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めっき皮膜のトラブル解決のための

めっきの基礎とめっき皮膜の剥離および密着性向上

エレクトロニクス機械

めっきの析出メカニズムなどのめっきの基礎,めっき皮膜の密着性の評価・分析,剥離対策や密着性向上技術,
  めっき不良のトラブル対策などについて解説する特別セミナー!!

講師

広島工業大学 工学部 機械システム工学科 教授 博士(工学)日野 実 先生
  川崎重工業(株),岡山県工業技術センターを経て,現職

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
(消費税等込み)1名:48,600円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
テキスト

受講概要

予備知識

 めっきおよび材料の基礎知識

習得知識

 1)めっきに関する基礎知識
 2)皮膜の評価分析技術
 3)めっき皮膜の密着性向上技術

講師の言葉

 現在、めっき技術は、自動車や電気・電子産業をはじめ次世代にも発展し続ける産業を支える基盤技術として
その確固たる地位を築いている。
 本講習では、めっきの析出機構や金属材料などの基礎知識ならびにめっき技術に求められる機能や特性について
講演する。また、めっき技術に最も重要な皮膜の密着性について、評価・分析技術を交えながら剥離対策や密着性
向上技術を紹介する。さらに実際の製品における膨れや変色などのめっき不良に関するトラブル対策Q&Aならびに
レーザを応用した接着接合技術、めっきによる水素脆性や最新の評価・分析技術を用いた最近の研究事例について
紹介する。なお、冒頭にものづくりと技術者倫理について、事例を交えながら、その重要性を述べる。

プログラム

1.ものづくりと技術者倫理
 1-1 材料と人間社会の関わり
 1-2 事故の事例紹介
 1-3 技術者倫理の重要性
2.表面処理の種類とめっきの基礎
 2-1 めっきの析出メカニズム
 2-2 めっきの種類
 2-3 金属材料の基礎
3.めっきに求められる機能
 3-1 表面の特性
 3-2 環境対応型めっき技術
 3-3 その他のめっき
4.皮膜の分析技術
 4-1 各種表面分析法の種類とその特徴
 4-2 めっき不良対策に必要な表面・測定技術と実際の適用例
5.めっき皮膜の密着性
 5-1 素材から見ためっき皮膜の密着性
 5-2 めっき皮膜の密着性確保の指針
 5-3 密着性の評価方法
 5-4 無電解Niめっき膜の剥離対策と密着性の改善
 5-5 計算機科学による密着性評価へのアプローチ
 5-6 密着性を向上させる表面処理技術
6.最近の研究事例の紹介
 6-1 接着・接合へのレーザ応用
 6-2 めっきと水素脆性
7.まとめ

講師紹介

 1986年3月 大阪府立大学工学部金属工学科卒業
 1986年4月 川崎重工業にて航空機関連の材料研究に従事
 1989年4月 岡山県工業技術センターに24年間勤務。表面処理や材料に関する地域企業の技術的な支援ならびに
      ものづくりに直結した研究を行う。その間、岡山県立大学連携大学院准教授(併任)
 2013年4月 広島工業大学にて材料力学講座を担当。

 表面処理や金属材料の高機能化に関する研究論文、解説論文、著書など約290編。
 めっきに最も関係する表面技術協会理事、評議員、編集委員、その他、金属関連の多数の学協会の役員を歴任。