競合企業の情報収集・分析手法,参入市場の市場情報収集・分析手法,
競合・市場情報分析の報告書作成の方法,情報収集と各種戦略企画の
関係などについて,実践的に詳しく解説する特別セミナー!!
- 講師
株式会社ニューチャーネットワークス 代表取締役 高橋 透 先生 旭硝子株式会,大手コンサルティング会社を経て現在に至る 「デジタル異業種連携戦略」「技術マーケティング戦略」など著書多数
- 日時
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税等込み)1名:38,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:33,000円
- テキスト
受講概要
受講形式 WEB受講 *本セミナーはZoomシステムを使ったオンラインセミナーとなります 受講対象 ・企業の研究開発部門、設計開発部門、製造技術部門、技術営業部門 ・新製品・新事業開発部門、M&A/アライアンス部門、市場調査部門 ・知的財産部門、技術調査部門 ・大学の研究者、産学協同部門 上記の初級から中級者 予備知識 特に必要なし 習得知識 1)競合企業・事業、製品・サービス、技術、エコシステム・ビジネスモデルなどの 情報収集と分析手法 2)参入市場の市場情報収集・分析手法 3)競合、市場情報分析の報告書作成の方法 4)情報収集と各種戦略企画の関係 講師の言葉 研究開発、製品設計、新製品・新事業開発など技術開発をともなう業務を行う場合、 競合情報や市場情報を収集し、分析することは、事業の成否に関わる重要な仕事です。 しかし実際は、経験知だけで、体系的な情報収集・分析が十分に行われていないこと が多く、経営者の意思決定がうまく行われないことがしばしあります。 本講座は、多くの技術開発戦略、新事業開発に関わったコンサルタントが開発した 競合情報、市場情報収集・分析手法を体系的かつ実践的にお伝えするものです。 製品・サービス事業だけでなく、IoT、AI時代に重視されているエコシステム・ビジネス モデルレベルの競合情報、市場情報収集分析の方法もお伝えします。
プログラム
1.これまでの市場調査の方法が通用しなくなってきている 1-1.業界や市場の境目が無くなっている 1-2.現在市場が存在しない市場調査が必要 1-3.情報が多すぎて分析できない。 1-4.ネット情報の信憑性、情報陳腐化の加速化 1-5.情報収集・分析しても意思決定できない経営トップ 2.情報収集・分析の5つの原則 2-1.なんのための情報収集・分析か?【目的明確化の原則】 2-2.どんな制約条件があるのか?【制約条件の原則】 2-3.その情報で誰が何のために意思決定するのか【意思決定特性の原則】 2-4.情報の不確実性をどう考えるか【不確実性の原則】 2-5.多次元情報収集と分析が必要【多次元情報の原則】 3.市場情報収集・分析の実践方法 3-1.目的によって異なる情報収集・分析手法 ・技術開発、新事業創造、新規参入、起業、M&A・アライアンスなど 3-2.「絶えず変化する市場」をどう認識するか? ・業界ができあがってしまったら既にレッドオーシャン市場ではないか? ・変化しつつある既存業界をどう見るか ・新しく発生する市場をどう定義づけるか ・代替される市場の捉え方 3-3.市場には本質的な特性がある ・ライフサイクル特性、参入起業特性、顧客特性、消費サイクルタイムなど ・市場特性から事業成功要因を分析する 3-4.顧客セグメント分析とターゲティング ・デモグラフィック(統計的切り口)では効果がない ・B2Cは価値観、B2Bは戦略など上位概念でセグメントするのが効果的 ・市場サイズをどう割り出すか(フェルム推定など) ・ターゲティングとは期間利益を最大にするための最初の標的 3-5.マクロトレンド分析と影響度の把握 ・マクロトレンド分析はその影響を具体化しなれば意味は無い ・ビジネスへのインパクト分析の考え方と方法 ・パラダイムチェンジを見抜くことが最も重要 ・マクロトレンド分析で参考にすべきデータとは 3-6.業界構造、エコシステムの分析 ・エコシステム・ビジネスモデル戦略が重要な成功要因になった ・業界構造の把握の基本(ダウンフロー型、マーケットプレイス型) ・業界構造変化の本質(プロフィット、情報の流れ、モノの流れなど) 3-7.市場、顧客、マクロトレンドの情報源とアクセス方法 ・公開データ、非公開データ ・官公庁、マスコミ、業界誌、専門誌、シンクタンクレポート ・ホームページ、ネット、SNS情報 ・社内保有情報 ・インタビュー調査、アンケート調査、現場観察手法 ・ビッグデータ解析 4.競合情報収集・分析 4-1.競合分析のフレームワーク ・競合分析の前に自社を分析せよ ・永遠に競合から学ぶことが最強の戦略 4-2.そもそも競合とは、競合の分類方法 ・戦略グループ、産業内競合、代替品・サービス ・代替品・サービスは新たなエコシステム・ビジネスモデルから生まれる 4-3.競合の何を分析するか?(過去、現在、将来) ・競合の過去、現在、将来から競合の方向性を分析する ・競合の分析と競争戦略の関係 4-4.競合の事業の分析 ・BSCの4つの視点で競合の業績メカニズムを分析する ・マクロ環境から競合の将来の方向性を予想する 4-5.競合の製品・サービス、顧客価値の分析 ・製品・サービスの基本機能、付加機能 ・製品の情緒、自己実現的要素 ・価格分析 ・顧客のコスト分析(直接コスト、間接コスト) ・顧客提供価値の分析 4-6.競合の技術の分析 ・技術の分類(要素技術、設計技術、生産技術、利用技術) ・製品から構成技術を分解する ・特許調査 ・情報技術の分析 4-7.競合のエコシステム・ビジネスモデルの分析 ・エコシステム・ビジネスモデルとは ・エコシステム・ビジネスモデル分析の方法 5.調査力を上げる方法 5-1.身近な情報源を徹底活用する 5-2.常にビジネス戦略仮説を持ち、当たり外れを確認する 5-3.社内外のネットワークをつくる 5-4.現場感覚、肌感覚を鍛える(身体性や主観力) 5-5.予測とシナリオ分析 5-6.自ら情報発信し影響を周りに与え、最新のトレンドを生み出す側に回る ・異業種ワークショップなどの開催 ・コンソーシアムの発足、運営などの場づくり ・キーパーソンとのネットワーク 講師紹介 1987年上智大学経済学部経営学科卒業後、旭硝子株式会社入社。 セラミックスのマーケティング、消費財の新商品開発、広告宣伝を担当。 その後大手コンサルティング会社を経て、 1996年に経営コンサルティング会社“ニューチャーネットワークス”を設立。 2019年に顧客経験価値分析に関する会社‟株式会社ソビー“を設立、代表取締役就任。 2010年より上智大学非常勤講師(コンセプトメイク、グローバルベンチャー)。 2016年より「ヘルスケアIoTコンソーシアム」理事。 主な著書 「デジタル異業種連携戦略」(中央経済社、2019年11月) 「技術マーケティング戦略」(中央経済社、2016年) 「勝ち抜く戦略実践のための競合分析手法」(中央経済社、2015年) 「90日で絶対目標達成するリーダーになる方法」(SBクリエイティブ、2014年)、 『事業戦略計画のつくりかた』(PHP研究所、2006年 )、 『図解でわかる・技術マーケティング』(共著、JMAM、2005年)などがある。 弊社コラムサイト「グローバル・エイジ」にてコラム執筆多数。