チリ・ホコリの実態と低減対策,クリーンルームの維持管理,正しい清掃,作業員指導のノウハウ,
具体的静電気対策について動画を交えて解説する特別セミナー!!
- 講師
クリーンサイエンスジャパン 代表 工学博士 園田 信夫 先生
(クリーン化技術コンサルタント、静電気対策技術コンサルタント)
- 日時
- 会場
- 受講料
- (消費税等込み)1名:48,600円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
- テキスト
受講概要
予備知識 特にないが、現場でクリーン化対策に苦慮している方 習得知識 明日から具体的に実行できるクリーン化の知識 1)クリーンルームの維持管理 2)クリーン化技術 3)作業員の教育 4)清掃方法 5)静電気対策 講師の言葉 クリーンルームがあるからと言っても、製品のチリ・ホコリに起因する異物不良がなくなる訳ではない。 チリ・ホコリの効果的な対策に必要なものは作業室の「維持・管理・運用」のノウハウである。 クリーン化の正しい知識がないと簡単にはチリ・ホコリはゼロにはできない。今回のセミナーは、チリ・ ホコリ、即ち塵埃の実態や挙動について動画も交えて本質を説明する。 また、塵埃を簡単に低減させる方法について考え方と対策方法を述べ、クリーンルームの維持管理の 方法について説明する。 また、正しい掃除・清掃の方法を示し、その理由も明らかにする。さらには作業員指導の対応方法やノウハウに ついても私見を述べる。 一方、静電気対策についても具体的な対策とガイドラインを提唱し、簡単にできる静電気対策にも明らかにする。
プログラム
1. 異物の種類と判定の仕方
(1)頭髪・睫毛
(2)作業室内のゴミ
(3)皮膚
(4)無塵服の汚れ
(5)金属片
(6)繊維
(7)指の汚れ
(8)浮遊塵埃
(9)その他
2. 動画で見る塵埃の流れ
(1)落下塵の動き
(2)気流発生時の塵埃の飛散
(3)足踏み時の塵埃の飛散
(4)その他
3. 塵埃とクリーン化の基本
(1)発塵はなぜ起こるか
(2)人の動きと発塵数
(3)クリーンルームでも大きい異物はある
(4)ドアの開閉と気流の発生
(5)床からの気流の舞い上がり
(6)作業者からの発塵
(7)微小異物の付着持込みと発生
4. クリーン化のガイドラインと維持管理
(1)とりあえず出来る簡単な塵埃対策(例)
(2)クリーン化の4原則
(3)塵埃対策の考え方の基本とは
(4)異物の発生源にモノ忘れがある
(5)非クリーンルームでのクリーン化アプローチ
(6)クリーン化のガイドライン
(7)どのような対策が必要か
5. 監査、クリーン化巡視の対応
(1)監査員はここを見る
(2)監査の一例,専門の監査員はここも見る
6. クリーン化の具体策
(1)飛散による再付着
(2)気流制御で除塵効率が約2倍に
(3)粘着ローラーの異物除去効果
(4)エアシャワー内で捕獲した毛髪・獣毛
(5)除塵工程から着荷工程までのレイアウト
(6)除塵ブースのイメージ
7. 静電気対策
(1)製造工程での静電気トラブル
(2)静電気と湿度の関係とは?
(3)静電気対策のコンセプト
(4)器具備品の静電気対策一例
(5)静電気管理基準値のガイドライン
8. 製造現場でのクリーン化技術
(1)持ち込み品の管理
(2)ゴミが見つかり易い隠れたところ
(3)装置と設備の注意点
(4)成形-塗装工程の汚染リスクとクリーン化ポイント
(5)その他
9. クリーン化作業員の教育
(1)クリーン化教育の重要項目
(2)クリーンルームに入ってはいけない人とは
(3)作業員の衛生管理の基本
(4)6Sの見直しと新6S
10. 清掃方法の基本
(1)清掃の種類と用具、特徴は?
(2)掃除の方法(常識的な考え方が基本)
(3)その他のチェックポイント
(4)清掃原則と周期
(5)各清掃方法の除去効果
(6)拭き掃除は一方向に
(7)窓枠の拭き掃除と異物残り
(8)清掃後の異物・塵埃のチェック
(9)LED光源を用いた異物・塵埃の見え方
(10)塵埃のモニタリングおよび可視化の方法
など
(注)項目は変更する場合もあります。
講師紹介
著書
「クリーンルーム作業員教育と維持・日常管理」,㈱技術情報協会(2006)
「クリーンルームだけに頼らない本当のクリーン化技術」,㈱情報機構(2015)
「現場での効果的なクリーン化対策」,R&D支援センター(2017)
「クリーンルーム運用管理事例集」(共著),㈱情報機構(2007)
「帯電の測定方法と静電気障害対策」(共著),サイエンス&テクノロジ(2008)
「最新クリーンルーム運用管理ノウハウ集」(共著),㈱技術情報協会(2009)
「クリーンルームで発生する総合トラブル対策」(共著),技術情報協会(2012) など
活動
①クリーン化技術・静電気対策技術のセミナー・講演多数(日本,韓国,台湾)
②月刊クリーンテクノロジー企画委員(投稿・寄稿など多数)
③ピュリフィケーション研究会元副委員長