故障対策に対処する検図法・・・不良を出さない、壊れない検図のポイントを学ぶ
2-3. 要求仕様や目標性能を反映した検図法・・・NC工作機械の主軸設計図面から検図のポイントを学ぶ
3.動力軸の設計図面から検図法を学ぶ
3-1. 図面寸法の求め方・・・軸寸法の計算プロセスから重要寸法の決定方法を学ぶ
3-2. 設計計算による軸寸法の決定(演習)・・・動力伝達の設計プロセス演習から検図法のポイントを学ぶ
3-3. 軸の作図と検図法(演習)・・・軸設計図面の検図演習から検図法のコツを学ぶ
4.軸継手の設計図面から検図法を学ぶ
4-1. 図面寸法の求め方・・・継手寸法の計算プロセスから重要寸法の決定方法を学ぶ
4-2. 設計計算による継手寸法の決定(演習)・・・軸継手の設計プロセス演習から検図法のポイントを学ぶ
4-3. 継手の作図と検図法(演習)・・・継手設計図面の検図演習から検図法のコツを学ぶ
講師紹介 (株)日立製作所 工機部長、日立オートモティブシステムズ(株)投資計画部長を歴任し、 2016年より東海大学教授。 NC工作機械・自動車部品生産設備の設計開発に従事し、数々の設備設計に携わる。 国家技能検定試験「機械・プラント製図」の検定委員に長年携わり、首席検定委員を経験。 また、国内・海外向け自動化ライン等、投資の最適化について幅広い生産技術の知見を有する。 自動車技術会、日本設計工学会、日本機械学会、精密工学会に所属する他、日立総合技術研修所の講師 並びに大手メーカーや商社等の中堅技術者教育のコーディネータ、コンサルタントとしても活躍している。 現在、東海大学機械工学科非常勤教員。2019年TSF自動化研究所創設。 <専門> 設計工学・機械工学・ロボット工学・自動化システム <著作> 「グローバルライン自動化ラインの基礎知識」 (日刊工業新聞社)2018.1月発刊 「NCプログラムの基礎知識 上巻/下巻(DVD)」(日刊工業新聞社)2019.3月発刊 <所属学会> 日本設計工業会・日本機械学会・精密工学会・自動車技術協会 <活動状況> ・国立研究法人新エネルギー・産業技術総合 開発機構(NEDO)委託事業 「戦略的イノベーション創造プログラム」SIP)第2期 推進委員会 推進委員 ・株式会社NCネットワーク スマートファクトリー事業部 顧問 ・鈴幸商事株式会社 FA事業部 顧問 ・公益財団法人岐阜県産業経済振興センター「生産性向上のための基礎講座」講師 ・公益財団法人東京都中小企業振興公社「ロボット導入・活用セミナー」講師 ・他、各種セミナー講師 (自動化・生産性向上・ロボット活用・工場改善・技術者教育・機械製図・CAM他)