外観検査の課題,検査員の選び方と育て方,外観品質基準の設定方法,外観品質の確保,
外観検査データの解析手法と手順について事例を交えて解説する特別セミナー!!
- 講師
エスケイジーマネジメント 代表(技術士・中小企業診断士) 坂田 愼一先生
著書:「品質管理の仕事がわかる本」(同文館出版) 等28冊
- 日時
- 会場
- 受講料
- (消費税等込み)1名:48,600円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
- テキスト
受講概要
予備知識
特になし
習得知識
1)外観検査の課題と問題が把握できる 2)外観検査の曖昧さと対策が明確になる 3)検査テストで検査員の適正が判定できる 4)誤判定(バラツキ、カタヨリ)が修正できる
講師の言葉
外観検査は限度見本の作成や検査員の管理、検査条件などが判定精度に影響します。 特に多品種少量生産などを背景に作業者が外観・目視検査を担当する場合には、判定精度の良し悪しが 外観品質に直接影響します。ところが、外観・目視検査では検査員により判定にバラツキや偏りが起こるので、 曖昧な判定や誤判定を起こす原因となります。これらの原因を適切に処置しなければ、購入品の外観不良流入や、 出荷検査のミスにより顧客クレームを招き、自社の信頼を損ねることにつながりかねません。 本講座では、これらの課題解決に向け、外観検査(パネル)の適正評価および限度見本の設定方法、外観検査 データの解析手法と手順を解説致します。 豊富な事例を通じて、外観検査の正しい進め方と、外観品質の 確保策を習得して頂きます。 外観品質設定の技術者や検査担当、品質管理担当や管理監督者の参加をおすすめします。 講義終了後は、講師による個別相談にも対応します。
プログラム
Ⅰ 外観検査の課題と自社の問題を明確にする 1.外観検査の問題点をチェックする 2.自社における外観検査の課題と問題抽出 3.検査の目的と不良ゼロの取り組み Ⅱ 官能・外観検査の問題点と対応策 1.官能検査の特徴 2.官能検査の曖昧さへの対応 3.外観品質不良のへの対応 Ⅲ パネルの選び方と育て方 1.パネル(検査員)はどんな人を選ぶべきか 2.識別力のあるパネルの選び方 3.パネルの選定(片寄りとバラツキのない) 4.パネルの訓練方法 5.パネルの日常管理 Ⅳ 外観品質基準の設定 1.段階見本の設定 2.限度見本、標準見本のつくり方 3.効果的な限度見本づくりの工夫 4.評価基準一致させるための工夫 5.限度見本がつくれないときの対応策 Ⅴ 検査計画と外観検査の扱い 1.検査段階をどうするか 2.検査ロットの構成と検査個数 3.検査の標準化 Ⅵ 官能検査の評価とデータ解析 1.数量化のポイント 2.データー解析のやり方とポイント 3.官能検査データー解析の方法 ・分散分析を用いたデータ解析例 ・分割表を用いたデータ解析例 ・順位データ解析例 ・評点データ解析例 Ⅶ 質疑応答とまとめ、個別相談 ※個別相談がある方は、参加お申し込み時にその旨を事務局にお伝えください。
講師紹介
工学院大学生産機械工学科卒,ティアック株式会社入社,製造係長,コストセンター長を経て,(株)ジェムコ日本経営入社, 経営コンサルタントとして数多くの企業指導にあたる。平成2年(有)エスケイジーマネジメントを創立,主に開発,資材, 製造の品質向上・コスト改善の実践指導に当たる。韓国・台湾・中国などの国際コンサルティングでも実績を上げ, 約180のプロジェクトを指導し現在に至る。 所属:中小企業大学校講師 公益社団法人大阪府工業協会講師 日本資材管理協会主任研究員