調達の基本,サプライヤーの探し方・能力審査方,見積もり依頼書・注文書の作成,
品質不良・納期遅れの防ぎ方,おもての調達を支える陰の力など,豊富な経験に基づき
具体的に分かりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
グロ-バル・プロキュアメント・サービス 代表 腰越 功 先生 トーヨーカネツ,アラムコ,GE,バレオ,キッツ 等を経て現在に至る。 大手中小メーカーに対する調達の実務指導,受託業務請負,コンサルタント実績多数。
- 日時
- 会場
- 受講料
- (消費税等込み)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
受講概要
受講形式 会場・WEB 受講対象 技術系の業務従事者歓迎、幅広い業種に共通 ことに品質管理関連の業務従事者、初心者から上級者まで対応可。 個別質問 本セミナーでは、個別の質問をお受けいたします。 受講申込みいただきました際に、質問表を送付しますのでぜひご活用ください。 予備知識 特に必要な予備知識はありません。 内容は問わず実務経験が3年ほどあることが望ましい。 習得知識 1)グローバル調達の基本手順と実践的な業務処理 2)国内外調達手順の違い 3)品質と納期確保の決め手 4)調達原価構成の内訳 5)女性バイヤーの強み など 講師の言葉 コロナ菌によって我々の生活社会は混迷と錯乱の状態に陥り、機能が一時停止の状態に おかれている。行くべき方向性を失い模索中だが、ここで必要なのは謙虚さだ。 これまでは不可能を可能にすることで、我々はさまざまな方法を計画し実行に移してきた。 しかし、今回のわざわいは、可能を不可能にしてしまうもので、これからは真逆というのか、 思考の逆転変換で行かないといけない。一体どうすればよいのか。これまでの楽しく活動して 生きることから、これからは、厳しく存在するために生きる、すなわち生活から生存への転換 を気持ちの底におかなくてはならないであろう。 ここに紹介するグロ-バル調達手順とは、海外でも国内でもかまわない、どこにでも通用する 普遍的で定数的な、しかし厳しい条件を設定したものである。それらに対し、個別の取引条件で ある変数を照らし合わせて、加減・調整しながら実際の調達業務に進めばよい。人体に例えれば、 しっかりした背骨を確認し、あわせて筋肉、血管、神経などを組みこむ全体のバランスをととの えるものである。物品の調達でつねに問題になる三大要素は、品質不良、納期遅延それと調達原価 である。これらはいずれも結果だが、グローバルな永遠の課題であり、結果処理だけをしても不十 分だ。入念に問題の原因を追求して、防止策を事前にたて次回の調達に備えなくてはならない。 もちろん、初めての調達先にたいしては、慎重な能力審査を行って技術力を確認しておき、発注後 は途中の監視をする必要がある。 本セミナーでは講師の国内外における長年の実践実務体験をもとに、グローバル調達に必要な 基本的社会条件や企業の管理体制をはじめ、実際の取引業務に使える事例を数多く紹介する。
プログラム
Ⅰ.グローバル化と混迷の時代
1.日本の特異性と将来
2.大戦後の発展過程
3.業態の移り変わり
4.現代を支える枠組み
5.生活原点の見直しと自然回帰
Ⅱ. グロ-バル調達の基本
1.心構えと内外商慣習差
2.不安要素のカギ12
3.基本調達業務18種
4.業務を流す重要手法
5.個別調達業務の違い要因
Ⅲ.サプライヤーの探し方と能力審査方
1.適正物品の選び方
2.システム的な探し方
3.要求と供給能力の可視化
4.審査用チェックリスト事例
5.合格前提のための審査
Ⅳ. 見積もり依頼書と注文書の作成
1.高完成度の見積依頼書と注文書
2.大切な書式・様式
3.固定条件と変動条件の構成要素
4.完成文書の事例
Ⅴ.品質不良と納期遅れの防ぎ方
1.初歩的な品質不良のおさえ方
2.品質トラブル防止の3段論法
3.品質向上とコストの相関関係
4.外部委託検査のやりかた
5.品質納期確保は見積もり依頼段階から
6. 納期遅れの内外差
7.納期遅れ防止法の基本手順
8. 組織化と専属担当員は不可欠
9. 納期管理業務の外部委託
10. 必要最小限の管理書類
Ⅵ.おもての調達を支える陰の力、アレコレ
1.日米中欧印と世界供給網の把握
2.調達原価の分析と可視化
3.契約書の読み方、解き方
4.隠れたる技術仕様書の功罪
5.注文書発行後の切り離し業務
6.下請け管理の重要性
7.第3者機関への上手な業務委託
8.女性バイヤーとプロ調達マン
9.クレーム処理の決め手
10.海外工場建設と調達
講師紹介
トーヨーカネツ、アラムコ、GE, バレオ、キッツ、デザインスタジオ等を経て現在に至る。
国内外調達業務経験40余年、この間、設計、生産、品質管理、販売、調達、現場建設に従事し
200社を超える国内海外新規取引先の技術、品質、経営能力、信用調査を実施した。
グローバル調達、政府調達入札制度、能力信用評価、技術仕様書等に関する論文を多数発表、
関連セミナーは青山学院大学を含めCEATECなど100回を数える。台湾政府の招請で震災復興需要
目的のため日本政府調達手順に関する基調講演を台北でおこなった。
環境庁、NHK、商事法務研究会、大手電力会社、三菱/みずほ総合研究所、大手建設会社のほか
メーカー、ソフトバンク、東京メトロ等に対するグローバル調達の実務指導、受託研究、
コンサルタント実績多数。
長年の実践に裏付けられた国内外調達業務全般にわたる幅広い専門知識と経験を保有。
技術、売買の両面に精通し、技術提携、委託生産、工場建設経験も保有するオールラウンド
プレイヤーで本邦の第一人者のひとり。