プロジェクトマネジメントの概要と重要性,スケールアップのポイント,
研究初期段階の簡易的製造コスト試算,設備投資計画段階の事業採算性検討,
投資意思決定,リスクマネジメントについて事例を交えて解説する特別セミナー!!
- 講師
株式会社KRI 執行役員 環境化学プロセス研究部長 阪井 敦 先生 米国プロフェッショナル・エンジニア 米国プロジェクト・マネジメント・プロフェッショナル 上席化学工学技士資格取得
- 日時
- 会場
- 受講料
- (消費税等込み)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
受講概要
受講対象 ・広い意味で化学を扱う企業であれば特に制限はない ・研究開発部門、生産技術部門、生産部門、技術営業部門など ・コスト計算や事業化試算や研究開発する人およびそれらの管理者 予備知識 とくに必要ない 習得知識 1.プロジェクトの概要と重要性の認識 2.スケールアップの難しさと重要性 3.開発ステージにマッチしたフィジビリティ検討 4.製造コスト計算と事業採算性検討 5.投資意思決定の考え方 講師の言葉 まず、オペレーションとの対比で、プロジェクト・マネジメントの概念と重要性を説明する。 次に、スケールアップについてと、その難しさと重要性について、実例を踏まえながら解説する。 研究の初期段階においては、非常に簡易的な製造コストの試算について述べ、研究開発が 進行して設備投資を計画する段階においては、ディスカウント・キャッシュ・フロー法(DCF法)を 用いた事業採算性検討と投資意思決定について述べる。 最後に、リスクの考え方について触れ、そのリスク影響度を把握するための感度分析について 述べる。
プログラム
1.プロジェクトで業務を考える
1-1 プロジェクトとオペレーションの違い
1-2 プロジェクトマネジメントとは
1-3 プロジェクトのコストマネジメント(EVM)
2.実用化への第一歩スケールアップの考え方
2-1 化学者の視点(プロダクト)と化学工学者の視点(プロセス)
2-2 スケールアップの難しさ
2-3 連続プロセスとバッチプロセスのスケールアップ
2-4 実験室と実設備の違い
2-5 スケールアップのためのデータ取得
2.6 モデル化
3.コストは1つではない
3-1 コスト構成
3-2 色々なコストの考え方
3-3 原価計算の目的
4.開発ステージにマッチしたコスト試算
4-1 研究開発段階における超概略コスト試算
4-2 開発試作段階におけるコスト試算
4-2-1 物質収支と変動費の推算
4-2-2 設備投資額の概算
4-2-3 製造コストの概算
5.事業採算性検討と投資意思決定
5-1 事業採算性検討に必要な値
5-2 ディスカウント・キャッシュ・フロー(DCF)法による計算
5-3 投資採算性検討の境界の考え方
5-4 リスクマネジメント
5-5 感度分析
5.6 投資判断
講師紹介
【主な略歴】
1984年3月 京都工芸繊維大学修士課程修了
1984年4月 某中堅化学会社に入社
1999年4月 株式会社KRIに入社
2001年7月 米国プロフェッショナル・エンジニア資格取得
2005年10月 米国プロジェクト・マネジメント・プロフェッショナル資格取得
2015年12月 上席化学工学技士資格取得
【主な研究・業務】
1984年~1999年 某中堅化学会社にて以下の業務に従事
(1)化学プラントのプロセス設計・計装設計
(2)化学プラント投資案件の事業採算性検討
(3)化学プラントの生産技術開発
(4)化学プラント建設のプロジェクト・マネジメント
1999年~現在 株式会社KRIにて以下の業務に従事
(1)化学・環境・エネルギー関係の研究開発
(2)化学・環境・エネルギー関係の研究開発マネジメント
【業界での関連活動】
公益社団法人化学工学会員
NPO法人 日本プロフェッショナルエンジニア協会(JSPE) 理事
米国プロジェクトマネジメント協会会員