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界面活性剤の基礎を理解し、実務に役立てるための

界面・界面活性剤の基礎と最近の研究


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化学医薬

界面活性剤の種類、はたらき、機能、性質、界面活性剤の熱力学、界面化学的諸物性の測定法、
最近の研究についてわかりやすく解説する特別セミナー!!

講師

東京理科大学 工学部 工業化学科 教授 博士(工学) 近藤 行成 先生

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
テキスト

受講概要

予備知識

とくにありませんが、熱力学の基礎を習得されていれば望ましいです。

習得知識

 1) 界面活性剤の基礎を広く習得できる
 2) 表面張力、ギブス吸着等温式、ラプラス圧等、表面の物理化学を習得できる
 3) 界面化学的基礎物性の測定法と原理を習得できる
 4) 最近の界面活性剤研究を知ることができる

講師の言葉

 界面活性剤は極少量で界面の性質を変化させる力を持つ物質です。いずれの製品にも界面が存在し、
そのため界面活性剤を使用していない製品はないと言っても過言ではありません。
 本講義では、界面活性剤の種類やはたらきを概説したのち、界面活性剤の機能・性質や界面化学の熱力学を
分かり易く丁寧に解説します。また、界面化学的諸物性の測定法とそれらの原理を説明するとともに、
最近の界面活性剤研究についても紹介します。

プログラム

1. 界面活性剤とは何か

2. 界面活性剤の分類

3. 界面活性剤の一般的なはたらき
 3.1 アニオン界面活性剤
 3.2 カチオン界面活性剤
 3.3 非イオン界面活性剤
 3.4 両性界面活性剤
 3.5 フッ素系界面活性剤〜何故難燃性なのか?

4. 界面活性剤の需要

5. 界面活性剤の溶解性
 5.1 イオン性界面活性剤の相図とクラフト点(温度)、及びその測定法
 5.2 非イオン性界面活性剤の溶解性と曇点、及びその測定法

6. 表面張力
 6.1 表面張力とは
 6.2 界面活性剤は何故表面張力を下げるのか?
 6.3 ギブス吸着等温式
 6.4 ラプラス圧

7. ぬれ
 7.1 ぬれの種類
 7.2 ぬれやすい表面はよりぬれやすく、ぬれにくい表面はよりぬれにくく・・・
 7.3 付着仕事

8. 界面活性剤分子集合体のかたち
 8.1 臨界充填パラメータ
 8.2 最新のミセル構造

9. 臨界ミセル濃度と測定法

10. ミセル物性の測定法
 10.1 ミセル粒径
  10.1.1 動的光散乱法
  10.1.2 NMR法
 10.2 ミセル会合数
  10.2.1 静的光散乱法
  10.2.2 蛍光消光法
  10.2.3 NMR法

11. 可溶化
 11.1 可溶化能
 11.2 可溶化平衡
 11.3 油がミセルに可溶化される機構

12. 乳化
 12.1 乳化方法
 12.2 乳化系は何故安定でないのか?
 12.3 乳化系の不安定化機構〜クリーミング・オストワルド熟成

13. 最近の界面活性剤研究動向

講師紹介

1995年 東京理科大学理工学研究科 博士後期課程2年次中退
1995年 東京理科大学工学部 助手
2004年〜2005年 米国ウィスコンシン大学マジソン校 在外研究員
2007年 東京理科大学工学部 講師
2010年 東京理科大学工学部 准教授
2015年 東京理科大学工学部 教授

所属学会・協会:
日本化学会・アメリカ化学会・色材協会・日本油化学会

役職・活動状況:
日本化学会 コロイドおよび界面化学部会 現代コロイド・界面化学基礎講座〜界面・コロイドラーニング 講師
日本油化学会 フレッシュマンセミナー 講師
日本画像学会 技術講習会 講師
色材協会 色材IT講座 講師 等