課題解決、品質向上、技術向上のセミナーならTH企画セミナーセンター

パワーエレクトロニクス技術を理解し実務に役立てるための

パワーデバイス活用のための基礎駆動回路およびトラブル対策 

エレクトロニクス

パワーデバイスの基礎,駆動回路,使用法,デバイスに係るトラブル対策などについて解説する特別セミナー!!

講師
東海大学 非常勤講師(元教授) 工学博士 森本 雅之 先生
  三菱重工業にてパワーエレクトロニクス,モータの研究開発に従事の後  東海大学教授を経て現職
日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

Googlemapでの表示はこちら

受講料
(消費税等込み)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト

受講概要

受講対象
 電気、機械、化学系 研究開発、設計、製造技術など 全般
予備知識
 電気系大学卒業レベルの知識がある事
習得知識
 1)パワーエレクトロニクスにこれから本格的に取り組もうとしている技術者への指針
 2)パワーエレクトロニクス機器を利用している技術者の技術への深い理解
講師の言葉
 パワーエレクトロニクスは電気エネルギの利用のためには不可欠な技術となっている。
 パワーエレクトロニクスは電源技術の基本であり、電子機器用電源として広く使われている。
 また、各種のモータの駆動・制御にもパワーエレクトロニクスが使われるが、モータ以外にも、
分散型発電や、IHヒータなど、電気エネルギ応用機器においても基本技術となっている。
 パワーエレクトロニクスの基本はパワーデバイスのスイッチングにある。スイッチングにより電圧、
電流を望みの値に制御している。ところが、現実のパワーデバイスは理想スイッチではなく、理論通りの
動作が達成できない。
 理想スイッチと現実のスイッチの乖離を埋めるのがパワーエレクトロニクスの技術といってもよい。
 そこで本セミナーでは、パワーエレクトロニクスの基本であるパワーデバイスを取り上げ、
パワーデバイスを利用する立場で、基礎、使用法、デバイスに係るトラブル対策などについての
技術を紹介する。
 パワーエレクトロニクスにこれから本格的に取り組もうとしている技術者への指針となり、
パワーエレクトロニクス機器を利用している技術者の技術への深い理解への基礎となるような
セミナーとする。

プログラム

1. パワーエレクトロニクス
 1.1 スイッチングによる電力変換
 1.2 パワーエレクトロニクス回路
 1.3 理想スイッチと
 1.4 パワーデバイスのスイッチング特性
2. パワーデバイスとは
 2.1 導体の電気伝導
 2.2 半導体とは
 2.3 デバイスの高耐圧化
 2.4 パワーデバイスの種類
3. 各種のパワーデバイス
 3.1 ダイオード
 3.2 サイリスタ,GTOサイリスタ
 3.3 バイポーラトランジスタ
 3.4 パワーMOSFET
 3.5 IGBT
4. パワーデバイスの駆動回路
 4.1 バイポーラトランジスタの駆動回路
 4.2 IGBTのゲート駆動回路
 4.3 デッドタイム
5. パワーデバイスの保護回路
 5.1 短絡保護
 5.2 過電流保護
 5.3 スナバ
 5.4 並列接続
6. パワーデバイスの構造
 6.1 ディスクリート構造
 6.2 パワーモジュール
 6.3 IPM
7. パワーデバイスの冷却
 7.1 パワーデバイスの損失
 7.2 冷却設計
 7.3 過渡熱抵抗
 7.4 冷却の実例
8. パワーデバイスの使い分け
 8.1 パワーデバイスの選定
 8.2 容量による使い分け
 8.3 スイッチング周波数による使い分け
9. トラブル対策
 9.1 パワーエレクトロニクスのトラブルとは
 9.2 ノイズとEMC
 9.3 パワーデバイスのトラブル
10. ワイドバンドギャップ半導体
 10.1 ワイドギャップ半導体とは
 10.2 SiCの概要
 10.3 GaN の概要

講師紹介
28年間三菱重工業にて産業機械、エアコン、電動車両、分散型発電などのパワーエレクトロニクス、
モータの研究開発を行う。
2018年までの13年間は東海大学教授として 研究及び教育を行う。
自動車用パワーエレクトロニクス、誘導モータ、リラクタンストルク応用モータなどの各種モータの設計、
制御、及びパワーエレクトロニクスの産業応用に取り組んできた。

電気学会フェロー、IEEE会員。
電気学会論文誌編修長、技術士試験委員、電気主任技術者試験委員などを歴任。
著書は「入門インバータ工学」(森北出版)、「電気自動車」(森北出版)、「交流のしくみ」
(講談社ブルーバックス)など多数あり。

2019年現在 東海大学非常勤講師、首都大学東京非常勤講師