分析法バリデーションにおけるデータ解析の考え方,方法,解釈について
具体的な実験データを使い基礎の徹底理解を目指してPC演習を交えて解説する特別セミナー!!
- 講師
スタット・イメージング・ラボ 代表 福田 晃久 先生
グラクソスミスクライン㈱、ノボ ノルディスクファーマ㈱、共和薬品工業㈱品質保証推進部長を経て現職
- 日時
- 会場
- 受講料
- (消費税等込)1名:48,600円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
★6月21日【専門コース】と併せて
2日間受講の場合:受講料(消費税等込)1名:74,520円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:66,960円
- テキスト
受講概要
予備知識
見よう見まねで意味が良く分からなくても、分析法バリデーションの解析を行ったことがあること。 分析法バリデーションをこれから始める方の場合、平均値の差の検定などを(意味は良く分からなくても)使ったこと があること。
習得知識
1)標準偏差の意味と活用の仕方 2)信頼区間の本当の意味 3)分散分析表の見方、解釈 4)併行精度がいくつかの異なったアプローチで求められること 5)室内再現性の評価方法と構成要素 6)直線性の本当の評価方法
持参品
パソコン:Excel(アドイン「分析ツール」インストール済み) パソコンを用意できない場合,講師の演習内容をご覧戴きます。
講師の言葉
分析法バリデーションは統計手法の理解なしに適切に計画、実施、評価ができるものではありません。 統計は数式で理解するよりも、その概念をイメージすることが大切であり、イメージが理解できれば余程の専門家でない限り 数式の理解は重要ではありません。そこで、具体的な実験データを使って、データ解析の考え方、方法、解釈について、演習を 交えながら徹底理解を目指します。もう後戻りはさせません。
プログラム
1.分析法バリデーションに必要な統計の基礎 1)正規分布と標準偏差 2)統計的な距離(規準化)と偏差値 3)信頼区間の本当の意味合い-「真の値を含む確率と言うけれど・・・」 4)ばらつきのばらつき-標準偏差の信頼区間 5)一元配置分散分析 6)相関係数 7)回帰分析 2.分析法バリデーションへの応用 1)併行精度の求め方、あれこれ 2)真度を複数の濃度で求めたときの解析 3)真度と併行精度を同時に求める実験計画 4)室内再現性の求め方、あれこれ-「分散分析を科学する」 5)室内再現性と併行精度を同時に求める実験計画 6)室内再現性の構成要素を分解する 7)室内再現性の信頼区間 8)枝分かれデザイン、どんな時に役に立つのか? 9)相関と回帰(似て非なるもの) 10)相関を科学する 11)回帰を科学する 12)直線性の評価方法(相関係数の落とし穴) 13)回帰診断 14)変数変換の考え方 15)検出限界(3.3σ/Sの意味合い) 16)定量限界 17)頑健性 18)統計と固有技術 3. 特論 1)Satterthwaiteの等価自由度 2)モンテカルロ・シミュレーション入門
講師紹介
<略歴> 1979年 上智大学理工学部 化学科卒(工業物理化学研究室) 1979年 日本グラクソ株式会社(現GSK)入社、今市工場品質管理部配属 1987年 日本科学技術連盟 品質管理ベーシックコースを主席で修了 1988年 日本規格協会 実験計画法セミナー(品質工学)を次席で修了 1991年 日本グラクソ株式会社(現GSK)開発本部 メディカルデータサイエンス部 課長 2001年 グラクソスミスクライン株式会社 製剤研究センター 課長 2003年 ノボ ノルディスクファーマ株式会社 郡山工場 品質管理部/品質保証部 部長 2013年 共和薬品株式会社 信頼性保証本部 本社品質保証部/三田品質保証部/品質保証推進部 部長 2019年 スタット・イメージング・ラボ 代表