働き方改革の面から開発・設計の仕組み,品質向上の仕組み,納期短縮の仕組み,コスト削減の仕組み,
業務効率・生産性向上の仕組み,それぞれの仕組み構築法について具体的に解説する特別セミナー!!
- 講師
伊豫部技術士事務所 所長 技術士(機械部門) 伊豫部 将三 先生
富士重工業(株)に17年間勤務の後独立,150社以上で設計技術部門の業務改善の支援に従事
- 日時
- 会場
- 受講料
- (消費税等込み)1名:48,600円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
- テキスト
受講概要
受講対象
設計・開発部門の部長・課長・マネージャー・グループリーダーなど
セミナーのポイント
1・設計部課長に必要な働き方改革とマネジメントの原則とポイント 2・商品企画・開発設計を効率良く進める仕組み構築法の原則と運用のポイント 3・品質を効率良く向上する設計の仕組み構築法の原則と運用のポイント 4・納期を効率良く短縮する設計を進める仕組み構築法の原則と運用のポイント 5・コストを効率良く安く設計する仕組み構築法の原則と運用のポイント 6・業務効率・生産性を高める設計の仕組み構築法の原則と運用のポイント 7・短期戦力化を効率良く進める教育の仕組み構築法の原則と運用のポイント 8・業務評価の仕組み構築法の原則と運用のポイント 9・働き方改革の原則と運用のポイント
参加のおすすめ
あなたの所では、お客様・ユーザーの要望が有れば、それが無理・難題でも断れない。つい深残業、休日出勤で 止むを得ず即対応を繰り返す。また新興国の低コスト攻勢と市場の短納期要求に追われ、出荷前に十分な技術検証も ままならず開発や設計不備によるクレームの繰り返しと社員の残業・勤務時間の増加に悩んではいませんか ? クレームの約25%は出荷検収後の1ケ月以内に発生し、3ケ月以内では計約40%に、6ケ月以内では 計約50%に、多くの分野で共通の無償保証期間である1年以内では凡そ計70%発生に至る実態があります。 クレーム対策費は多くの企業で売上の2%を越え、原因の70%が開発・設計不具合が占める共通実態があります。 またクレーム処理を始めとする対策で設計技術部門全投入時間の30%が手戻り・後処理作業に費されている実態が あります。 これらクレーム多発繰り返しと残業・勤務時間を低減・削減するには、市場・客先で製品不具合が 発生する以前に適切交換措置できるには、従来の仕組み・取組み法・働き方を大きく変える、つまり改革の必要があります。 例えば加速試験で劣化を10倍に促進すれば、時間を10分の1に縮めて寿命を把握できます。6ケ月は約180日間ですが、 この間にクレームの約50%が発生します。10倍に加速すれば18日間で不具合有無を検証できます。100倍に加速すれば、 わずか2日間の検証で約半年以内の不具合発生有無の事前把握が可能になります。 これらの今まで開発・設計不具合に起因するクレーム等の品質問題は、従来の起きてから対処すれば良いと言う安易な考え方に 基づく出口管理方式で開発や設計へ取り組んでいる結果から生じているもので、これらへの対応法が残業時間多発や年間勤務時間の 増加の主要因です。これらの悪習から脱却しクレーム多発と残業時間を減らし働き方改革を実施・実現するには、クレームを未然に 予防する入口管理方式へ考え方を早急に切り替える必要があります。 出口管理方式とは担当者を先ず決め開発または設計仕様案と計画図または構想図案をまとめさせてからDR会で点検し問題点を 指摘して手戻り、手直しに当たらせる。開発や新規基本設計案をまとめさせてから問題点を指摘して手戻り、手直しに当たらせる。 詳細設計案をまとめさせてから問題点を指摘して手戻り、手直しに当たらせる。出図用図面をまとめさせてから検図で問題点を 指摘して手戻り、手直しに当たらせる。新規開発部分の技術検証でも検証結果を見てから問題点を指摘して手戻り、やり直しに 当たらせる。何れも後から問題点を指摘して手戻り、手直し、やり直しを繰り返す取り組み方法です。そのため何時も日程と時間に 追われ、クレーム予防の充分な対策もできないまま製造と出荷を繰り返し、品質問題多発繰返しと残業時間増加に至るものです。 働き方改革では、DR会が指導的役割を果たし、着手テーマで確保、達成しなければならない要求機能、性能、特性、 設計条件の仕様と計画または構想の骨格と取り組み法・寿命と信頼度達成目標数値を担当者へ事前指導する。開発法と 技術検証法を事前指導する。