課題解決、品質向上、技術向上のセミナーならTH企画セミナーセンター

薬物動態学・薬物速度論の基礎を理解し実務に応用するための

薬物動態学の基礎と実践(PC演習つき)

医薬

薬物動態の吸収,分布,代謝,排泄の基礎,薬物動態パラメータの算出と解釈,薬物動態の解析方法,
コンピュータを使用した速度論解析についてグラフ演習,PC演習を交えてわかりやすく解説する特別セミナー!!

講師

東京薬科大学 薬学部 薬物動態制御学教室 准教授 博士(薬学) 白坂 善之 先生

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

Googlemapでの表示はこちら

受講料
(消費税等込み)1名:48,600円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
テキスト

受講概要

受講対象

 製薬関連企業の研究・開発部門のスタッフ
(新人や勉強したての方々~改めて復習したい方々)

予備知識

 特になし

習得知識

 1)薬物動態の素過程(吸収、分布、代謝、排泄)の基礎知識
 2)薬物動態パラメータの算出と解釈
 3)薬物動態の解析方法
 4)コンピュータを使用した速度論解析

持参品

 USBメモリが使えるPC
  ※Windows搭載でExcelが使用可能なPC(バージョンは問いません)

講師の言葉

 薬物動態学は、薬物が服用された後にどのくらいの血中濃度がどのような時間的推移で現れるかを理論的に計算し、
理解し、そして予測することを目的とした学問です。血中濃度の予測は臨床における薬物投与計画の作成や医薬品の
研究開発 (創薬)などにおいて極めて重要です。
 本セミナーでは、難解で敬遠されがちな薬物動態学・薬物速度論について、入門、基礎、実践と段階的に
わかりやすく解説すると共に、グラフ演習やPC演習を通じて、基礎理論の十分な理解と実務応用への発展に繋げます。

プログラム

1. 薬物動態の素過程
 1-1 膜透過
 1-2 吸収
 1-3 分布
 1-4 代謝
 1-5 排泄
 1-6 薬物相互作用

2. 薬物動態パラメータ
 2-1 CmaxとTmax
 2-2 血中薬物濃度-時間曲線下面積 (AUC)
 2-3 吸収速度と消失速度
 2-4 半減期
 2-5 クリアランス
 2-6 分布容積
 2-7 バイオアベイラビィティ
 2-8 タンパク結合
 2-9 非線形性

3. 薬物動態解析法
 3-1 コンパートメント理論
  3-1-1 コンパートメントモデルの考え方
  3-1-2 パラメータの意味
  3-1-3 パラメータの算出法
  3-1-4 非線形モデルの考え方
  3-1-5 非線形最小二乗法
 3-2 モーメント解析
 3-3 デコンボリューション法
 3-4 生理学的薬物動態モデル

4. 実践薬物動態学
 4-1 グラフ用紙を用いた薬物動態解析
 4-2 エクセルソフトウェアを用いた薬物動態解析
 4-3 薬物相互作用ガイドライン
 4-4 モデリング&シミュレーション

講師紹介

【略歴】
2007年3月 	摂南大学大学院 薬学研究科 博士後期課程 修了
2007年4月	東京理科大学 薬学部 助教
2008年4月	金沢大学 医薬保健研究域薬学系 助教
2012年1月	ワシントン大学 薬学部 客員研究員
2012年1月	日本学術振興会 海外特別研究員
2014年1月	上原記念生命科学財団 リサーチフェロー
2015年1月	東京薬科大学 薬学部 講師
2017年4月	東京薬科大学 薬学部 准教授

【主な受賞歴】
2009年	日本薬剤学会第24年会 最優秀発表者賞
2009年	第34回製剤セミナー Postdoctoral Presentation Award
2013年	APSTJ Global Education Seminar Presentation Award 2013
2013年	10th ISSX Poster Award, Finalist
2015年	平成27年度 日本薬物動態学会 奨励賞
2017年	平成29年度 日本薬剤学会 奨励賞
2018年	平成30年度 日本薬学会 関東支部奨励賞

【所属学会・協会】
日本薬学会
日本薬物動態学会
日本薬剤学会
日本医療薬学会
日本消化吸収学会
米国薬学会 (AAPS)
国際薬物動態学会 (ISSX)
創剤フォーラム
トランスポーター研究会

【役職・活動状況】
日本薬物動態学会 代議員
日本薬剤学会 代議員
日本薬学会 医療薬科学部会 若手世話人
日本薬剤学会 薬剤学編集委員 委員長
日本薬剤学会 薬物相互作用フォーカスグループ 委員
日本薬剤学会 英語セミナー委員会 委員
日韓若手薬剤学研究者ワークショップ 組織委員長
トランスポーター研究会 幹事