課題解決、品質向上、技術向上のセミナーならTH企画セミナーセンター

商品開発・加工法改善などに役立てるための

マルチマテリアル化に向けた製品開発に役立つ
CFRPの成形加工と二次加工および接着・接合技術

化学機械

CFRPの適用事例,CFRPの種類と特徴,CFRPの一般的成形法・機械加工法,特殊な加工法の種類と注意点,
    CFRPの接着・接合技術,CFRP設計上の留意点,CFRP使用の商品開発のヒントについて,
        サンプル品・刃物の回覧,質疑応答を交えて解説する特別セミナー!!

講師

岐阜大学 地域連携スマート金型技術研究センター 兼 Guコンポジット研究センター
   特任教授 博士(工学) 技術士(総合・機械) 労働安全コンサルタント(機械) 深川 仁 先生
    川崎重工業(株)にて複合材部品等の製造・研究開発に従事の後,現職

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
(消費税等込み)1名:48,600円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
テキスト

受講概要

受講対象

 ・自動車・航空機部品メーカーの方で新素材に携わる可能性のある方
 ・CFRPのことを少しだけ知っている方で、何か製品を開発したいとお考えの技術者・企画者
 ・新素材で、何か新しいことを会社ではじめたいとお考えの中小企業経営者・実務者
 ・素材を扱っているが加工のことも知りたいとお考えの方
 ・企業で研究開発をされている方で、新しい加工法を知りたい方
 ・入門レベルから最新技術の紹介まで、皆さんの知りたいニーズを聞きながら話を進めます。
 (事前質問などあれば大歓迎です!)  

予備知識

 CFRPに関して全く知らない方は、次の本をさらっと見てこられることをお勧めします
 「トコトンやさしい炭素繊維の本」 平松徹 日刊工業新聞社 1400+税
 カーボンファイバーのことを知りたい方
     炭素繊維協会ホームページ http://www.carbonfiber.gr.jp/ 

習得知識

 1)CFRPに関して入門者が中級レベルの知識を得られる
 2)新商品開発のヒントが得られる
 3)加工法など生産工程改善のためのヒントが得られる
 4)CFRPでも多くの種類や性質が異なるものがあることがわかる
 5)最適な刃物・工具開発のための手がかりが得られる

質 問

 ・事前質問 歓迎!また,事前に質問を考えてきて下さい

講師の言葉

  近年、マルチマテリアル化という言葉をよく耳にするようになりましたが、その代表的な材料のひとつCFRPについて
詳しく解説します。初めての方もすでにある程度詳しい方もおられるかと思います。また、一般的知識が知りたい方から、
専門的・具体的内容まで知りたい方もおられると思います。これら多様なニーズを持つ皆さんが、少しでも満足戴けますよう、
アレンジしたいと思います。
 従って事前質問などいただけるとありがたいです。 講義では、最新の航空機や自動車の例を中心にCFRP適用事例を紹介し、
CFRPとは何か?を最初にします。
 次に、CFRPの加工法について、一般的成形法から機械加工法、さらに特殊な加工法まで紹介します。その際、多くのCFRP
サンプルや刃物など回覧しますので、触って材料など理解してください。その後、最近関心の高いCFRPの接着・接合技術を
紹介します。
 最後に、設計者に対する留意点やCFRPで新製品を作るならどんなものが考えられるか?のヒントを差し上げます。
 講義後半にできるだけ皆様との質疑応答の時間を設け、ニーズにあった(知りたい)ことを回答したいと思います。
 遠慮なく積極的に質問戴きたく、事前に質問を考えてきて来て下さい。その場で、答えられない事は持帰りメールで回答します。 

プログラム

1. CFRPの適用事例紹介 
 ・航空機産業と航空機用材料の紹介
 ・自動車分野の適用事例
 ・その他産業でのCFRPの使 
2. CFRPの種類と特徴
 ・CFRPの種類
 ・繊維の種類 PAN系とピッチ系
 ・樹脂の種類 熱硬化性と熱可塑性
 ・織り方の種類 
3.CFRPの成形法の種類
 ・CFRPの成形について 各種成形方法と特徴
 ・ハンドレイアップ・VaRTM
 ・プリプレグレイアップ・オートクレーブ成形 
 ・フィラメントワインディング、
 ・SCM ・プレス成形 など
 ・自動積層技術 ロボット適用技術
 ・各種加熱法 ・離型材料 
4.CFRPの2次加工の種類と注意点
 ・各種加工法の紹介
 ・切断とトリム
 ・孔加工
 ・AWJ加工
 ・レーザ加工・ブラスト加工・その他特殊加工法
5.CFRPの接着・接合について
 ・各種接着技術
 ・各種接合技術    
 ・異種材料との接合  
 ・マルチマテリアル化の動向と課題
 ・CFRP設計上の留意点
 ・設計による部品一体化技術
6.CFRPの今後と質疑応答・意見交換
 ・CFRP関連の仕事をするには
 ・CFRPを使った商品開発のヒント
 ・将来の動向  
 ・事前質問の回答など(差し支えないもののみ)

講師紹介

 岐阜県出身 京都大学工学部卒
 川崎重工業㈱ 航空宇宙カンパニーにて約30年
  航空宇宙機器組立・複合材部品製造・研究開発に従事
  (生産技術の研究・現場管理・品質保証・人財教育など)
 H22年岐阜大学に出向 (特任教授として)
  CFRP加工技術の研究開発を実施中
  岐阜大学CFRP研究会 主宰 (31回開催:無料)
  H24年複合材料研究センター設立
  東海広域ナノテクモノづくりクラスタープログラム
  地域イノベーションプログラム・サポインなどに従事
        金型実習講師、各種社会人セミナー講師・講演・執筆など
 H30年より 地域連携スマート金型技術研究センター所属 
  先端材料協会(SAMPE)学生委員
    機械学会・精密工学会・複合材料学会・砥粒加工学会
    航空宇宙学会・プラスチック成形加工学会,SAMPE会員
    日本技術士会会員(元:岐阜県技術士会代表幹事)