組立図、出図用図面作成前に品質確保上の注意点を事前指導する。 技術検証実施法の事前指導では特に加速試験法を取り入れ耐久試験過程の中で故障前兆候と故障・損傷・破損で機能喪失に 至る現象の短期把握方法を事前指導で取り組み法を確立する。 加速試験で10倍に加速すれば1年(365日)分を37日間へ、10年(3650日)分を365日間へ、100倍に 加速すれば1年(365日)分を4日間へ、10年(3650日)分を37日間へ短縮が可能となります。 従って出荷前に十分な技術検証へ取り組む時間が無いのではなく、検証取り組み法を替える改革が必要です。 それでも時間が無いと言うのであれば、6ケ月以内に発生する約50%のクレームの防止を出荷前までに対策を実施し、 それ以降に発生するクレームの予防取り組みの技術検証と対策に出荷後の6ケ月間を掛けてチームを解散せず初期流動管理と 併せて取り組めば良いのです。 働き方改革では、開発と設計品クレームの未然予防を最優先とする取り組み法への切り替え、改革が求められています。 前記問題点は、設計の部・課長幹部に必要なマネジメントの役割・実務の要点を十分理解されていないことが主要な原因です。 働き方改革で管理者に必要なマネジメントとは、前記問題点の他に市場で競争力のある商品・製品を企画・開発・設計できる 仕組み、品質を向上する仕組み、納期を短縮する仕組み、コストを安くする仕組み、効率と生産性を高める仕組みを企業と 時代の要求に合わせて構築し、運用し、より改良を継続することが、求められる主な役割です。 今回のセミナーでは、講師のコンサルタントとしての指導体験から、売れる商品企画・開発・設計の仕組み、品質向上の仕組み、 納期短縮の仕組み、コスト低減の仕組み、業務効率・生産性向上の仕組み構築法を働き方改革の面から具体的に分かり易く 解説・指導致します。
プログラム
1・働き方改革と部課長幹部のマネジメント 1-(1)マネジメントとは、時代要求に合った必要な開発・設計の仕組みを創ること 1-(2)創った仕組みを成果がでる様きちんと運用すること 1-(3)仕組みを継続して更により改良すること 2・働き方改革で競争力ある商品企画・開発・設計の仕組み構築法 2-(1)商品企画を効率良く立案する仕組みとステップ 2-(2)開発を効率良く進める仕組みとステップ 2-(3)設計を効率良く進める仕組みとステップ 3・働き方改革で品質を向上する仕組み構築法 3-(1)基本仕様を効率良くまとめる仕組みとステップ 3-(2)途中点検(設計審査・検図)を効率良く進める仕組みとステップ 3-(3)後戻り業務をなくす仕組みとステップ 4・働き方改革で納期をより短縮する仕組み構築法 4-(1)見積りと大日程表を効率良くまとめる仕組みとステップ 4-(2)日程遅れを防止する日程表作成の仕組みとステップ 4-(3)遅延回復対策を効率良く行なう仕組みとステップ 5・働き方改革でコストをより安くする仕組み構築法 5-(1)商品コストを安く設計する仕組みとステップ 5-(2)開発・設計所要コストを安くする仕組みとステップ 5-(3)市販規格品を効率的に活用する仕組みとステップ 6・働き方改革で業務効率・生産性を高める仕組み構築法 6-(1)標準化を時間節約へ役立てる仕組みとステップ 6-(2)外注補助者・協力者を効果的に活用する仕組みとステップ 7・働き方改革で短期戦力化を進める教育の仕組み構築法 7-(1)経験がないテーマへ着手する開発法修得の仕組みとステップ 7-(2)蓄積ノウハウを短期習熟する仕組みとステップ 7-(3)上司・先輩指導負担を軽減する仕組みとステップ 8・働き方改革と業務評価の仕組み構築法 8-(1)業務評価の仕組みとステップ 8-(2)部下自己啓発目標管理の仕組みとステップ 8-(3)後継者育成の仕組みとステップ 9・働き方改革と運用のポイント 9―(1)階層別の増やすべき業務・作業と具体的対策法は 9―(2)階層別の減らすべき業務・作業と具体的対策法は 〇質疑応答およびコンサルテーション
講師紹介
[略歴] 工場生産合理化・IE改善業務、技術開発・製品設計部門・生産技術部門改善等のコンサルタントとして活躍中。 海外企業の指導経験も豊富。(社)日本技術士会・機械部長、理事を歴任。 主な著書に「設計の経験則101」、「設計者の心得と実務101」、「設計のマネジメント101」、「設計の基本仕様51」、 「設計の故障解析51」、「設計の凡ミス退治101」、「設計のムダ退治101」など多数。